ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

久しぶりにお勉強?その5

2013-11-08 12:14:45 | 日記
甲斐さんいわく…

レコーディングっていうのは
70%のスタジオワークと
30%の忍耐と明確な見え方というのが絶対必要なんだけど

ライブっていうのは
多少リズムがヨレてもラフでも
絶対スピリットが一番でないと
他人の胸を熱くすることはできないと思ってる

生き方のアピールは
いつもステージでやって来たけど
やっぱり良いレコードを作ってプレゼンをしないと
何年も生きられないよ

でも、時間をかけて
ツアーも休んでまで作ったアルバムの中身が
ボロボロだったら意味がない

今まで自分たちでやって来た音作りに限界があった
外部から何人かの人間を入れても
細かい部分まで指定してたし…

でも、レコーディングは
明確な指示が出来るプロデューサーと
明確な考えを持ったエンジニアが
ちゃんと一つの仕事をやらないと無理なんだよね

有能なディレクターに会ってない
可哀想なバンドのプロデューサーだったんだ(笑)

俺は、曲が強ければ
良い音でも悪い音でもいいと思ってるところがある

何もしなくても強く感じられる曲もあるけど
曲の強さを感じさせるのは、ミキサーだから…

そのボブ・クリアマウンテンが【虜】を手掛けた後に

『もし、Kaiが次もやりたいと言えば僕はいつでもOKだ』と言ったそうだ♪

甲斐バンドがパワーステーションに到着した時は
ストーンズのレコーディングが押していて
待ちぼうけを食らったようだけど(苦笑)

【ラブ・マイナス・ゼロ】の時には
2年先でないとスケジュールが取れないほど
売れっ子のミキサーが社交辞令ではなく
甲斐バンドのために時間を割いてくれたという

この時に待ちぼうけだったのは
ソロアルバムを作りに来たミック・ジャガーだったんですよね(笑)

ちなみに…ミックから
『サンキュー!ジャパニーズ』のメッセージと
紅茶セットを贈られた話は有名ですけど

甲斐さんは、ミックに何かプレゼントしたんでしょうか?(笑)


エンジニア・ボブの特集番組で
甲斐バンドの曲が流されたり
イギリスEMIから、リリースのオファーが来たり

何よりもボブ自身が
『何故アメリカで出さないんだ?』と言うくらい
クオリティーの高い音楽だったのに

甲斐さんいわく…

日本では1度じゃ判らない
同じことを3回やらないと…(笑)
僕は、2回で判ると踏んでたのに(爆)

でも3回やると、急に先駆者になるんだよね(爆)

アルバムは日本語でしか発売したくないという甲斐さん
『絶対、英語ヘタだもの(笑)』と
笑っておられたらしいけど
ホントの理由は違うように思えますね(笑)


余談ですが…

【虜】のレコーディングで渡米した際は
かなり悲壮な覚悟で挑まれたせいか?
ほとんどスタジオとホテルの往復だけで

甲斐さんが出掛けたのは
ストーンズ所縁のイースト・ビレッジのバーと
ブルックリン大橋、古着屋街だけだったらしい

その古着屋で買った
コート姿のジャケ写がありましたよね♪

夜7時半から翌朝8時まで
1日2曲ずつの作業を終えた後に
24時間営業のレストランでビールを飲んで帰る毎日(汗)

甲斐さんが飲まれていたという『アムステル』は
スペンサーがいつも飲んでいるビールだそうだ(笑)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする