フォト

2004年から2018年まで活動した洗足学園音楽大学・延原ゼミの活動の様子を写真を交えて紹介しています。

夏の思い出コンサート終了!(1)

2010-08-31 21:51:57 | 活動報告
たくさんの方から温かく支えられた1日でした。


新川崎三井ビルでは、実はオフィスビルゆえの、
社会の厳しさを味わうコンサートとして延ゼミに定着し、
今回が10回めを迎えました。
しかし、すでに私たちをご存知の方が多かったのか、
今回は実に温かい空気の流れるコンサートになりました。


今回のプログラムのトリは、
加藤Pがしっとり落ち着いた、格調高い
歌で締めくくろうと考え、ヘンデルのラルゴになりました。
まさにソプラノの井上さんの声は天使のようでしたね

演奏者は当然ですが、スタッフも一丸となって、
盛り上がったコンサートでした

「夏の思い出~音楽にのせて~」いよいよ明日!

2010-08-29 01:38:43 | 活動報告
全体リハーサルも終わり、いよいよ明日です
通して聴いてみたところ、
今回は内容の充実した曲が多く聴き応えがあります。
中でも写真のメンデルスゾーン作曲の「演奏会用小品」は、
小品と言っても3つの小さな楽章からなり、
2本のクラリネットとピアノが技巧的に熱い7分半で、
クラリネットという楽器の魅力を聴くには充分な内容です。
演奏者も半ば闘いのような必死さが伝わってきます

2本のクラリネットは山口さんと上野さんです。
1番クラリネットは山口さんですが、
2本が入り乱れての技の応酬が見物です。
ピアノは金澤さんで、脇役などというわけでもなく、
時に三角関係のバトルに発展…
(注:別に仲が悪いわけではありません。おそらく…
   高度なアンサンブルを求められるこの曲は、
   演奏者にとって息のつく暇のない、
   スリリングの塊なのです

こんな風に考えながら聴くと楽しいかもしれません

2年生クラリネットチームのゼミへの積極性はなかなかのものです。
皆、初めから何かと重要なポジションで貢献しています。
3年生と共同でクラリネット8重奏も実現するのでしょうか

今後の活躍が期待される2年生クラリネットチームです

お手を拝借!

2010-08-27 02:18:18 | 活動報告
30日(月)のコンサート「夏の思い出~音楽にのせて~」の
リハーサルもひととおり終わり、
今日の夕方には全体リハーサルが行われます。


今回のプログラムは、バロックから現代までの、
すべての曲がクラシックです。
中でも、なぜかベートーヴェンの曲は、
ゼミ始まって以来初めての演奏となります。
オーボエとピアノによるこの珍しい曲の名前が、
"「お手を拝借」による変奏曲"と言います。
モーツァルトのオペラ「ドン・ジョバンニ」の中の一節を使う、
ベートーヴェンの曲としてもたいへん興味深い内容です。


演奏は、延ゼミ専属(洗足)オーボイスト、
おそらく夏バテ気味のあずぽんと、
作曲もできるピアニスト 堀口明日香嬢です

(注:おっと、堀口さんのピアノがあまりにも達者なので、
   思わず表現を誤ってしまいました
   正しくは、「ピアノも弾ける作曲家」です。
   反撃必至

堀口さんのピアノは、10本の指がそれぞれ意思を持ち、
生き生きとしたクリアな表現が爽快です。
何でも、指の持ち主は何も考えていなくても、
指がそれぞれ勝手に行動しているらしいのです




ファゴットのチッピこと荒木さんが、
お土産を買って来てくれました
うなぎパイはいつ食べてもおいしいですね
夏バテには、やはりうなぎパイ、さすが夜のお菓子です

(注:ご存知と思いますが、浜名湖名産うなぎパイ、
   名前の上に「夜のお菓子」と書いてあります

Pは今日も奔走中!

2010-08-25 23:19:25 | 活動報告
プロデューサーは、コンサートのすべてを見渡していて、
決定権を持っている人と言うよりは調整役です。
コンサートによって、
行う仕事内容やタイミングがすべて異なり、
その時々に重要な判断をしなければなりません。
いちからすべてをかたちづくるのは苦労しますが、
やってみて最も達成感のある仕事かもしれません

8月30日のコンサートの加藤P(写真右)は、
前日リハーサルや当日の予定を組み、
いよいようまくいくかどうかドキドキヒヤヒヤ、
祈るような気持ちになっていくことでしょう。


この30日はチラシ・プログラム配布係の蔦岡さんも、
11月7日の「身体で聴こう音楽会 in SENZOKU」の
プロデューサーです。
こちらの準備もしっかり始まっています。
今はデザイナーとチラシのデザインの大詰め状態です。



蔦:私、7月もチラシ・プログラム配布係で、今回もだよ。

加:チラシ配りはそんなに楽しいの プロ

蔦:うん、まぁね。
  コンサートも見れるし、あちこち歩き回れるじゃん。

加:プログラム配りながら、人間観察 物色

蔦:・・・(上の写真)

4年生もチラシ配布、お疲れさま!

2010-08-23 02:45:26 | 活動報告
延ゼミのいいところでもあると思うのですが、
縦関係が緩く学年順はあまり関係がありません。
すべての係が学年に関係なく持ち回りされ、
プロデューサーが2年生であることもあります。
チラシ配布係にも4年生がたくさん入っています。


その4年生の中の2人、
「意外なタイミングで、いつの間にか帰省する」
新ユニット
ピアノのさな(写真左)&おっちー(写真右)です。

お:私、来週帰省します

さ:私も帰っちゃおうかなぁ~

お:でも1週間経たないうちにまた戻って来るよ(早

さ:私も普段から週末帰ってるから、
  夏は帰らなくてもいいかも

加藤P:私はゼミのために帰省が日帰りになりました
↑特別出演

(注:上の妄想会話は、情報を何となく繋ぎ合わせ、
   膨らませたもので、信憑性は何らありません。)

さて、30日(月)の新川崎三井ビルコンサート
「夏の思い出~音楽にのせて~」まであと1週間になりました。
今週は大学も開き、リハーサルに精を出します。


ちょっとした感動

2010-08-20 23:59:15 | 活動報告
チラシの配布は、チラシ・プログラム配布担当の人が
行うことになっており、6名がこの担当でしたが、
何と急遽クラリネットの小澤さんが、
「学校で練習していたので手伝います。」ということで、
チラシを折ったり、鹿島田まで行って配布したりと、
応援に駆けつけてくれたのです

率直に「小澤さんっていい人だなぁ」と、
つくづく感心、感動してしまいました


こういった陰の連帯意識からいいコンサートが生まれるのです


チラシ・プログラム配布担当の千葉さん(写真左)と、
小澤さん(写真右)。

千葉さんは東京都在住ですが、
新川崎三井ビルのある鹿島田のマンションが、
とてもおしゃれで現代的だとしきりに言っていました
どんな下町に住んでいるのでしょうか

そう言えば、チラシ配布担当の半数は地方から出て来て、
今大学近くに住んでいる人です。
「実家の方にはこんな高いビルやマンションはない、
見るだけで気持ち悪くなる」と話していた人もいました。



千葉さんが見に行って来たという、
東京スカイツリーの写真です。


チラシを折っています

2010-08-18 22:59:27 | 活動報告
18日の大学。ワックスがけなどが行われ、
まさに夏休みと言った感じです。
その夏休みの最中、チラシ配布が行われました。


写真の状況は、配布する前のまずチラシを折る作業です。
30日のコンサートのチラシですが、
今回の配布数は1,000部で、折るのも9人がかりとなりました。
ゼミ生の中でもひときわ大きな水谷亮太君(写真上)は、
似合わない手つきがなかなかユニークで、
同じ音響デザインの出口君(写真下)と楽しそうに、
チラシを折っていました。



写真を撮ると、誰かと似ているような、妙に味が出る出口君
配布場所近くの演奏会場、新川崎三井ビルにて


いちばん上の写真の水谷君は、何とこのブログに初登場です。
その意味ではこの写真、とてもレア物と言えます。
シャッターチャンスをずっと逃していたのですが、
遂にこの時がやってきました

音響デザインコースの水谷君は、ゼミ内のリクエストに応じて、
「黄昏のワルツ」の編曲に取りくんでいます。


Hunter's Moon(ハンターの月)

2010-08-17 00:57:03 | 活動報告
「狩」・・・「狩」なんですね。

ヴィンターさんの最近の作曲作品が
このホルンとピアノのための「Hunter's Moon」
30日の新川崎三井ビルコンサートで演奏します。

「狩」と言えばモーツァルトやハイドンに
その名前の有名な曲がありますが、
作曲者が現代で何故この題材をとりあげたのか、
どうも気になるところです。
単なるホルンの音のイメージでしょうか


この曲の演奏者はホルンが4年生の安田あゆ母、
ピアノが1年生の根本さんです。
根本さんと言えば、つい最近スペインに講習に行き、
とても充実した大学生活を送っています。
7月のコンサートではゼミへのお土産を
たくさん買って来てくれたり、
皆への気遣いも忘れない優しい人です。


このリハーサルの時は、
まだこの曲をやり始めて1週間経っていないとの話でしたが、
ホルンならではの奏法や技巧的なピアノパートなど、
聴き応えのある演奏になる予感を感じさせました。


根本:今日も美味い獲物を捕って来て下さいね、お母さん

あゆ母:まかしておきな
    おいらの槍にかかればどんな獣もイチコロさ

ナレーター:銃じゃないのかよ 何時代だよ


納涼まちがい探し

2010-08-15 00:50:49 | 活動報告








暑い夏も少し和らいできた気もしますが、
ここで、暑い夏も吹っ飛ぶまちがい探しです

《問題》
上の5枚の写真の中で、人と専門楽器が違っていて、
実際には楽器を弾いていない写真が2枚あります。
さて、その写真はどれでしょう



過去の写真を見るとわかってしまうと思いますから、
過去の記事を見るのはダメですよ

写っているのは1年生デュオで、安部さんと土橋さんです。
30日のコンサートで演奏するピアソラ作曲「リベルタンゴ」、
駅コンでも演奏した好評の1曲です

今年のゼミ生は68名ですが、
実は、ゼミ生でもすべての顔と名前が一致する人は、
あまりいないのではないでしょうか


また、このブログにまだ一度も登場していないゼミ生がいるのです。
写真を撮るタイミングがなかなか合わないのですが、
早く載せたいと思います

悲愴トリオ

2010-08-13 14:06:25 | 活動報告
延ゼミの中で、今最も悲愴な3人
夏の思い出は、もちろん悲愴
そう夏と言えば、やっぱり悲愴ですね
うん、悪くない…

今月30日のコンサート「夏の思い出~音楽にのせて~」で、
クラリネットの石橋さん(写真左)、ファゴットの荒木さん(写真右)、
ピアノの三森さん(写真中)が演奏するのが、
このグリンカ作曲「悲愴三重奏曲」なのです


今回何と今年度の演奏としては荒木、三森の二人が初登場です
三森さんは、ゼミ4年めで演奏会は百戦錬磨
本番に向けて、初めはグダグダですが、
本番3日前からエンジン全開、別人のように変身
という、いつもの手を使うものと思われます。
ここで注目は、ファゴットのチッピこと荒木さんです
計算されたフレーズの巧みな歌い回し、
美しい音色、意外にも音も大きくひじょうに雄弁、
語るファゴットです。ぜひチッピにご期待下さい。


「悲愴三重奏曲」を1832年に作曲したグリンカさん、
このタイトルの言われは、どうやら失恋にあるようです
この演奏者たちとは何の関係もなさそうです。


新旧P

2010-08-11 22:20:39 | 活動報告
ゼミは束の間の夏休みになりました。
先日のリハーサル時のこと、
新川崎三井ビルコンサートの旧プロデューサー、
柳沢Pは終了の届出を出すために、
今度の8月30日のプロデューサー、
加藤Pはコンサートの打ち合わせに来ました。


柳沢Pは「実は秘書」という隠れたスキルを披露し、
前回のコンサートを大きく盛り上げました。
この写真もすでに秘書っぽい…


加藤Pも今までやってみただけでも、おそらく
「思っていたよりたいへん」と
考えているのではないでしょうか


よく見るとこの写真、
左側からあるはずのない腕が…
最近、ゼミの写真を撮るとこの怪しい腕が頻繁に写るようになりました。
前回のコンサートの1日前の7月26日の記事の写真にも…

何でもよっちゃんという女性の情念が、
カメラを向けられると無意識に参加してしまうそうです。
この写真はそれにしてもやや不気味


8月のコンサートリハーサル始まる!

2010-08-09 08:33:11 | 活動報告
8月30日(月)の新川崎三井ビルコンサート、
「夏の思い出~音楽にのせて~」の
リハーサルも始まりました。


写真の3人はコンサートのトップを飾る、
ショッカー作曲「3つのダンス」の演奏者です。
この曲は、昨年末のゼミのコンサート、
「クラシックおもしろ珍百景」でも演奏され、
ビート感とポップな音が心地よい曲です。
写真右のおけけ、左のよっちゃんによるフルート、
中央の酒巻さんのピアノによる演奏です。


3人が持っているのは、先頃完成したゼミのCD、
「ベストパフォーマンス2010」です。
かわいいキャラクターも人気ですが、
色合いが実に鮮やかなパッケージになっています。


この譜面どおりに本当に演奏できるのか?
そんな超絶技巧を要求されるこの曲ですが、
作曲者はウィットを込めて悪ノリしたのだと思います。
楽しくも難しいこの曲を前に、三人はこんな話をしていました


おけ:お祭り大好き かき氷大喰い、金魚すくい←これはうちわ

よ:やっとブログに載った まだ日下との写真が載ってないですよ

酒:写真撮られると変顔したくなる うずうず…


「夏の思い出~音楽にのせて~」MC

2010-08-07 02:35:10 | 活動報告
今月30日(月)に行われる新川崎三井ビルの
今年度2回めのコンサート、
「夏の思い出~音楽にのせて~」の
リハーサルが始まりました。
今回のMCは4年生フルートのはにゅです。


「私は誰でしょう
との問題にしてほしいと照れ隠しして、
このポーズをとったはにゅですが、
すぐにわかってしまいますので、
この提案は却下します

延ゼミ天然系ボスのはにゅですから、
おもしろいMCになることは請け合いです
がっ今日はまだ話題集めの段階で、
MC台本はまだ何もありません




チラシも完成しました。
デザインは、1年生の竹内君によるもので、
初めて見た人はこの写真はどこかが気になるようです。
船から撮ったもので、なかなかユニークなデザインですよね


ビッグマウスに潜入!

2010-08-05 01:20:26 | 活動報告
ビッグマウスとは、ブラックホール内にある
ライブハウスのことでかなり大きいです。
では、ブラックホールとは何かと言うと、
大学内にあるポップス科を中心とした新しい校舎です。
同じ敷地内にあってもクラシック専攻の学生は、
まったくと言って立寄ることのない禁断の地、
それが「ブラックホール」なのです
こうやって見ると確かにちょっと宇宙的かもしれません。




しかし、宇宙的と言っても、
ここにいるのは角川あとむではなく、
11月7日にここで行う「身体で聴こう音楽会 in SENZOKU」の
下見を行っている、延ゼミ4年めの蔦岡Pと安田脚本家です。
少しではありますが、この120分に及ぶコンサートの
中身が見えて来たところです。




ステージにあるスタインウェイをバックに
二人を撮ろうとしたところ、
何と心霊写真のごとく間に人影が…。




スタインウェイに浮かび上がる人影。
何やら写真を写しているようです

8月30日(月)が次の新川崎三井ビルコンサートです。
タイトルは「夏の思い出~音楽にのせて~」で、
演奏者やスタッフも7月のコンサートとはガラッと変わります。


この他にも4つのコンサート企画が同時進行中で、
ともかく忙しい夏休みです。


いいともコンサート終了!(2)

2010-08-02 16:33:18 | 活動報告
この日の異色の曲目として、
「ファゴットとピアノのためのソナタ」より、
第2楽章「パッサカリア」がありました。
この曲は、何と2年前の音楽音響デザインコース卒業生、
岩岡一志さんの作曲した曲です。


昔を懐かしむ作曲者の心理を表現した曲のようで、
ファゴットの思い出を紡ぐテーマが、
久しぶりに見たダブルシャープが
すべての音につくような複雑な転調によって、
錯綜した展開を見せていきます。


がんばって演奏しているのは、
ファゴットの堀内らいちゅと、ピアノの越智さんです。




どこかで見た顔
大学2年終了と同時にドイツに渡った、
ファゴットの日下が、一時帰国しました。
ドイツを出てから30時間、成田空港から直行で会いに来てくれました
ドイツでは朝昼晩に芋、ソーセージ、ビール…
芋、ソーセージ、ビール… 芋、ソーセージ、ビール…
の繰り返しで、立派に肉体的な成長を遂げてくるとの、
皆の期待をよそに、変わっていませんでした

在学中は2年間延ゼミにいた日下ですが、
「らいちゅ(堀内)が演奏したんですよね
と、しっかりこちらの情報も入手していました。


写真は、夏なのに久々のおでんに喜んでいます。
この前には焼き鳥も食べていました。