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2004年から2018年まで活動した洗足学園音楽大学・延原ゼミの活動の様子を写真を交えて紹介しています。

「響秋~ノスタルジア~」私の名演(1)

2012-09-27 21:47:51 | 活動報告


延ゼミの層は厚く、名演と言える演奏が随所に
芳賀、山田、武田は当たり前
その中でもどちらかと言えば隠れた名演。
それがこのウェーバーのクラリネット五重奏曲です

実はその中でもクラリネットの小澤です
このアンサンブルを成立させるために、
尽くす小澤、献身的な責任感の強い小澤、
そして、この曲を演奏することの使命感、
今までよりも明らかに進化を遂げた小澤がそこに

1フレーズ1フレーズがとても輝いていました。
第3楽章の始めは以前小澤さんが演奏した、
ピエルネのカンツォネッタを彷彿とさせました

小澤さんの進化を見届けるにあたり、
何か本当に嬉しかったのです

弦楽四重奏はトータルではまだまだでしたが
1年生から3年生まででとてもフレッシュでした

桃がトップ、間違いなし。メガネかけてます
セカンドは1年生の山隈花子さん、
たいへんだったかもしれませんがすごくがんばったんだと思います。
ヴィオラは亀、3年生としての自覚、風格、
明らかに進化が見て取れました。
相当がんばったんだと思います。ゼミの連帯感。
この写真だとよく見えない
チェロの吉田、いつもどおり、
チェロパートは難しくてたいへんですが、
Es-durでも変わらず頑張った吉田君

というわけで、課題は残るもののゼミのために、
とてもフレッシュな四重奏を披露してくれました


この写真を撮ったカメラマンは瑞夏こと韓流クラリネット

後に陣取ったので身動き取れず
コンサートの写真を撮るのは本当に難しいのです
たくさんのお客さまの頭を撮っています

よく陥るパターンですが、この日は余裕なし

「響秋~ノスタルジア~」盛大に終了!

2012-09-25 22:29:13 | 活動報告
今回のコンサート、準備の段階でいろいろと問題もありました。
結果的には何とか間に合わせました。

演奏はいろいろ残念な部分もありましたが、
それでも今回のコンサートの聴き応え、見応えは、
今までになく充実したものであったと思います。

よくも悪くも予想通りの結果でしたが、
要所要所を名演が占め、スタッフを含めすべてが
いつもにも増して熱演でした。

お聴きいただいた方には良い悪いを引っ括めて、
十分にご堪能いただけたことと思います。



三部構成であった各部には今の延原ゼミの真価がわかるように、
聴いていただいた方にインパクトを感じていただけるよう、
間違いのないプログラミングを考慮しました。

特にポップスに近い作品を集めた第2部では、
ポップスであるから軽いということはなく、
ポップスをポップス以上に聴かせる、
真に芸術性を問える水準の演奏が続きました。
ここではこのコンサートでエレクトーンを使用したこと、
また編曲に力を入れて演奏に魅力を加えた点など、
さまざまな意味でフォローしました。

その第二部のひとつとして、
写真のウェニャン作曲ラプソディより第2楽章は、
完璧ではなかったものの望月君の進化が聴かれました。
(注)この写真は大学でのリハーサルのものです。

この曲の親しみやすい旋律を通して、
木村さんは純粋に一般的な音楽性を十分に持ち合わせた、
作曲家でありピアニストであると感じさせました。

今後もこれらの成果の一歩を足掛かりに、
向上を図りたいと思います。

ありがとうございました。


延原正生



次の演奏会「音楽の運動会♪~心に彩りのリレーを!~」が、
すでに2週間を切りました。

10月7日(日)13時開演 ゲートシティ大崎・アトリウム



まきろんが作成のチラシです。

【プログラム】
1.ヴィンター作曲 ハンターズ・ムーン
  ホルン 鈴木彩里 ピアノ 末次実玲
2.シューマン作曲 3つのロマンスより第2曲作品94-2
  オーボエ 土屋愛菜 ピアノ 小関麻里
3.メサジェ作曲 コンクールのソロ
  クラリネット 宮邊結希 ピアノ 都築友佳里
4.ムチンスキー作曲 ソナタ作品29
  サックス 田中啓貴 ピアノ 山田まりも
5.マルタン作曲 アイルランド民謡による三重奏曲
  ソプラノサックス 松田知大 テナーサックス 本藤美咲
  ピアノ 東美邑
6.ジョルジュ・ユー作曲 ファンタジー
  フルート 木村美紗季 ピアノ 田村真那実
7.ボザ作曲 イタリア幻想曲
  クラリネット 宇都宮夕子 ピアノ 木村恵理香
8.モーツァルト作曲 歌劇「皇帝ティートの慈悲」より
         「花の美しい鎹(かすがい)を編もうと」
  クラリネット 小森瑞夏、長久保由紀子
9.映画「ライオンキング」より「愛を感じて」
  ヴォーカル 橋口未夢 フルート 田村暁恵 ピアノ 沼田由香里
10.ハイドン作曲 オラトリオ「天地創造」より
        「大いなる偉業が成し遂げられた」
  トロンボーン 奥積すなお、亀仁咲、染宮由貴、八巻真美
11.ショパン作曲 ノクターン変ニ長調作品27-2
  ピアノ 小関麻里
12.フィンジ作曲 5つのバガテルより第1、2、4、5曲
  クラリネット 村上真啓 ピアノ 山田まりも
13.フランク作曲 前奏曲、フーガと変奏曲作品18
  サックス 芳賀大峰 ピアノ 大村真穂
14.長生淳作曲 天頂の恋
  ソプラノサックス 三宅浩陽 テナーサックス 望月郁弥 
  ピアノ 西條太貴(NOBU-ZEMI DIPLÔMÉ)

「響秋~ノスタルジア~」いよいよ本日!

2012-09-22 07:47:26 | 活動報告


いよいよ今日を迎えました
20曲、3時間30分を要する大型コンサートです
今回はエレクトーンを搬入してのコンサートということで、
エレクトーンを用いた曲が要所にあります。

その中でも3年生迫さんによる編曲・演奏、
モリコーネ作曲「ガブリエルのオーボエ~
『ニューシネマパラダイス』メドレー」が注目です
よく知られたポピュラーな曲ですが、
今回はオーボエの大久保さんのいつもとは異なる、
ノリノリの演奏が聴きどころと言えます



今回の演奏会では普段はあまり使わない、
大学ブラックホール内の練習室を使って、
エレクトーンとアコースティック楽器とのリハーサルを、
たくさん行いました
校舎内がとにかくカラフルで、
ゼミ生もあまり立ち入らない校舎が新鮮でした

今日は午後からは少し晴れ間も見られかもしれません
雨が降らないようでよかったです

本日15時開演 南青山・アリストホール
500円全席自由 まだまだ席はあります。
どうぞお出かけ下さい

「響秋~ノスタルジア~」まであと1週間!

2012-09-15 20:36:52 | 活動報告


バタバタバタバタッと日が過ぎ、
リハーサルのスケジュールが埋まります。
しかし、さらに原稿の類い、先の演奏会などの準備、
さまざまなことが同時に押し寄せてきます

そんな中で地味ながら進んでいることが、
ゼミのCD「ベストパフォーマンス2012」です。
22日(木)の「響秋~ノスタルジア~」にはお目見えします
このゼミのプロモーションCDは年々グレードアップ
今年度版は10トラックで30分以上収録されています

上の写真はプロデューサーの橋口未夢さんです。
いつもにも増して会心の笑みです





ジャケットの完成図です。
デザインはサックス2年の入江さんです。

世の中的には連休の今、東京でもお祭りが多いですよね
東京の人は祭好きでどうしてこんなに人がいるのかわからないです
祭の太鼓の音を聞きながら、
やらなければならないことが多過ぎて、
どこから手をつければいいのか…今はそんな状態です

音を考えなくていい時に今聴いているCDは、
大学でたまたま借りたラヴェルのピアノ。
英国のキャスリン・ストッツの「クープランの墓」ですが、
フランス人以外の人が弾いたこの曲としては素晴らしいです
録音の音づくりがとても明晰で美しいと思いました。

ただ、この後に「水の戯れ」「ソナチネ」が入っていますが、
印象主義を押し出した部分では少し色気が足りず、
ラヴェルの新古典主義を押し出した部分では、
素晴らしい録音だと思いました

ラヴェルの初期の作品で弾きにくいのですが、
「古風なメヌエット」という曲があります。
この曲はあまり有名ではありませんが名作だと思います。
アンコールなどでもっと採用されてもいいと思っています。
ゼミ生で誰か弾いてくれる時を楽しみにしつつ…

ロンドンデリーの歌

2012-09-10 04:35:30 | 活動報告


もう卒業して2年半、顔はちっとも変わっていませんが、
外見と中身はすっかり学校の先生になりました
NOBU-ZEMI DIPLÔMÉでも活躍中の溝口佳洋さんこと、
溝の口さんです 
(注)うん、逆

この写真の場所は学校の職員室でしょうか
壁の時計がちょうど6時を指しているなど、
少しヤラセくさい感じもしますが多分本物です

溝の口さんと言えば、元祖延ゼミスタイルの編曲で、
オリジナルをさらに高める数々の作品を残してきましたが、
その書き下ろし編曲作品が22日(土)に行われるコンサート、
「響秋~ノスタルジア~」で初演されることになりました

1年生・ヴァイオリンの原さん、コントラバスの後藤さん、
そして2年生・ピアノの東さんの演奏で、
このなかなか珍しい楽器編成のためにつくられました

「響秋~ノスタルジア~」というタイトルにピッタリな、
シンプルで懐かしみのある、あの「ロンドンデリーの歌」が、
転調や高度な作曲手法で彩られ浸れる一品に仕上がっています

「響秋~ノスタルジア~」は中身の濃いコンサートになりました
エレクトーンを使っての演奏もたくさんありますが、
1年生・音楽音響デザインコース生の久保君の書き下ろし編曲、
ヴォーン・ウィリアムス作曲グリーンスリーブスによる幻想曲が、
1年生・トロンボーンの奥積さん、染宮さん、八巻さん、
そして1年生・エレクトーンの倉本さんによって初演されます
こちらも新しいこの曲の響きに注目です

夏音~カノン~フォト

2012-09-03 07:38:37 | 活動報告


今日から本格的に後期が始まりました
「響秋」にあと3週間となり準備も本腰が入ります

さて、7月31日(火)に行われたコンサート、
「夏音~カノン~」のフォトスライドを、
ゼミのホームページにアップしました

上の写真は終演直後のもので、
プログラム配布係の1年生トロンボーンの亀仁咲さん(写真左)と、
同じくプログラム配布係の高橋さん(写真右)です。
亀さんはブログ初登場になります

プログラム配布は、プログラムを通りかかる人にも渡します。
なかなか受け取ってもらえないこともあり、
その1回1回に心が折れそうになることもある仕事です

この日も400部以上のチラシとプログラムを配布しました



この写真の長久保由紀子さんもプログラム配布係で、
クラリネット2年生、このブログ初登場です

22日のコンサート「響秋~ノスタルジア~」では受付係です。

亀さん、高橋さん、長久保さんの今後のゼミでの活躍を、
とても期待しています

時が経つのは早いものでもう9月の3日です。
夏は終わりそうですがまだまだ暑い日が続きます
新しいシーズンを元気に頑張りたいと思います

「響秋~ノスタルジア~」の次のコンサートが、
10月7日(日)13時にゲートシティ大崎で行われます。
その名も「音楽の運動会♪~心に彩りのリレーを!~」です

コンサートの命名もついてにここまで来たか…