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2004年から2018年まで活動した洗足学園音楽大学・延原ゼミの活動の様子を写真を交えて紹介しています。

FUYUON2011始まる!

2011-11-26 23:58:29 | 活動報告


今日は、ブルータイ・ウインド・アンサンブル演奏会を、
たっぷり聴かせていただきました。
今回はもとから行こうとも思っていたのですが、
昨日にはしっかりホワイトタイの秋山先生から、
今日・明日しっかり招集、いえいえお招きを受けました

ホールに入るや否や岩本先生と石井先生となぜか竹内君の、
手厚いおもてなしを受け、
新しいSENZOKUの絆トレーナーのお薦めを受けます。
「ゼミで揃えたらどうですか?」などと、
この日はとてもテンションの高い岩本先生でした

ブルータイのメンバーと言えば、
それが写真のよっちゃんとおけけです。
今日はテレビでは見たことがあったものの、
セントラル愛知響の齊藤一郎氏の指揮でした。
印象よりも実に清々しくカッコ良かったです
曲目が延ゼミバリにバラエティに富んでいて、
スッペの「詩人と農夫」序曲で始まり、現代まで。

2曲めにはポール・フォーシェ作曲「吹奏楽のための交響曲」
フォーシェと言えばフランスの和声学の大家で、
大学入試時にこの方の和声課題に苦しめられた記憶があります
出だしの舟橋のホルンソロはとても上手だったですねー
ただ曲は、これがあの和声の先生の曲かと思うと、
う~ん、唸ってしまいました

ホルジンガー作曲「シティ・スケープ」は、
打楽器の使い方が冴えていていい音していました。
長尾淳作曲「遥かなる山」は、
雰囲気はカッコイイのですが、ちょっとテクスチュアが複雑すぎて、
何やっているのかわからないところが幾度かありました。
前田ホールには合っていないかもしれませんね。
途中トロンボーンとトランペットがかなり長くがんばる所があって、
そこはさぞかし難しかっただろうと思いました。
ピッコロの上手な和風なソロが聴こえてきたところ、
「もしかして、よっちゃん」と思いますが、
いつもよっちゃんは2列めで埋もれて見えないのでわからず、
あとで尋ねてみたところやっぱりよっちゃんでした。
この曲は全体にカッコイイのですが、残念と言えば、
旋律らしい旋律が聴こえて来た時と、
このピッコロのソロのあとの終わり方がちょっとダサイですね

コンサート最後の曲がジョン・マッキー作曲「翡翠」。
ジョン・マッキーってやっぱりアイデアと勢い勝負のところがあって、
わかりやすい効果と派手さが楽しいのですね
もうちょっと繊細さと情感が欲しいなぁという感想です。
例えば、速いテンポの中でタムタムとヴィブラフォンが弓で弾いて、
クラリネットとユニゾンの音色をつくるところがあるのですが、
発想そのものはものすごく奇を衒っています。
ただ、このテンポで弓で弾いて音鳴らすのはとても難しいし、
タムタムの音は結局聴こえてこなかったです。
ともあれ最後はバンダいっぱい使ってめでたしめでたし

そんな多彩でたいへんな演奏を、他にも、
上野二葉やマークソが斜め隣でがんばっていましたね


演奏会後は、ちょっとだけゼミの用事で合う予定だった、
小澤、水野の二人と合流したところに、
秋山先生から日本酒を吞みに行くお誘いをいただき模擬店へ

案の定、近くの模擬店の果敢な売り込みを受けながら、
演奏部の大井さんの激写にも合い、
FUYUONのTwitterに載ってしまいました
「あまり誰かわからない程度に載りますから」

そうこうしているところに、
これから「ピアノアンサンブルスペース」に出演という、
まりあんぬとみーたん?です。



聴きに行けなくて申し訳ないことをしました
皆、打ち上げに耽っていることでしょう

明日はホワイトタイ・ウインド・アンサンブル演奏会、
前田ホールで18時開演です

「花鳥風月」終了!(3)

2011-11-21 23:48:19 | 活動報告


今年度は今までにいなかったような逸材がいます。
それは本当に才能豊かでこれからの期待が大きな1年生です。
その一人が、
1年生にしてソロを2回行っている末次実玲
何が素晴らしいかと言えば、
音楽を好きでそれが何であるかをわかっていることです。
彼女がその表現を心得た時には音楽の良さを引き出すと同時に、
センスの良さに耳を奪われるのです

「夢詩夏」で弾いたショパンのエチュードでもニュアンスが絶妙で、
今回の「月の光」でも印象主義に向いている成果を残しました

これからが本当に楽しみです




Photo by Media Center in Senzoku Gakuen College of Music

そして、もう一人は佐藤ももです。
ハチャトリアンの三重奏曲は独壇場と言っても過言でない、
彼女のヴァイオリン・センスが輝いていました
放っておいても一人で進化し続けるその姿は、
彼女の中にいかに音楽が溢れているか、
音楽を熱く語れるハートを持っている証です

前田かずきさんよりお話をいただいた、
12月5日(月)㈱青山ビジネスフォーラム会議室における、
演奏曲目が決まりました。

バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第2番イ短調BWV1003より第4楽章
     サックス/望月郁弥
ヘンデル=ハリボルセン:パッサカリア
     ヴァイオリン/川村凛子 ヴィオラ/中野綾子
バルトーク:無伴奏ヴァイオリンソナタより第4楽章
     ヴァイオリン/武田杏奈
L.ショー:Bipperies より第3、4曲
     ホルン/大槻紗弓、窪田達成
マラン・マレ:スペインのフォリアより
     フルート/八木華沙漓(NOBU-ZEMI DIPLÔMÉ)

「花鳥風月」終了!(2)

2011-11-19 06:40:13 | 活動報告


醸す時間が少し不思議な感のある、
ヴァイオリン1年生の武田杏奈さん。
ゆったりしてそうで、はっきりしてそう。
さまざまな側面を垣間見せるひと口では言い表せない人です。
バルトークの無伴奏ヴァイオリンソナタでは、
さまざまな奏法を繰り出す音色的な部分と、
バルトーク独特の歌との対比を見事に映し出し、
端正で気品のある演奏を印象に焼き付けました。
これからの活躍が大いに期待されます



そんな1年生ヴァイオリン専攻生の、
予想どおりの競演が見られた「花鳥風月」は、
それだけでもじゅうぶんに楽しかったです
それぞれが異なる曲種で異なる個性を見せました

12月には当初あまりコンサート予定がなかったのですが、
ここに来てたくさんのコンサート予定ができました
12月5日(月)㈱青山ビジネスフォーラム会議室における演奏(非公開)
12月17日(土)ミューザ川崎ガレリア広場コンサート
12月20日(火)幕張テクノガーデン・アトリウムコンサート
12月28日(水)コンサート「卯-辰~祈り~2012年がよい年となりますように!」
        パソナグループ本社ビル・地下ホール

たくさんの演奏の機会をいただき感謝しております

「花鳥風月」終了!(1)

2011-11-16 04:58:44 | 活動報告


コンサートを行うことは、
準備のすべてが本番当日に向けてやってきます。
また、今回は昨年から新しくなった、
ビッグマウスでの公演で音響や照明などについては、
当日にやってみないとわからないことも
たくさんありました。


準備と出たとこ勝負のすべてが、
分単位のタイトな当日リハーサルの中で行われるのです
プロデューサーを始めとしたスタッフや演奏者の、
それまでに起きたさまざまな出来事が、
ひとつのドラマとして全貌を現わす時です。
それまで遅れていたことも、それを感じる当日は、
皆が別人のようにがんばります。


サン=サーンス作曲「タランテラ」は、
本番3日前までもその難曲さゆえ、
仕上がりが遅れていましたが、
フルートのよっちゃんが不慮の事故で腕をケガし、
2日前から急遽たまちゃんに変わりました。
揃って合わせたのは何と前日。
写真は当日の会場でのゲネプロの様子ですが、
演奏時間8分のこの曲を演奏するのは、
大きなプレッシャーだったに違いありません。


当日も会心のできという結果ではなかったかもしれませんが、
クラリネットの上野、ピアノの秋本、
共によく支え合ってがんばったと思います。


コンサート全体では、予想されたことはカバーし、
それぞれのスタッフ、演奏者が出せる力を出しました
特に1~2年生の活躍が目立ちました。
新しいメンバーの台頭がとても頼もしく思える、
清々しい心持ちで終えることができました


「花鳥風月」いよいよ本日!

2011-11-12 05:29:50 | 活動報告


たくさんの練習はしました
夏のコンサート「夢詩夏」に続いての主催コンサートです。
洗足学園音楽大学・ビッグマウスにおいて15時開演です。
どうぞいらして下さい 
この多彩さに何か発見があることと思います

写真は、このコンサートのトリを飾る3人です
ハチャトゥリアン作曲
クラリネット、ヴァイオリン、ピアノのための三重奏曲より、
第3楽章を演奏します。
ハチャトゥリアン特有のエキゾチックさが光ります。
延ゼミを代表する名手・クラリネットのやすこ、
これからが本当に楽しみなヴァイオリニスト、
1年生のもも、
ピアノはスケールの大きな演奏が魅力的な、
2年生の沼田さんの3名が演奏します

今日のコンサートのみどころは随所にありますが、
強いてひとつ挙げるならば、ヴァイオリン・ソロです。
1年生3人の競演が特に聴きどころだと思います

次のコンサートは12月20日(火)に、
幕張テクノガーデンのアトリウムコンサートに出演します。
12時10分からのお昼休みのコンサートで出演は4人だけですが、
中身の濃い演奏ができそうです

出演は、
クラリネット 水野まな
ヴァイオリン 佐藤桃子
ピアノ    池田麻利亜、比護雅

一昨日には宣材用の写真を撮っていただきました。
とてもいい写真をこのブログでご紹介できそうです。




「花鳥風月」リハーサル(2)

2011-11-07 02:59:34 | 活動報告


今回はフレッシュな延ゼミ生がたくさん出ますが、
このレオ君(河村玲於)にも演奏の機会がきました。
オーボエの1年生で前回はあずぽんの代役で、
リハーサルだけにコキツカワレていましたが
今度は正真正銘演奏します
テーマの「花鳥風月」に合わせた曲をリクエストし、
サン=サーンスの「白鳥」と、ドビュッシーの
「小さな羊飼い」の2曲をオーボエに変えて演奏します

ピアノは、3年生になったつーさんこと桑野典(つかさ)です。
つーさん、いつもエンジンかかるのに時間がかかりますが、
音楽には熱く、「こう弾きたい
というようなオーラを時おり放ちます

ちょっと楽しい組み合わせになった二人の演奏に、
ぜひご期待下さい

明日は1日中リハーサルがあります
さぁ、本腰を入れてこれから準備が始まります。

「花鳥風月」リハーサル(1)

2011-11-05 21:57:05 | 活動報告


11月12日(土)のビッグマウスでのコンサート、
「花鳥風月」が迫ってきました

リハーサルも進み、どんなコンサートかわかってきました
今回はヴァイオリンのソロ曲が目を惹きます
その1曲が写真の1年生ヴァイオリン・三島さんと、
2年生・新井さんのピアノによる、
クライスラー作曲「プレリュードとアレグロ」です



クライスラーと言えば、「愛の喜び」や「愛の悲しみ」など、
お馴染みのヴァイオリンの名曲の作曲者ですが、
この「プレリュードとアレグロ」は少し曲調が異なり、
実にシリアスで逞しい音楽が特徴です。
この内容でどこまで説得力のある演奏ができるか、
それが今回の目標であろうと思われます

三島さんと新井さんの演奏に期待したいと思います



延ゼミのいいところ
どこかに行った時や、コンサートの本番時は
いつも誰かがお土産を持ってきてくれたり、
差し入れを届けてくれることです
実はこのブログでも紹介しきれないほどあります

今回はサックス1年生の本藤さんが、
京都に行った時のお土産を買ってきてくれました。
「抹茶ラングドシャ」や「おたべ・ドゥ・ショコラ」など、
珍しくもとても美味しいお土産でした。
ゼミの時間がお昼のデザートの時間みたいで、
いいですよー