フォト

2004年から2018年まで活動した洗足学園音楽大学・延原ゼミの活動の様子を写真を交えて紹介しています。

コンサート「のぶつむり」絶賛練習中!(2)

2017-05-31 08:20:58 | 活動報告


コンサートの最初はトランペットソロで始まりますが、
後半の最初はトロンボーンソロで始まります。
この曲、フランス現代の作曲家、アンリ・デュティユーの、
「コラール、カデンツとフガート」(1950)のリハーサルです。



トロンボーン、ピアノとも延ゼミ2年目の2年生、
日比野龍人君と佐藤舞さんです。
この作品は、伝統的なクラシック音楽を継承した現代性を有し、
調性的な旋律に斬新なハーモニー、緻密な声部書法を誇っており、
パリ音楽院の卒業試験曲として渾身の力で書いた小品と言えます。



そんな中身がギュッと凝縮した重みを表現するには、
ちょっとやそっとではできることではないかもしれません。
コラール、カデンツ、フガートとは、そんな技術や表現の確かさを見るにも、
ちょうどいい楽曲形式なのかもしれません。
挑むのは、技術的な安定感の高い日比野君。



そして、読譜力と技術力の高い佐藤舞さん。



2年生の仲良しピアノ&声楽4人組です。
お昼休み直後のゼミの時間、忙しい中で昼食をとりますが、
右から2番目の佐藤さん、ピザを1枚落としてしまったそうです。
その落としたピザを「ピザ、食べませんか?」と勧めてきます(笑)

コンサート「のぶつむり」絶賛練習中!(1)

2017-05-30 10:46:35 | 活動報告


6月4日(日)のコンサート「のぶつむり」まで1週間を切り、
リハーサルも日夜行われています!
今回も実力伯仲のプログラムが並んでいます。
その中でドニゼッティのオーボエソナタ へ長調を演奏するのが、
オーボエ2年の三嶌淳史君、ピアノ2年の椛島理華子さんです。



ドニゼッティと言えばイタリアオペラですが、
この曲もオペラを彷彿とさせる華やかさと、
オペラアリアのような節回しが特徴です。



オーボエはアリアを歌うかのような役割ですが、
そのバックを盛り立てるピアノパートがたいへん重要で、
所謂オーボエソナタと言えばピアノパートもピアニスティックで、
ピアノらしい技巧を駆使しているものですが、
ドニゼッティのこの曲のピアノパートは凝るわけではなく、
たいへん簡素で薄い響きのところがあるかと思えば、
盛り上げどころになるとメロディの常に6度下の音がくっついていたり、
早いパッセージでも3度下の音が常にくっついていたりと、
お手軽に盛り上げている割にピアニスト泣かせなところがあります。



真面目な学生にとってイタリア音楽は、
うまく取り繕いながら世の中を渡っていく勉強?
にちょうどいいのかもしれません(笑)

さぁ、今日もリハーサルが続きます!
6月4日(日)19:00開演 ミューザ川崎・市民交流室
全自由席500円 当日券あります!

7月の演奏会は、
まず8日(土)13:00開演 てくのかわさき
(川崎市生活文化会館:川崎市高津区溝口1-6-10)
たかつく健康福祉まつりに参加します。
いろいろな催しが行われますが無料です。
よろしくお願い致します!

新歓/食す→のぶつむり

2017-05-19 08:34:23 | 活動報告


サックスは今年も多いのですが、カラーは変わった気がします。
食べるモードになっているのは、3年の林田萌さん(左)と、
同じく3年小田部友梨さんです。

ひたすら食べているようにも見えますが、
皆にもちゃんと取り分けてくれる優しいお姉さんでした(笑)

サックスはソロ、デュオ、カルテット、さらに大編成と、
いろいろな可能性がある上に場所を選びません。
何か活動的なサックスにしていきたいと思います。

タイトルのインパクト、デザインの可愛らしさで好評をいただいている、
コンサート「のぶつむり」が6月4日(日)19:00開演と迫ってきました!



その全容はこちらです!

1.ベーメ作曲 ロシアの踊り
トランペット 馬場夏子 ピアノ 髙城美希

2.エックレス作曲 ソナタト短調
テューバ 渡邊多朗 ピアノ 椛島理華子

3.クライスラー作曲 前奏曲とアレグロ
ヴァイオリン 髙橋沙織 ピアノ 稲村彩夏

4.ショパン作曲 ワルツ第5番変イ長調 作品42
ピアノ 小坂友紀子(NOBU-ZEMI DIPLÔMÉ)

5.Percussion medley~雨の日に~
パーカッション 松﨑愛理花

6.ドニゼッティ作曲 オーボエソナタ へ長調
オーボエ 三嶌淳史 ピアノ 椛島理華子

7.ボザ作曲 アンダンテとスケルツォ
ソプラノサックス 藏戸里沙 アルトサックス 木村百花 
テナーサック 金子葵 バリトンサックス 髙木健斗

ー休憩ー

8.デュティユー作曲 コラール、カデンツとフガート
トロンボーン 日比野龍人 ピアノ 佐藤舞

9.イベール作曲 2つの間奏曲
サックス 中村紀仁、前川あかり ピアノ 髙城美希

10.ブルカリ作曲 雨上がり
オーボエ 河村真歩 ファゴット 髙橋遥 ピアノ 末次実玲(NOBU-ZEMI DIPLÔMÉ)

11.プーランク作曲 延原正生編曲 3つのノヴェレッテ より第1、3曲
ヴァイオリン 橘純子 チェロ 橋本総司 ピアノ 加藤直子

12.村松崇継作曲 EARTH
フルート 加藤暁奈(NOBU-ZEMI DIPLÔMÉ) 
ピアノ 小坂友紀子(NOBU-ZEMI DIPLÔMÉ)

13.イベール作曲 アルトサクソフォーンとピアノのための室内小協奏曲 より第2楽章
サックス 田中愛希(NOBU-ZEMI DIPLÔMÉ)
ピアノ 黒岩文子(NOBU-ZEMI DIPLÔMÉ)

【MC】
小嶌志歩

【ステージ】
末村勇木、金樹治、横田泰典

【受付】
平野真悠子(票券管理)、石丸青空

【チラシ作成】
雨川笑子

【プログラム作成】
前川あかり

新歓/わきあやか&nozomu

2017-05-16 08:13:30 | 活動報告


ゼミに入る前から!Twitterでの奔放な主張(笑)で知っていた、
サックス2年の脇采花さん!福岡県精華女子高校出身!
ただでさえサックスコース生の多い延ゼミの中で、
サックスの人にも一目置かれている(笑)脇さんですが、
伸びしろはとてもありそうです!

明るくて楽しい脇さんに注目しています!



そして、脇さんの右側にいた気になる女子!
音楽教育2年の前田望さんです。東京人!
延ゼミは専門性を重視するゼミですが、
音楽教育コース生が履修するということは、
それなりの意思を感じるわけでとても大事にしたい…
などと考えるわけです。

ピアノ、あるいは聴衆参加型イヴェントで出演する時が迫っています!
今後の前田さんにご期待下さい!

今年度は本当に楽しみな新メンバーが多く、
月1回はコンサートを行う延原ゼミですが、
よりたくさんのイヴェントを企画したいと奮い立ちました!

次は、コンサート「のぶつむり」です!
6月4日(日)19:00開演[18:40開場]
ミューザ川崎・市民交流室
全席自由500円

いつもと同じく13組で盛りだくさん!
ぜひお越し下さい!

新歓/馬場ちゃん。

2017-05-14 19:46:39 | 活動報告


今年度の新歓はやはり5月になりましたが、
なかなか楽しいひとときでしたよ!

新歓だから新1年生というわけではなく、
新メンバーがたくさん来てくれて、
今年の新メンバーが本当にいいのだということがわかりました!

新歓のお店に着くや否や入口にお出迎えの2年生馬場夏子さん。
来た延ゼミ生にテーブルの場所を伝えてくれます。
さすがトランペットですね!
そして、この写真のように出て来た料理を取り分けてくれます。
そんなお世話の神、馬場ちゃんのような新メンバーが集まった、
延ゼミはなんて幸せなのか!?

楽しい楽しい延ゼミを紹介したいと思います!

さて、6月4日(日)の今年度最初のゼミ挙げてコンサート、
「のぶつむり」の全容がわかってきました!

馬場ちゃんはベーメ作曲「ロシアの踊り」をピアノの髙城美希さんと、
他にも卒業生グループNOBU-ZEMI DIPLÔMÉの演奏を含め、
今年度の延ゼミの勇姿を観れること、間違いなしです!

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン《第3日》

2017-05-07 17:57:06 | 活動報告


前日までの学生の公演とは異なり、
この日の卒業生中心のコンサートは、さまざまな意味で違います。
気迫や若い力が前面にみなぎっていた昨日とは異なり、
技や洗練された表現が冴え渡ります。
長い間培ってきた思いが凝縮しているような気さえします。



ピアノの遠藤龍軌君は4年生になり、
ポップスを専門としていますが、
この日は抑制された細かな表現が奮っていました。
ポップスの演奏を勉強することによって、
クラシックの演奏を客観的に見ることができるかもしれません。







フルートの加藤暁奈さんと秦明穂さんが、
リハーサルを終えて出番を待ちます。



昨日まではリハーサル時にもたくさんの人が立ち見席で聴いていたのですが、
この日は誰もいないのでお客さんがいらっしゃるのか些か不安でもありました。
しかし、演奏の10分前から人が増え始め、演奏が始まるとみるみる増えました。



ショッカーの「3つのダンス」は作曲家も唸るほどの名曲。
お客様に良い時間を過ごしていただけたに違いありません。

そして、この後は尾形佳苗さん、安本夏海さん、
井上詠美子さん、山本茉莉奈さんのクラリネット四重奏にバトンタッチ。
まさしくプロの響きでたいへん高質のアンサンブルを提供できました!



ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン《第2日》

2017-05-06 05:46:16 | 活動報告


自分がどのように演奏したいのか、
実際の音と技術、パフォーマンスの双方からわかり、
すなわち「魅せる演奏」ができる、
それがヴァイオリン・橘純子さんです!



ストラヴィンスキーのイタリア組曲は古典的な趣のある曲、
サン=サーンスの「死の舞踏」は音色や歌わせ方など、
表現力が増幅していきました。
さらに近代的な技巧を駆使しているエイシェンヌの、
「カンティレーヌとダンス」ではその世界を確立できました!



卒業したばかりのサックス・西村麻衣さんは、
自在に合わせていくアンサンブルに徹し、
バランスよく完成度の高い表現が光りました!



それぞれの時代様式をそれぞれの表現で弾き分ける、
ピアノの末次実玲さんは他の楽器と対等に主張していき、
それぞれがそれぞれの表現で渡り合っていく様子は、
室内楽の醍醐味を存分に感じさせました!



ヴァイオリン3年生の橘、サックスでこれからNOBU-ZEMI DIPLÔMÉの西村、
そしてNOBU-ZEMI DIPLÔMÉでピアノのエキスパートの末次、
延原ゼミの看板プレーヤーであり、今いちばん活躍している3人なのです!
今日も多くの方の熱いBravo!と拍手に、
達成感のあるステージを終えられました!



終演後の様子です。麻衣さんはやや眠そうですが、
ピアノの譜めくりをしてくれたのは、
ピアノ3年生の有泉香里さん(写真右)です。

さて、今日はやはり14:00より丸の内オアゾ○○(おお)広場で、
NOBU-ZEMI DIPLÔMÉ、卒業生を中心としたメンバーで、
フルートとピアノ、また2本のフルートとピアノにおける、
ショッカー作曲3つのダンス、
そしてクラリネット4重奏による、
ヒケティック作曲3つのラテンダンスを中心にお贈り致します!

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン《第1日》

2017-05-04 21:08:57 | 活動報告


自分でもよく受け止め過ぎかと思えるほどとても良かったのです。
拍手に応えてお辞儀をして、
あんなに長い時間頭をあげなかったことは記憶になく、
Bravo!の声が自然に相次ぎこれで終わるのが勿体ないくらいでした。



リュートのための古風なアリアと舞曲第3組曲の第3曲の途中あたりから、
若者独特の無心と気迫が見えない相乗効果を醸し始め、
大きな一つの響きになっていくさまが圧巻でした!
音楽的な言葉では表しきれない素晴らしさがありました!



また、本当にたくさんの方にお集まりいただき、
立ち見の後ろの方はおそらく見えなかった方もいらしたと思います。
リハーサルから最後までずっとたくさんの方に見守られ、
心より感謝いたします!





この2枚はリハーサル時の写真です。
リハーサル時はコントラバスの位置が上手の奥でしたが、
チェロの弓のスペースを取るためにピアノの置き方を変え、
コントラバスはチェロの後ろで中央よりに変わりました。



この写真は多分始まる前ですね。
4年生で先輩として皆を支えてくれていた佐藤早絵さん(右)、
2年生でラ・フォル・ジュルネに出ることに憧れていた髙橋沙織さん(左)です。

かなり早めに集合し衣装に着替え、演奏位置を入念に決めました。
ラ・フォル・ジュルネのスタッフさんはいつもとても親切で、
音響さんにもいいバランスをつくっていただいています。

明日は、14:00よりやはり丸の内オアゾ○○(おお)広場で、
このアンサンブルには参加していなかったヴァイオリンの橘純子、
サックスを首席で卒業した西村麻衣、
延ゼミのあらゆるピアノを万能に弾きこなす卒業生の末次実玲、
この3名の世界をお贈りします!

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン、絶賛練習中(5)

2017-05-03 22:57:45 | 活動報告
いよいよです!
このゴールデンウィーク後半のお天気が良くて何よりです!
コンサート当日2日前にはヴィオラの井野邉大輔先生が、
何と仕事先の静岡から駆けつけて下さいました!







昨年のラ・フォル・ジュルネの練習時にもいらしてくださり、
いつも論理的に演奏法をご指導いただいています。







実際にヴィオラパートを一緒に弾きながら、
他のパートのことを細かく観察されています。





いらしていただいた先生方には本当に感謝しています。
とても温かく見守っていただいていることを改めて実感するのです。

いよいよ、4日12:30よりこの弦楽アンサンブルが、
東京駅北口前の丸の内オアゾ・○○(おお)広場にて、
ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2017 丸の内エリアコンサートの、
先陣をきってのコンサートを行います!

5日、6日はそれぞれ14:00から同じ会場で、
延原ゼミ、NOBU-ZEMI DIPLÔMÉが登場します。
ぜひ、東京駅前の会場にお越し下さい!