フォト

2004年から2018年まで活動した洗足学園音楽大学・延原ゼミの活動の様子を写真を交えて紹介しています。

震災の影響強く、まもなく新年度

2011-03-30 16:15:32 | 活動報告


昨日は、大学で教職ガイダンスがあったこともあり、
多くのゼミ生と震災以後に久しぶりに会いました。
大学は、入学式や正規の授業を2週間遅らせ、
その間は「希望と絆 今わたしたちにできること」
と称し、さまざまな特別授業が組まれるようです

延原ゼミガイダンスは、4日(月)の9:15より、
2301室で行われます。ガイダンスの1組めですので、
多くの新入生の参加が見込まれます。
ただ、1回めのゼミ授業は4月20日(水)からになります。


上の写真は、正門近くでバッタリ会った、
かなり元気な丸田さんです。
こういった時には、知っている人の元気な顔を
見るだけで自分も元気になれます
新年度のゼミの話でこれからが楽しくなりました

クラリネットの人たちはあの大地震の日に、
前田ホールで演奏会本番の予定でしたが、
中止のうえ帰宅難民となり、
前田ホールで一夜を明かしました


(注:写っている人はゼミ生ではありません。)



これは、その時の前田ホールの様子です。
近くのコンビニの食料は瞬く間に品切れました。
ステージの上には椅子がたくさん出され、
皆は床に食料を並べて食べています。
おでん、スナック菓子、食パン、飲み物が目立ちます。


この写真はクラリネットの山口、上野さんの提供です。
夜は床の柔らかい場所を求め、
前田ホールの横の通路に寝たそうですが、
あの床はタワシのようにチクチク痛かったそうです。

「Departure」終了!(3)

2011-03-27 21:53:26 | 活動報告


地震があってから、この「Departure」コンサートのことが、
今月のことだったとは思えぬほど遠い昔になってしまいました。
しかし、今回もDVD製作を申し出て下さった大久保健次さんから、
DVDの完成版が送られてきました。
演奏者のアップ映像からは一息一息が聞こえてきます。


この「Departure」では、時期が実技試験に近かったことから、
試験曲を演奏したゼミ生が多かったようです。
このクラリネットの村上君もそのひとりで、
曲目はヴィドール作曲「序奏とアレグロ」です。
ピアノをマスクをしているお母さん(鮎母)が
弾いているみたいに見えますが、お母さんは譜めくりです。




この写真はコンサートの2日前のリハーサルのものです。
都築さんのピアノは早いうちからよく練習してありました。
難所がいくつかあるこの曲に村上君は苦戦していましたが、
本番はうまくいったところもあったようです。


ところで、さっき譜めくりをしていたお母さん、
この前の卒業式で卒業したはずです
今頃はお母さんのプロになるべく磨きをかけている
のではないでしょうか

卒業おめでとうございます!

2011-03-24 02:35:06 | 活動報告

少し時間が経ちましたが、18日に行われた卒業式の、
山口君と柳沢さんの写真です

卒業式というのはいいですね
演奏に向かう姿とは明らかに違います。
清々しい達成感のあるような穏やかさが印象的です

地元に帰らず、溝の口に残るゼミ卒業生も多いのですが、
この門出を心より祝福し、活躍を期待したいと思います

それにしてもいいなぁ、この写真

遅くなりましたが、3月6日(日)に開催しましたコンサート、
「Departure~旅立ちの時 明日に贈る~」のフォトスライドを
ゼミのホームページ「演奏会フォト」のページにアップしました。
全55枚です。どうぞご覧下さい

また、「Departure~旅立ちの時 明日に贈る~」特設ページも更新しました。
プログラムやリハーサル風景写真も追加しました。
併せてご覧下さい

元気にがんばりましょう!

2011-03-16 19:58:13 | 活動報告


テレビなどの報道を見ると、
被災地への救援はうまくいっているのか、
政府の統制はうまくいっているのかなど、
不安になるのは事実ですが、
報道されていない所では、
多くの人が不眠不休で働いているのだと思います。
いい報せが多く入ってくるように祈ります。


大学は、卒業式の簡素化、卒業演奏会の中止など、
いろいろと地震の措置をしています。
演奏会は軒並み中止になりましたが、
早く演奏会のできる環境になればと思います。


上の写真は、昨日夕飯を共に家で食べた
NOBU-ZEMI DIPLÔMÉの平泉さんです。
持っている皿はキュウリだけのマリネを平らげたところです。
キュウリは平泉さんの大好物だそうです。
被災者のことを考えると質素な食事でじゅうぶんです。
母校が春の選抜高校野球に出場するそうで、
そんな話で少し明るくなりました。


地震の爪痕

2011-03-13 23:25:38 | 活動報告
M9.0を出した東日本大震災は、
近年まれに見る生活基盤を脅かす事態になりました。
明日からは、関東全域が輪番停電になります。
詳細地域と時間は、ゼミの「メンバーBBS」にも載せました。

大学は神奈川県川崎市ですが、地震の爪痕が残りました。

これは、1号館と2号館間3階の渡り廊下の天井が落ちた様子です。


同じく2階の天井です。


1号館、2号館は立ち入り禁止となり、
昨日・今日の入試は5号館やアンサンブルシティで行われました。


地面もいろいろな箇所で亀裂ができました。

地震は本当にショックな出来事であり、
皆が本当に無事か元気か心配な日が続きます。
そんな中、卒業式まであと5日と迫りました。
地震のことに気遣いながら自分のこともやらなければならず、
何とも心が詰まってきます。
一刻も早くすべての復興が行われることを願ってやみません。

「Departure」終了!(2)

2011-03-11 01:56:11 | 活動報告


普段大学で研究している曲は、
試験やオーディションに対応するような、
技術を見せる速いテンポの曲が多いので、
聴衆から好まれるようなゆっくりで親しみやすい名曲は、
なかなか演奏する機会に恵まれません。


そんな中、このコンサートに優美な時間をもたらしたのが、
このクラリネットの小澤さん、ピアノの根本さんが演奏した、
ピエルネ作曲「カンツォネッタ」です。
このアリストホールのある南青山の休日の昼下がりに、
いちばんピッタリな選曲と演奏だったように思います。


普段は◯玉と下町に住む二人が、
いかに憧れのセレブな空気を伝えられるか、
イメージトレーニング(妄想)をしての演奏だったに
きっと違いありません


今年度最初のコンサートだった駅コンから、
いつもゼミのコンサートを温かく見守って下さっている、
前田かずきさんから今回もコンサートへのお言葉をいただきました。

こちらからご覧下さい。

本当にいつも励みとさせていただいており感謝です。

他にも演奏会にいらした方はぜひ一言でも結構ですので、
ご意見・ご感想を掲示板にお願い致します。

「Departure」終了!(1)

2011-03-08 23:44:11 | 活動報告


今年度最後のコンサート、
「Departure~旅立ちの時 明日に贈る~」が終了しました。
全体にゼミ生それぞれが目標を持ち、
このコンサートのタイトルに相応しいように、
さらなる成長に向かって扉を開けたような気がします。


今回の特徴は、試験で演奏した曲や、
管楽器による無伴奏ソロなど、
自分への挑戦のような選曲が目立ちました。
上の写真は第2部の1曲め、クラリネットの山口さん、
ストラヴィンスキー作曲「3つの小品」の演奏の様子です。
B管とA管のクラリネットを駆使しています。


無伴奏曲はただ譜面どおりに演奏してもかたちになりにくく、
流れをつくりまとめあげる作業が必要です。
ひとりの音しかないので、
ブレスの間を繋いでくれる楽器が他にないというのは、
大きなハンディを背負っているかもしれません。


その意味では、今回の4曲の無伴奏曲は、
それぞれよくまとまった演奏だったと思います。


4年生たちの学生最後の演奏も終わりました。
演奏会の第3部は、ほぼすべてが4年生のステージで、
皆それぞれの想いをこのコンサートに綴っていました。
またコンサート全体の過程もとてもよかったです

コンサート前日にインフルエンザにかかってしまい、
出られなくなった雅(みやび)は本当に残念でした…
ぜひ、早いうちに復活演奏をしてもらいたいです。



「Departure」いよいよ本日!

2011-03-06 03:53:49 | 活動報告


昨日、一昨日とリハーサルが行われたコンサート、
「Departure~旅立ちの時 明日に贈る~」が、
いよいよ今日になりました

そのリハーサルの模様は、
上野二葉のクラリネット、延原ゼミ卒業生グループ、
NOBU-ZEMI DIPLÔMÉのピアニスト、村田美貴による、
「椿姫の旋律による演奏会用小品」の演奏風景です。
さすがにもう間近に迫っている時の全体リハーサルとあって、
真剣さが違ってきています。
クラリネットにとっては技巧への挑戦となるこの曲に、
どこまで迫れるか注目されます。


村田さんは、他にもライネッケの三重奏曲や、
「世界の車窓から」も演奏します。
コンサートの要(かなめ)を一手に引き受けてくれています。


また、もうひとりのNOBU-ZEMI DIPLÔMÉのピアニスト、
小坂友紀子さんのリハーサル風景が下の写真です。
平泉奏作曲の「ケンカ別れの曲」を演奏します。
これはショパンの有名な「別れの曲」のパロディです。
いつもの聴衆参加型コーナーや楽器紹介はありませんが、
ショパンに因んだ作曲コーナーなどがあり、
力の入った演奏が続く中、少し楽しい曲もあります。



作曲者の平泉さんは譜めくりをしながら、
演奏について厳しい注文を小坂さんに出しています。
今日はこの小坂さんが「ケンカ別れの曲」の演奏以外に、
珍しい即興パフォーマンスを見せてくれるとの前情報もあり、
とても楽しみなステージになりそうです

14:00~南青山・アリストホール 入場料500円 当日券もあります。

いよいよ学生最後のステージ!?

2011-03-02 02:21:23 | 活動報告


6日(日)の「Departure」演奏会まであと4日となりました。
リハーサルもいよいよ大詰めになってきました。
大きなコンサートですので、
ぎりぎりの調整もいろいろと出てきます。


そんな中、4年のベテラン延ゼミ生達も
心置きなく演奏して卒業を迎えそうです。
このコンサートの第3部は全9曲中8曲が、
4年生のステージになっています。


中でも4年生はフルートが大活躍です。
写真の4年生のフルート4人とピアノによる、
ボノー作曲「ディヴェルティメント」は、
フルート4人が揃って同じリズムを吹く曲ですが、
「お正月」の曲に似た親しみやすいメロディが、
耳に焼き付きます

4年生は卒業まであと2週間です



今回、出演はしませんが当日用のプログラム作成をする
1年生ヴァイオリンの土橋さんです。
打ち合わせ中の土橋さんですが、
どんなプログラムデザインができてくるのか楽しみです

土橋さんのように、いろいろなことに挑戦してくれる1~2年生が、
たくさん出てくれることを祈っています