ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

気になる記事7

2015-05-31 15:00:07 | 日記
本の『あとがき』や『解説』には
本文よりも本音や思わぬ視点があって面白いと田家秀樹さん

今回は、甲斐バンドファンの皆さんにはお馴染みの田家さんが
『照和伝説』の著者・富澤一誠さんの『あとがき』について書かれた記事です

『ニューミュージック論争』なる論争で…某氏が若者の政治的無関心を指摘された際に
富澤さんが『つま恋で拓郎が国会に行こうと言えば、6万人は行っただろう』と
話されているのをご覧になり『呆然としたことがあった』(笑)そうで

その後、書店や情報誌でお名前を見かけられ
富澤さんの著書をお読みになったんだとか…

ちなみに、その情報誌の中の『週間ベストセラー』が目に留まったのは
『彼の本が、どこかの地方書店を中心にランクされているのを見て、へぇ…と思った』かららしく

続けて…『もっとも、その上に甲斐よしひろの荒馬のようにがあってナットクした』と書かれてます(笑)
この記事を書かれた頃は
それこそ甲斐さんが『国会に行こう』とおっしゃれば
飛んで行かれたお一人だったんでしょうね(笑)

ともあれ、富澤さんの『あとがき』は面白いと田家さん
『フォーク対談集』は『インタビュー集ではなくてあくまでも対談集である』と始まり
『ここにあるのは、その時の僕(富澤一誠)と諸氏の偽らざるオシャベリということだ』

『この本を読んで多少なりとも僕もあなたも若いということがわかれば
筆者としてこれほどの幸福はない』と結ばれてるらしいんだけど

田家さんは『インタビューと対談の違いやら素朴な疑問はあるのだが』(笑)
何よりも『自分の署名のある文の中の一人称は自分のことに決まっているのに(笑)
わざわざ自分の名をつけ加えるのはご丁寧だ』
…って『面白い』の意味を取り違えてました(爆)

『ニューミュージックの衝撃』には、2ページ以上に渡って
なぜ自分がこの本を書いたかの説明がされ
音楽評論家の地位の低さと、音楽評論家という人種には
『箸にも棒にもかからぬ輩』が多いと嘆いた後(笑)

『書く方法は、尊敬するルポライター・沢木耕太郎氏のような
ルポルタージュしかないと思った』
『大宅賞をとる気構えで、僕は己の存在証明を賭けて書き続けた
今、その集大成としてこの本が存在する』

『この本は、28歳の音楽評論家が書いたニューミュージックに関する
初めての長編ルポルタージュである』という文を抜粋されて

田家さんいわく…『集大成』や『28歳の…』のくだりを
本人が言っているのだから恐れいる(笑)

さらに『松山千春・さすらいの青春』では
『今から4年ほど前に僕は【俺の井上陽水】という本を書いた
タイトル通り【俺】つまり、僕の思い入れがたっぷりと
陽水の生きざまにかぶさった異色の人物論だった』

『俺の陽水、俺と陽水…常に俺と陽水が同等に対比するところに
この本の価値はあった』と書かれているらしく
田家さんは『自分の本を自分で、異色の人物論と評価し
価値を認める人も珍しい』とおっしゃってます(笑)

また『拓郎、陽水しかいない』と書いておきながら
平気で『時代とズレてしまった』とも書けるのが不可解でもあると…(笑)
まあ、今なら少し理解なさってるかも知れませんが…(苦笑)

『この人がいかに大家然としようとしているか
某作家が原稿の終わりにサインする時に恍惚とした表情をしていたらしいが
この人もあとがきを書いている表情が見えそうだ』

『彼にとってアーティストは【同好の士】だったり
時代を共に生きる【同志】ではないのか』とまで書かれたあげく

『彼の本には参考文献が細密に記入されている
あとがきの次のページだ(笑)
終わりの1ページまで楽しませてくれる本も数少ない
是非一読をおすすめする』と結ばれてます(爆)

以前にも触れましたが…奥さんはこの方の評論が大キライらしいんだけど(苦笑)
この記事を読むと『ああ…』とナットク出来るような気が…(笑)

この調子で『俺の甲斐バンド』やら『俺と甲斐よしひろ』なんて書かれたら
奥さんが怒りにうち震えることは間違いないでしょう(笑)

『書き手の顔が見える文章』って表現は、良い意味ばかりではないんですね(汗)
願わくはこのブログが、違う意味で『面白い』と言われませんように…(苦笑)

最後になりましたが、今月も読んで下さった皆さま
有難うございました!m(_ _)m
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