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2004年から2018年まで活動した洗足学園音楽大学・延原ゼミの活動の様子を写真を交えて紹介しています。

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン、絶賛練習中(2)

2017-04-27 07:27:27 | 活動報告


授業中に演奏を披露したのは、
5月5日(金祝)14:00〜14:30に丸の内オアゾ・おお広場で出演する、
ヴァイオリンの橘純子さん、サックスの西村麻衣さん、
そしてピアノの末次実玲さんの3名です。
この編成で演奏するのはマルク・エイシェンヌ作曲
「カンティレーヌとダンス」です。

この曲は、この珍しい編成で成功しているオリジナルで、
今回のラ・フォル・ジュルネのテーマ「La Danse」にも合います。
この他にもサン=サーンスの「死の舞踏」、
ストラヴィンスキーの「イタリア組曲」より第1、2、3曲を、
橘、末次で演奏します!



授業で演奏するのは意外と緊張するという、
疲労困憊の橘純子こと、たっち。
授業のオーケストラ・オーディションが多く、忙しい状況です。



バランスも考え、いつも安定した演奏を見せる麻衣さん。
お昼を抜きで挑んだ演奏の後は燃料充填。



どんな曲でもそのスタイルに合った感性が光ります。
実玲さんは卒業して3年目、ゼミ7年目ですが今だにエキスパート。

さぁ、練習はまだまだこれからも続きます!

なかなか細かくて探せないくらいのコンサートスケジュールですが、
いちばん右側の方の会場・丸の内オアゾのところです!
どうぞ連休の中、応援にいらして下さい!



詳しくはこちら

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン、絶賛練習中(1)

2017-04-21 11:36:01 | 活動報告
5月4日(木)12時30分に丸の内オアゾ・おお広場で行う、
弦楽アンサンブルグループの練習が盛り上がってきました。
この日はレスピーギ作曲「リュートのための古風なアリアと舞曲 第3組曲」、
川田知子先生がいらして下さりご指導を受けました!



















この写真のファーストヴァイオリンは、左から筆氏くららさん、雨川笑子さん、
セカンドヴァイオリンは、川﨑春奈さん、奥は関根悠生さんです。

全てのメンバーは、
ヴァイオリン:筆氏 くらら、粟國 夏音、川﨑 春奈、佐藤 早絵、
雨川 笑子、北川 乃梨子、関根 悠生、髙橋 沙織、
ヴィオラ:後藤 悠太、林 桃子、有福 佑依
チェロ:佐伯 江梨花、橋本 総司
コントラバス:後藤 由紀子

今年もゼミ写真を撮影しました!
これでも欠席者が多くだいぶ足りず大所帯です!
でも、皆いい顔しているし、本当にいいゼミ生が集まりました!
今年も頑張るぜ!







「奏春譜2017」個性的で楽しいエレクトーン奏者たち(番外編)

2017-04-10 23:19:24 | 活動報告
2017年度のゼミもいよいよ始動します!
毎年のことですが、今回もカラーが変わりそうです。
若返る感じでしょうか!?



年度末に行ったコンサート「奏春譜2017」の余韻があります。
今のエレクトーンシティ渋谷の閉鎖に伴い、
外部に置ける電子オルガンを入れたコンサートの開催が難しくなりました。
電子オルガンのある会場は少なく、
レンタルや運搬には費用もかかります。
でも電子オルガン4年生の演奏にかける思いや、音楽は熱いのです!



異国情緒の漂う独自の世界をつくる清水渚沙さん(なぎ)は、
意外とシャイなのだけど愛も語ってましたね(笑)

シャイな表現者の動画



とちおとめも好きですがクリームチーズ醤油漬けも好きな、
田村李奈さんのPVをつくってみました!

2コマ動画「たむんちょのクリームチーズ醤油漬け」第1話

2コマ動画「たむんちょのクリームチーズ醤油漬け」第2話

写真の整理がなかなかおぼつかないのですが、
少しずつアルバム化していっています。
写真を整理する前にデータをパソコンと共に消失するなど、
写真のたくさんないコンサートもあったりしていますが、
2015年の「紅白音合戦2015」2016年の幕張テクノガーデン・アトリウムコンサート、
2つのコンサートのアルバムを作成しました。
本当にささやかなアルバムにもなってきましたが、
過去の写真はこちらから見ることができます。
またより以前のアルバムは以前のホームページからも見ることができます。
フラッシュを使用しているためパソコンからご覧になることをお奨めします。

ゼミガイダンス、盛りだくさんに終了!

2017-04-05 09:41:34 | 活動報告


存在感を放てるのは演奏家として大事なこと、
昨年は演奏、今年は新入生にちょっと一言、
そんな橘純子ことたっちが和やかな雰囲気にしてくれました!



今年も応援に来てくれる本当に頼もしいゼミのOBOGがいます。
入試センターの平泉奏さんは年齢的にはひとまわり上の先輩になりますが、
毎年このガイダンスではゼミの応援に来てくれます。



同じく入試センターの安本夏海さんかクラリネット、
すでに入学するまでのつながりが新入生とあることでは、
知り合いの良きお姉さん的存在、空気が柔くなりました!



おもてなしの演奏、
ストラヴィンスキーのイタリア組曲より第6曲フィナーレは2分強の楽曲、
これが音楽大学という、選曲と演奏は新入生の記憶に残ったことと思います。

ゼミガイダンスは本当に短い時間で色々盛り込むので本当に難しいですね。
前のゼミの流れから押して始まったガイダンス、
DVDの投影は予定の半分くらいしかできなかったり、
準備時間やその時の流れで教室の空気が出来上がりますが、
簡単な説明、演奏、お話と進むにつれ構成感がつくれたことはよかったです。



今日のいちばんの収穫はガイダンス後恒例の打ち上げだったかもしれません。
ここで普段はそんなにお話する機会がないゼミ生同士も、
音楽について話をし意識を共有できる時間が持てました。
ゼミには同じコンサートを目標として、
自分の音楽観について語り合うことができる、
音楽を志す者として本当に必要不可欠な場があります!

いよいよ、ゼミガイダンス!

2017-04-03 20:20:17 | 活動報告
4日は演奏会実習ゼミガイダンスがあります!
延原ゼミは16:20よりC301室で行われます。
他にもゼミ生は参加するのですが、
今回は、この二人がガイダンスのメインとして新入生を迎えます!
最近このブログの掲載率の高いヴァイオリン2年生の髙橋沙織さん(右)、
そしてピアノ3年生の有泉香里さん(左)です。
どんな二人か写真で紹介しましょう!


二人の間に見えるのは「注意」!


二人の上に見えるのは溝の口を代表する「のんき」?

そんな二人にご注目下さい!

本日は入学式が行われました。
明日から週末まではオリエンテーションが続き、
いよいよ来週からは授業やレッスンが始まります。

「奏春譜2017」個性的で楽しいエレクトーン奏者たち(4)/アンケート結果

2017-04-02 16:33:33 | 活動報告


卒業して1年、やはり変化を遂げていました。
ジャズの起源のひとつでもあるビバップ、ハインツ・フォン・ヘルマン作曲
Last Eriendsを演奏したのは、高橋里子さんです。
在学中はポップスを中心にクラシックも演奏していた高橋さんですが、
ジャズはまた新しい挑戦だったことと思います。

この3月末に行う「奏春譜」恒例のセレモニーがあります。
それは、この日に参加した卒業生を紹介することです。
この日は、サクソフォーンを何と首席で卒業した西村麻衣さん、
それに前回の記事で紹介の佐藤さんと菅田さんです。







2016年度はゼミにサクソフォーンが17名在籍しており、
まさにひしめき合っていたのですが、
ゼミから首席卒業者が出ることはやはり嬉しいことです!

アンケート結果です。

●本日の演奏・曲目で良かったものは何でしょうか。
カリンニコフ作曲 交響曲第2番イ長調より第4楽章 2
田村李奈作曲 ALIVE 5
高嶋圭子作曲 「春を呼ぶ声を聞く」より第3曲「桜」 3
清水渚沙作曲 Raqs Shargi 5
ドビュッシー作曲 「海」より「風と海の対話」 2
ベートーヴェン作曲 ヴァイオリンソナタ第5番へ長調作品24より第1楽章 4
菅田良奈作曲 sunflower 6
佐藤梨乃作曲 Flap wids 6
グラズノフ作曲 アルトサクソフォーンと弦楽のための協奏曲 7
ベダール作曲 ファンタジー 5
ハインツ・フォン・ヘルマン作曲 Last Friends 7
プーランク作曲 バレエ音楽「牝鹿」より第1曲「ロンド」 4
ゴーベール作曲 交響的小品 5
ベルガモ作曲 答のない質問 5

●司会者(延原先生)やスタッフ。進行につきましてひと言お願い致します。
先生のお話をいつも楽しみにしております。
今日も演奏者の様子がわかり楽しく聞かせていただきました。
一人一人の個性がわかる司会の進め方が良かった。
解説が入っていてわかりやすかった。
わかりやすい解説でとても良かった。
延原先生の演奏者(教え子さん)達、音楽に対する愛情が伝わってきました。
スタッフさん、さりげなくスムーズ。
エレクトーンの奏法の説明は興味深かったです。
とても明るい印象で良かったです。
スタッフの方もスムーズでした。
親切で動作がきびきびしていて気持ちがよいです。

●このようなコンサートの開催についてどのようにお感じになりましたか?
エレクトーンの演奏を初めて聴きました。
一台でいろいろな音を楽しむことができ表現力も皆さんあって楽しかったです。
エレクトーンだけでなく、サックス、ピアノ、トロンボーンの演奏もあり、
楽しく聴けました。
とても良いと思った。それぞれに伝わってくるものが感じられました。
エレクトーンの多様性、すばらしさを知りました。
いろいろな楽器、曲、毎回楽しみにしております。応援しています。
聴きやすい環境でとても良かったです。
様々なジャンルの音楽(クラシック、ポップス、ジャズ等)が聴けて楽しいです。
自作自演が多く取り上げられましたが、音楽進展のためにも良いことだと思います。
各人それぞれが独自の世界を持っていて面白かったです。
良いと思う。

〈常連様より〉
●カリンニコフ作曲 交響曲第2番イ長調より第4楽章について
ロシアの交響曲の壮麗さがよく表現されています。
イントロと中間に現れるゆったりと開いた部分が快いです。
●田村李奈作曲 ALIVEについて
ちょっと不気味なイントロですが、急に激しくPOP調の乗りに移る変化が面白いです。
演奏者自身がとても楽しそう。
●高嶋圭子作曲 「春を呼ぶ声を聞く」より第3曲「桜」について
「春を呼ぶ声を聞く」とは今の季節に合います。
トロンボーンの儚げな響きが、大震災後の困難な道のりを感じさせます。
●清水渚沙作曲 Raqs Shargiについて
神秘的で謎めいた東洋音楽の雰囲気が良く出されています。
インドの古典舞踊音楽を聴いているようです。
●ドビュッシー作曲 「海」より「風と海の対話」について
時々刻々と変化する海の様子がよく表現されています。
印象派の海の絵を見ているよう。
エレクトーンの演奏がオーケストラの演奏より鮮明な色彩に感じます。
●ベートーヴェン作曲 ヴァイオリンソナタ第5番へ長調作品24より第1楽章について
春の浮き立つ気分がよく表現されています。
ヴァイオリンの音色が明るく伸びやかです。
ピアノとヴァイオリンが楽しい語らいをしているようで、とてもいいです。
●菅田良奈作曲 sunflowerについて
"ヒマワリ"と言うよりも高原の爽やかな風と空気を感じさせます。
爽やか系の映画か、テレビドラマ、アニメのテーマ曲に使われそう。
●佐藤梨乃作曲 Flap widsについて
鳥のように大空へ羽ばたこうとする意志を感じます。
エレクトーンの音色が大空の無限の広さを感じさせます。
●グラズノフ作曲 アルトサクソフォーンと弦楽のための協奏曲について
骨太で息の長いサクソフォーンの特色が十分に発揮されていました。
サクソフォーンの音色もトゲトゲしくなく柔和で美しい。
エレクトーンとのバランスも良いです。
●ベダール作曲 ファンタジーについて
サクソフォーンが歯切れよくキビキビしていて、
ちょっとコミカルなところもあって魅力的です。都会の喧騒さえ感じさせます。
●ハインツ・フォン・ヘルマン作曲 Last Friendsについて
ジャズの軽快なリズムに乗った楽しさに溢れています。
ジャズビッグバンド全盛期の雰囲気を感じさせます。
●プーランク作曲 バレエ音楽「牝鹿」より第1曲「ロンド」について
バレエ曲の躍動感に溢れています。
バレエ「牝鹿」はバレエ・リュスの演目ですが、
とてもファンタジックでロマンチックであろうと想像します。
●ゴーベール作曲 交響的小品について
トロンボーンの朗々とした音色が快いです。フランス的な洗練さを感じさせます。
●ベルガモ作曲 答のない質問について
サクソフォンの流麗な響きは美しいのですが、どことなくもの寂しさを感じます。
ピアノ伴奏がそれを助長させます。東欧音楽の特色なのでしょうか。

「奏春譜2017」個性的で楽しいエレクトーン奏者たち(3)

2017-04-01 09:37:30 | 活動報告


ついこの前卒業した二人。
長くて短い3年の間、それでも後で振り返れば、
大学生活の3年はかなりの思い出です。

佐藤梨乃さんはポップスの自作を中心に、
独自の音楽感を持っていることが持ち味です。
今回の「Flap Wings」は今までの中でも突出していました。
音色やイメージの切り替えを含み構成がよく、
エレクトーンとしての持ち味を出していました。



菅田良奈(すがたらな)さんも卒業です。
「sunflower」は彼女らしい明るい作品です。
タイトルのひまわりがパッと開いたイメージという、
サビの部分は菅田ワールド全開といったところです。

エレクトーンの人たちの作曲した曲のタイトルは、
日本語がないのはどうしてなのか?と佐藤さんに尋ねたところ、
「ダサいから?」という答が返ってきました。
エレクトーン特有の世界を感じました。



卒業後はエレクトーンの講師、また教員になるとのこと、
エレクトーン独自の創作力や一から作るオリジナリティは、
他の人とは異なった特技でもあるわけで、
ぜひその特技を活かした人生を歩んでもらいたいと祈ります。



さて、新年度が始まりました!
新たな門出、また新たな仲間を迎えます。

今年度の予定も決まってきました!

4月4日(火)16:20~16:30 C301室
延原ゼミ 演奏会実習ガイダンス
ストラヴィンスキー作曲 イタリア組曲 より第6曲フィナーレ

5月4日(木祝)ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2017 エリアコンサート
      《弦楽合奏》
12:30-13:00 丸の内オアゾ ◯◯(おお)広場
      レスピーギ作曲 リュートのための古風な舞曲とアリア 第3組曲
      バルトーク作曲 ルーマニア民俗舞曲 Sz.56

5月5日(金祝)ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2017 エリアコンサート
      《ヴァイオリン、ピアノ、サックス》
14:00-14:30 丸の内オアゾ ◯◯(おお)広場
      サン=サーンス作曲 死の舞踏 作品70
      ストラヴィンスキー作曲 イタリア組曲 より第1、2、3曲
      エイシェンヌ作曲 カンティレーヌとダンス

5月6日(土) ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2017 エリアコンサート
      《2フルート、ピアノ、4クラリネット》
14:00-14:30 丸の内オアゾ ◯◯(おお)広場
      グルック作曲 精霊の踊り
      ショッカー作曲 3つのダンス
      ヒケティック作曲 3つのラテンダンス
      作曲者不詳 クラリネットポルカ

6月4日(日)夢詩夏2017《全体公演》
19:00開演[18:30開場]ミューザ川崎 市民交流室

「奏春譜2017」個性的で楽しいエレクトーン奏者たち(2)

2017-03-29 10:17:10 | 活動報告


エレクトーンシティでは2台のアンサンブルもできます。
この日演奏した2台によるオーケストラ曲は、
カリンニコフ作曲 交響曲第2番より第4楽章です。

何ともレアな選曲です。
エレクトーン奏者におけるクラシックの選曲はレアです。
しかも適度に短くして自分流にアレンジしてしまいます。

この曲も含め民族楽派としてのロシアの作曲家は、
オーケストラとしてサーカスみたいなことをちょいちょい入れてきます。
時に金管楽器、この曲は弦楽器もすごい。
曲の終盤にそれが出てくるのですが、
この曲の最後は果たして本当に演奏できるのか!?
弾けないとか間に合わないとか言ってカットしてしまったら、
この曲を選ぶ意味があるのかな?と当日までドキドキ。



弦楽器がものすごいスピードで指を回すところがあるのですが、
そのパートを受け持っているのは上手側の奏者、伊久美里歩さん。
そこはサーカス注)が得意な昨年卒業の伊久美さん、結果は弾きました。
カットしなくてよかったです。
注)正確には「サーカスみたいな演奏」で、一輪車に乗ったりはしません。



ソロでもお得意のドビュッシー「海」より「風と海の対話」を演奏した、
今度4年生になるとてもクリエーターな大熊美子(みこ)さんです。
この「海」でも実際のオーケストラよりもクリアに聴こえる箇所があり、
選曲や音づくりそのもののイメージ(妄想)が冴えています。
特に、オーケストラ全体ではそれほど聴こえてこないこともある、
弦楽器のトレモロやピチカートがエレクトーンでは、
顕微鏡で拡大されたかのようにその効果を鮮やかに出すことができます。



伊久美さんもソロではレパートリーのプーランク、
「牝鹿」より第1曲ロンドを演奏しました。
1人で弾けるオーケストラ曲として完成度があります。注)
注)清水カメラマンはいいタイミングを逃しません。


注1)注2)注3)注4)

大熊、伊久美の二人、クリエーターなので、
演奏におけるイメージ(妄想)の完成度がいつも高いのです。
演奏している時は表向きのピュアな感じですが、
ストッパーが外れるとその反動はクリエーター特有、常軌を逸しているのでした(笑)

注1)楽しい打ち上げの様子です。
注2)大熊さんは見た目ほどそんなに飲みすぎではありません。
注3)掲載は大熊さんのたってのお願いです。
注4)伊久美さんの不敵な笑みはなかなかです。

「奏春譜2017」個性的で楽しいエレクトーン奏者たち(1)

2017-03-28 02:30:39 | 活動報告


コンサート「奏春譜2017」は自作自演が多く、
直前までどんな曲が出てくるのかわからなかったのですが、
今回は7人のそれぞれが異なるスタイルを持っていて、
やりたいこともよくわかった楽しい時間になりました!

即興的なパッセージをうまく操り、
音や奏法などで聴く人を惹きつけた田村李奈さんの「ALIVE」は、
幻想的なイントロから主部への導入も魅力的でした!
栃木県出身とちおとめパワーで圧倒しました!



多国籍な音楽で、壺からヘビでも出しそうな勢いは、
民俗楽器の音と空気を出していた清水渚沙さんで、
アラビアが語源の「Raqs Shargi」というタイトルのこの曲では、
民俗金属打楽器を叩きながら客席から入場、
その打楽器と同じ音をエレクトーンで奏して始まる、
期待どおりの楽しさを振りまいていました!



リハーサル中の清水さん、貞子とは関係ありません(笑)



清水さんは、大学の演奏会ではIT統括部の配下で、
時折演奏会の写真を撮っているとのことです。
本番中も急遽演奏中の写真を撮ってもらうことにしました。
いつもになくとてもいい写真の数々が撮れましたので、
このシリーズでできるだけ公開したいと思います。
ただ、さすがに自分の演奏中の写真が撮れないのは残念で、
清水さんの写真はこの前日のリハーサルのものしかありません。



ややお疲れ!?
大きな眼鏡がトレードマークの清水さんですが、
コンサート当日に眼鏡を外してメイクした横顔は、
美人すぎて誰かわかりませんでしたよ!残念ながら写真はありません。

まもなく「奏春譜2017」!

2017-03-23 09:12:48 | 活動報告


今年も年度末、桜の咲く頃に行うコンサート、
「奏春譜」の季節になってきました。
一昨日に卒業式が終わり、卒業生にとっては、
今年度最後のコンサートになります。

そんな中、1年生(新2年生)の存在が際立って来ました。
仙台出身で幼稚園からずっと同じ学校を生きて来たという、
すごい話をする二人が、
このヴァイオリンの髙橋沙織さんとピアノの稲村彩夏さんです!
髙橋さんは何度かこのブログで紹介してきましたが、
稲村さんは次年度から延ゼミ生ということで先行露出です(笑)



二人が演奏するのは、かの名曲、
ベートーヴェンのスプリングソナタより第1楽章です。
ヴァイオリンの曲としてはたいへん演奏頻度が高いのですが、
聴いている側の春の明るさとは違って演奏する側は緩くないのです。



髙橋さんはヴァイオリンの先生から、その演奏についていみじくも、
「あんかけ焼そばみたいな演奏」とのご講評をいただき、
思わず「美味しそう〜」と思ったものの、すぐに、
「これは褒められていないな」と感じたそうです(笑)

そんな「あんかけ焼そば」から脱するべく、
今日も怒涛の練習に励む髙橋・稲村ペアでした。



新年度のことも進んでいます。
まず、新年度に入ってすぐにあるのがゼミガイダンスです。
新入生にゼミを紹介するイヴェントです。
4月4日(水)
16:20〜16:30 洗足学園音楽大学C301室

延原ゼミのガイダンスはいろいろ詰まっていて楽しいですよ。
この髙橋さんも来ます!
新入生は一見の価値ありです!会いに来て下さい!
どうぞどうぞ!

仙台復興支援公演を終えて(2)

2017-03-20 17:34:15 | 活動報告


閖上地区はその7割が津波で流されたと聞きます。
その閖上地区の甚大な被害に思いを馳せ、
ぜひ伺いたいと思いました。
この2日目に訪れたゆりあげ港朝市には鉄道やバスの交通手段がなく、
タクシーでしか行くことはできませんでした。
名取駅から高速・仙台東部道路を越えた途端に更地が広がります。
しかし、途中わずかに真新しい住宅もあります。
閖上港近くになって、震災の慰霊碑が現れました。
944名の方のご芳名が記されているそうです。

震災後にできた閖上浜に最も近い駅・美田園は、
震災前にはなかった地名で今は新築の住宅が散見できます。
綺麗な住宅はあるものの人はほとんどいない極めて静かな日曜日でした。

ただ6年が経った今、復興支援公演を行っているうちにわかったこと、
それはすでに多くの同様のコンサートがたくさん行われ、
被災地の方や関係者の方がそのコンサートを、
真に復興支援とはピュアに受け取めていないことがあることです。
復興支援と言いつつもいろいろなものがあると思います。
まして私たちは予算上一度も訪れないで公演をしようとするのですから、
どんなつもりで何が目的かはより分かりにくいでしょう。

そんな中、そこで見ている人がどんなに少なくても、
演奏する環境がどのような状態であってもできることを考えました。
今回2名の音響デザインコース生が参加し、撮影録音を行いました。
もちろん普通のコンサートではなく、結果的には編集する短い動画です。
音楽を採り入れた今の閖上を紹介できればと思うのです。

動画目的のフラッシュモブ撮影を約1時間半、
同じ曲目を何度も何度も角度を変えたり人数を変えたりしながら演奏、
それでも来るお客が変われば絶えず拍手がきたり、
興味を持って足を止めてくださる方がいらっしゃいました。



曲の最初のソロを吹いた日比野君、
そこにいらした方からしきりに何か話かけられています。
私たちが具体的に何をやっているかわからないかもしれませんが、
本気で一生懸命やっている姿を見て話しかけてくださるおばさん、
いつもどこにもいらして、やってよかったとありがたくなります。
でも、本当は何の話をしていたのでしょうか?

次のコンサート「奏春譜2017」が迫ってきました。
YAMAHAエレクトーンシティ渋谷で24日16時開演の、
エレクトーンと生楽器の聴き比べができるコンサートです。
昨年で閉鎖されるはずのこの会場での最後のコンサートです。
入場料500円ですが、当日券もあります。

1.カリンニコフ作曲 交響曲第2番イ長調 より第4楽章
 エレクトーン 伊久美里歩、大熊美子

2.田村李奈作曲 ALIVE
 エレクトーン 田村李奈

3.高嶋圭子作曲 春を呼ぶ声を聞く より第3曲「桜」
 トロンボーン 日比野龍人、荒谷悠斗 ピアノ 佐藤文香

4.清水渚沙作曲 Raqs Shargi
 エレクトーン 清水渚沙

5.ドビュッシー作曲 交響詩「海」より「風と海の対話」
 エレクトーン 大熊美子

6.ベートーヴェン作曲 ヴァイオリンソナタ第5番 へ長調作品24より第1楽章
 ヴァイオリン 髙橋沙織 ピアノ 稲村彩夏

7.菅田良奈作曲 sunflower
 エレクトーン 菅田良奈

8.佐藤梨乃作曲 Flap winds
 エレクトーン 佐藤梨乃

9.グラズノフ作曲 アルトサクソフォーンと弦楽のための協奏曲
 サクソフォン 金子葵 エレクトーン 大熊美子、田村李奈

10.ベダール作曲 ファンタジー
 サクソフォン 西村麻衣 ピアノ 加藤直子

11.ハインツ・フォン・ヘルマン作曲 Last Friends
 エレクトーン 髙橋里子

12.プーランク作曲 バレエ音楽「牝鹿」より第1曲「ロンド」第5曲「フィナーレ」
 エレクトーン 伊久美里歩

13.ゴーベール作曲 交響的小品
 トロンボーン 奥津すなお(NOBU-ZEMI DIPLÔMÉ) ピアノ 田中亮平

14.ベルガモ作曲 答のない質問
 サクソフォン 田中愛希(NOBU-ZEMI DIPLÔMÉ)
 ピアノ 末次実玲(NOBU-ZEMI DIPLÔMÉ)

仙台復興支援公演を終えて(1)

2017-03-17 10:25:56 | 活動報告


コンサートを数やっているうちに、
アクシデントに見舞われることがあります。
今回は行く前から帰ってきてからもアクシデント続きでたいへんでした。
すべて外的な要素でしたが、実施するべきかどうか問われました。

とは言え、私たちはいつもどおりに準備を行い、
予定どおりの行程を終えられました。
エル・パーク仙台は仙台三越の上にあるホールです。
ギャラリーホールは寒く、暗いイメージがありましたが、
お客さまにはとても励まされました!



そんな中、二日目の撮影では機材を持ち出し、
動画の音声を担当した音楽音響デザインの大津瑳里奈さん、
昨日も前田ホールにおける大学院スペシャルコンサートの録音を担当していました。
今回よく頑張ってくれました!
いい動画を期待しています!



新幹線は1列が2席2席の4席が特徴の、
秋田新幹線「こまち」で往復しました。
行きも帰りも乗ったら駅弁です。
今回はやっと1,000円以上の予算で、
「牛肉どまんなか」と「まぐろいくら弁当」の2択。
「まぐろいくら弁当」をご満悦の愛菜さんです。

【アンケート結果】
●本日の演奏・曲目で良かったものは何でしょうか。
1.村松崇継作曲 延原正生編曲 彼方の光 11
2.ベダール作曲 ファンタジー 9
3.イウェイゼン作曲 トロンボーンとピアノのためのソナタより第1楽章 10
4.ヘス作曲 延原正生編曲 ファンタジー 9
5.プーランク作曲 オーボエとピアノのためのソナタ 9
6.延原正生作曲 復興応援ソング「これがわたしのすべきこと」 10
7.となりのトトロメドレー 10
8.ハナミズキ 10
9.サウンド・オブ・ミュージックメドレー 14
10.ボザ作曲 アンダンテとスケルツォ 9
11.花は咲く 9

●司会者(日比野龍人君)やスタッフ、進行につきましてひと言お願い致します。
良かったです。
年度末の忙しい中、コンサート設営ご苦労様でした。
1年生の司会も良かったです。
全体的に良かったです。これからも頑張って下さいね。
時期の関係もあるのか参加者が少なくてとても残念でした。
皆さん丁寧で良かったです。
とても良かったです。わかりやすかったです。
司会者が初々しかったです。
1年生の司会者さんは落ち着いて司会されてとても良かった。
司会は歯切れよく聞き易かったです。
次の出演者がステージ横に出て待っているのが良かった。
流れがスムーズにいくし、次の出演者や曲、楽器に期待が持てます。
落ち着いてわかりやすくて良かったです。ありがとうございました。
心のこもったコンサートをありがとうございました。
遠方からおいで下さりありがとうございました。

●コンサートの趣旨やこのような開催について、
どのようにお感じになりましたか?
素敵です。
お忙しいところコンサートを聴かせて下さいましたこと、ありがとうございました。
全員合唱(応援歌)の歌詞は心に響く曲でした。
サックスだけでの演奏を初めて聴きました。素晴らしいですね。
仙台でのコンサートより、海の近くの方が復興になるのでは?
素敵な演奏なのに観客が少なくもったいないです。
会場や共催団体にもうひと工夫あれば良かった。
ピアノ連弾もあると良いと思います。
とても良かった。もっと宣伝して皆に聴いて欲しい。
年2・3回仙台に来ていただきたいです。
みなさんの復興支援に感謝致します。
素晴らしい。元気付けられると思う。
ボザは圧巻でした!!素晴らしい。
とても良いことだと思う。どんどん続けて欲しい!
後半はサックスの音色を存分に楽しめました。素晴らしかったです。
最後、皆で合唱、出演者とお客様が一体となりとても良かった。
司会者、礼儀正しくてともて良かったです。
とても良かったです。穏やかな気持ちで震災を思いながら聴いていました。
楽しいひとときでした。ありがとうございました。
生演奏で、管楽器のソロコンサートは初めてでした。
地元の中高生ブラスバンドの方にも聴かせてあげたいと思いました。

いらして下さった方は本当に温かい言葉を寄せて下さいました。
ありがとうございました!

いよいよ明日、仙台!

2017-03-03 03:12:56 | 活動報告


もう3月に入り、準備は進めてきましたが、
私たちの音楽が大都会・仙台でどこまで通用するか…。
そんなドキドキもありながら、今日もリハーサルでした。

復興は道半ばと被災地で囁かれることもあり
コンサートの最初は「彼方の光」が定着してきました。
毎回楽器編成が変わりますが、今回はサックスがメインのこともあり、
アルトサックス、バリトンサックス、ピアノで演奏します。

このコントラストのある3人、実は皆仙台に実家があります。
ゆかりのあるアルトサックス・北野原由依、
バリトンサックス・中村紀仁、ピアノ・遠藤龍軌で、
それぞれに華(ソロ)のあるオープニングです。

そんな復興支援コンサートは、
エル・パーク仙台ギャラリーホールで4日(土)14時開演です!
もちろん入場無料ですのでぜひお立ち寄り下さい!


やや真面目な感じのショット(笑)

今年度はまだ仙台で2公演、渋谷で1公演と盛りだくさんですが、
来年度の予定も徐々に見えてきました!
まもなくお披露目できそうですが、もう少しお待ち下さい!

3月24日(金)のエレクトーンシティ渋谷のチラシができました。
ここまでの道のりに時間がかかりましたが、
一つ一つを着実に!行った結果なのです。
コンサートは最初の構成が大事で、それで決まってしまいます。

そんな中、自作編曲が中心のエレクトーン曲に対して、
聴き応えのある生楽器のエントリーがあり、
対照的な演奏比較ができると思われます。
ぜひ、最後のエレクトーンシティ渋谷のコンサートをご一聴下さい!



ゼミ旅行 in 川治温泉(栃木)

2017-02-27 12:17:56 | 活動報告


少し前のことになりますが、ゼミ有志で旅行に行きました。
寒い時期になぜより寒い所に向かったのか?(笑)

往きは晴れていた東京、着いたら雪がちらほら。
夜になるとものすごい勢いで降り始め、
東京だとすごい大雪と言われるんでしょうね。



浅草から東武線特急で2時間、
鬼怒川や日光を越えて会津若松行きに乗り換えます。
川治温泉駅に到着。ホテルお迎えのバスを待ちます。



夕食も朝食もバイキング、そして温泉。じゅうぶんです!
ゼミ旅行はこれだけでもじゅうぶん楽しめます。
演奏はしないこのゼミ旅行、例年箱根に行っていましたが、
鬼怒川方面に来たのは2度目です。



普通はまったりすると寝ちゃったりするのですが、
結果的に行き帰りも含め車内で誰も寝ないという、
充実の旅行でした!
トランプって眠気が覚めますね。
米大統領じゃなくて、カードのトランプですよ。



ここまで来るとお爺ちゃんお婆ちゃんが多くて落ち着きました。
意外とお客さんは多いのですが、昔ながらの感じがあっていいのです。
卓球やオセロ、カラオケルームなど借りたい放題です。



お菓子などいっぱい買って持っても行きましたが、
皆よく食べましたね。さすが育ち盛り?です。
ずっと食べてた感あり。
ごくごく当たり前のことで満たされるって本当にいいことです!



3月4日(土)〜5日(日)の仙台復興支援公演もあと1週間を切りました。
4日(土)はエル・パーク仙台14:00開演でコンサート、
5日(日)はゆりあげ港朝市メイプル館でフラッシュモブなどの撮影を行います。

また、3月24日(金)のYAMAHAエレクトーンシティ渋谷で行う、
「奏春譜2017」のプログラムがおおよそ決まりました。
16:00開演です。

1.カリンニコフ作曲 交響曲第2番イ長調 より第4楽章
 エレクトーン 伊久美里歩、大熊美子

2.田村李奈作曲 ALIVE
 エレクトーン 田村李奈

3.高嶋圭子作曲 春を呼ぶ声を聞く
 トロンボーン 日比野龍人、荒谷悠斗 ピアノ 佐藤文香

4.清水渚沙作曲 Raqs Shargi
 エレクトーン 清水渚沙

5.ドビュッシー作曲 交響詩「海」より「風と海の対話」
 エレクトーン 大熊美子

6.ベートーヴェン作曲 ヴァイオリンソナタ第5番 へ長調作品24より第1楽章
 ヴァイオリン 髙橋沙織 ピアノ 稲村彩夏

7.菅田良奈作曲 sunflower
 エレクトーン 菅田良奈

8.佐藤梨乃作曲 Flap winds
 エレクトーン 佐藤梨乃

9.グラズノフ作曲 アルトサクソフォーンと弦楽のための協奏曲
 サクソフォン 金子葵 エレクトーン 大熊美子、田村李奈

10.ベダール作曲 ファンタジー
 サクソフォン 西村麻衣 ピアノ 未定

11.ハインツ・フォン・ヘルマン作曲 Last Friends
 エレクトーン 髙橋里子

12.プーランク作曲 バレエ音楽「牝鹿」より第1曲「ロンド」第5曲「フィナーレ」
 エレクトーン 伊久美里歩

13.ゴーベール作曲 交響的小品
 トロンボーン 奥津すなお(NOBU-ZEMI DIPLÔMÉ) ピアノ 未定

14.田口奈穂美作曲 Secret Island
 エレクトーン 田口奈穂美

15.ベルガモ作曲 答のない質問
 サクソフォン 田中愛希(NOBU-ZEMI DIPLÔMÉ) 
 ピアノ 末次実玲(NOBU-ZEMI DIPLÔMÉ)


幕張テクノガーデン・アトリウムコンサート終了!

2017-02-24 15:02:54 | 活動報告


恒例になっている延原ゼミのリサイタルシリーズ!
今年はサックスの柗井拓野、ピアノはゲストの大嶋千暁さん、
充実のプログラミングで、聴く人を唸らせました!



お昼休みのアトリウムでのコンサートですが、
進むにつれて聴く人の数はどんどん増え拍手も大きくなりました!
アンコールは「メリーポピンズメドレー」でした。



卒業も決まり(当たり前?)いよいよ学生が終わる柗井君ですが、
これからもソロ活動を続けていきます。
声援を送ってあげて下さい!

ゼミの今年度最後のコンサートがいよいよ1か月となりました。
昨年なくなると言われていたエレクトーンシティ渋谷が、
今年まで存続したためいよいよ本当にこれが最後!

奏春譜2017
16:00開演 500円

エレクトーンと生楽器のコラボレーションもあります。
グラズノフ作曲 アルトサクソフォーンと弦楽のための協奏曲
カリンニコフ作曲 交響曲第2番 第4楽章
ドビュッシー作曲 交響詩「海」より「風と海の対話」
プーランク作曲 バレエ音楽「牝鹿」より第1曲「ロンド」第5曲「フィナーレ」
ベートーヴェン作曲 ヴァイオリンソナタ第5番 へ長調作品24より第1楽章
ゴーベール作曲 交響的小品
ベダール作曲 ファンタジー
などなど