映画音楽の「ヴァイオリンと管弦楽のためのファンタジー」は、
フィギュアスケートでも立て続けにとりあげられ有名です。
因みにその映画「ラヴェンダーの咲く庭で」はヴァイオリニストのお話です。
4分弱の小品ですがとてもアカデミックでよくできていて、
このような作曲のお手本のようにも思えます。
憂いを秘めたファンタジーのほぼそのままを長調にして、
幸せに満ちたもうひとつの音楽「ラヴェンダーの咲く庭で」にしていることも、
実に大作曲家のエピソードのようです。
そのヴァイオリンパートをサックス2本にして、
ヴァイオリンとはまた違った趣の編曲になりました。
ピアノパートはヴァイオリンが相手と、
サックス2本が相手では音量的に全く変わってきますが、
ピアニストのピアノの鳴らし方も大きく関わります。
サックス2本がいいポジションで思いっきりフォルテになると、
ピアノはなかなか聴こえなくなります。
レコーディングであればバランスを整えられますから可能になります。
ソプラノサクソフォーン 佐藤春花
テナーサクソフォーン 池田葵
ピアノ 末次実玲
延原正生編曲 ファンタジー
YouTubeに載せる際には動画にする必要がありますが、
そもそもCDとして制作していた音楽でしたから、
あまり動画としての演出をしたくないと考えていました。
画像の転換はするものの動きなどは大きく入れず、
変わるタイミングもあえて音楽とは一致させていません。
ところが、ここのところ続けて動画にしているうちに、
自ずと編集に少しこだわるようになってきました(笑)
画像のセレクトはいつも難しいので凝っていません。