ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

バンドやろうぜ!その54

2015-04-28 12:02:44 | 日記
甲斐バンドが『期間限定』でも『一夜限り』でもなく『再始動』したのは
『HIGHWAY25』の編集作業がきっかけだったようで

その5~6ヶ月の間にメンバーが入れ代わり立ち代わりスタジオにやって来て(笑)
アウトテイクを探して聴き直してたら、当時のことが全部蘇って来て
自然とミーティングみたいになる訳ですよと甲斐さん

そういう中で、バンドとして何かを再確認する感じが出て来たのが『プロセス1』
飛天ライブに甲斐バンドのメンバーは外せないだろうというのが『プロセス2』なんだとか…

もちろん、3年前の再結成で『感触』は掴めてるんだけど
当時は、甲斐バンドのナンバーをアンプラグドでセルフカバーするってテーマだったし

『次にやる時はもうオリジナルしかないからね』と捨てゼリフを残して散らばってたんで(笑)
みんなも判ってたし、テンションの高さも粒が立ってる感じですね

飛天でライブをやるために
音出してリハーサルやってる訳じゃない?
これだったら出来るかも知れないなって思ったし
その時にみんなのスイッチが入っちゃったね(笑)

やっぱり多少アイドリングには時間がかかると思うんだけど
単発で終わる感じじゃないんで…
エンジンが温まって、全体が温まって来たら
相当おもしろくなると思ってるんだけどね

それにしても、飛天の翌月にはもう第一弾シングル発売って早いなあと思ったら
KAIMODEのバイオグラフィーに
10月『突如、甲斐バンドとして書き下ろした最新作のレコーディングを開始する』と書かれてました(笑)

ただ、他の出来事については『〇〇をリリース』とか『●●ツアーがスタート』という風に記載されてるのに
コレだけが『文章』になってるのは、やはり特筆すべき出来事だったのかなと…(笑)

ちなみに甲斐さんはTKさんとのコラボのために東芝EMIからSONYに移籍されたようだけど
違うレコード会社から話があっても『SONYは太っ腹なんで』OKだったんだとか…(笑)

ともあれ『25周年』については『それがどうした』と毒づいておられた甲斐さん(笑)
『ミレニアム・イブ』という時代の区切りには
自分たちの顔なり体力なりを見せておくことがすごく大事だし必要だと話され

例えば、同じ学年のヤツが集まっても
『やっぱりアイツのスタイルってあるよね』ってことがあるでしょ?
この業界も一つのクラスに見立てれば
『同じクラスの中で誰が一番オモシロイ遊び方をするか』
みたいなことを競ってるようなトコがありますから(笑)
甲斐バンドなり甲斐よしひろなりのインパクトがあることはやるべきだろうなと…

ただ個人的には、出来れば穏便にひっそりと21世紀に行きたいなって気持ちが非常に強いんだけど(笑)
でもまあ、21世紀には穏便って言葉はもうないと思うんだよね
弱肉強食化がどんどん進んでいくと思ってるんで

自分のスタイルを自分の言い方で
ハッキリとアピールすることが音楽の裏付けとしてあるというか
甲斐なら甲斐なりの人間の切り口を自分の口で喋って
『それがこの音楽なんだ!』とドーンと叩きつけるみたいな感じかな

今回の甲斐バンドの再結成にしても
『こういうやり方も見せましょう』って感じなんですとおっしゃってます
…でも、これまでもずっとそうなさって来られたように思うんだけど…(笑)

甲斐さんはソロになられてから
『アレンジを一から組み立てて、全部自分でやるというやり方をほとんどやってなかった』そうですが

今回【トレーラー・ハウスで】でやってみたら
自分の匂いってものが全面的に出て来てるみたいで
僕自身このやり方に味をしめたところもあるんです

だから、甲斐バンドでデビューした一番最初の頃のアプローチの仕方に戻るってことで
一つのバンドを決めて、そのメンバーと一緒にスタジオに入って
1曲を何回もリハーサルして組み立てていって
そのままレコーディングまでやってしまうっていうやり方に…

それが僕の本来のやり方な訳だから
そういう一番オーソドックスなところに帰っていいかなあと…
そのやり方はシンプルなんだけど、甲斐よしひろっていう味がハッキリと出て
ある種の迫力が生まれるだろうし、確かなものを気迫を持って作るんだって感じなんだと甲斐さん

ソロ時代には、曲ごとやアルバムごとにミュージシャンを集めてレコーディングなさってたけど
その時でも『スタジオ・ミュージシャンの中でも、よりヒューマンなエモーショナルな人間』を選んでおられたようだし

KAIFIVEは『もっと明解なバンド形態』を求めて
今度は『仲間たち』じゃない方々と結成された訳で

『何故、今、バンドなのか?』と訊かれた際には
『どうもねぇ、みんな上手いスタジオ・ミュージシャンと演ってた方がいいんじゃないかと思ってる節がある』と苦笑いされてたし

甲斐さんの根本にある『バンドの音』というのは
技術云々、上手い下手よりまず『人間同士が作る音』に重きを置かれてるんじゃないかと…

って、やっと記事のタイトルに相応しい内容になって来た(笑)と思ったら
この後、甲斐さんはソロ・ツアー『My Name is KAI』に出られます(笑)
書き始めた時の思惑とは、長さも中身も大きく変わってしまったけど(爆)
引き続き宜しくお願い致します♪
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