5月6日(木)14時に丸の内オアゾ・おお広場で行う、
卒業生を中心としたグループによる演奏、
前半はフルートとピアノです。
中でも2本のフルートとピアノで演奏する、
ゲイリー・ショッカー作曲「3つのダンス」は、
本当にお洒落で美しい名曲だと思います。
ゼミでも今まで何回演奏してきたことでしょうか。
ショッカーは、自身がフルーティストでもあることから、
フルート曲の作曲においては技巧を駆使しているものの、
ウィットに満ち満ちていて、やや悪ノリくらいのジョークが、
ラ・フォル・ジュルネのテーマ「ラ・ダンス」に、
合ったとても楽しめる曲になっています。
特にセカンドフルートには、
並外れた技巧が求められ、そのパートをこの写真の秦明穂さんが担当、
艶のある音色で丁寧に表現される技巧が冴え渡っています!
洗足きってのフルーティストにご期待ください!
このコンサートで唯一現役4年生であるのが、
ピアノのえんどぅこと遠藤龍軌です!
クラシックからポップスに転向していったえんどぅですが、
このポップなノリのショッカーは彼の音楽表現の程よい発露になります。
型に嵌ることを好まないプレイヤーが独自の表現を求めて、
逸脱するのか新境地を産み出すのか着地点は未知数です。
そして、今回のもう一人のフルーティスト、
加藤暁奈さんはショッカーの他にソロで「精霊の踊り」も演奏します。
このコンサートの隠れたテーマである、時代を超えたダンス。
今の時代におけるダンスのイメージとその昔のダンス、
そのキャラクターは相容れないほど異なることがわかります。
ひと昔前の日本の奥ゆかしさを感じさせるような、
もの悲しくも美しい「精霊の踊り」にご期待下さい!