昨日、体操の帰り、いつもの道をいつものように歩いていた。
ふと目に入った可愛いお花。
田舎道の道端。
体育館に向かういつもの道。道路わきの雑草が生い茂る一角・・・
幾度も幾度も毎週歩く道。
何年もの間どの季節にも歩いているのに・・・気づかなかった。
小さい木だった。花束は、ふわふわ咲いていた。
ももちゃん♪こんなに可愛いお花を見つけてきましたよ♪
手毬のように咲いていた。ちょこっと摘ませていただきました。
いい香り。ももの周りでいい香り。センダンの花。
これは「せんだん」の花。
あの日のあの香りを思い出す。数年前のこと。
住吉大社近く、大昔、こちらあたりまでが海だった。住吉の浜。(正確にはもう少し西まで)
国道26号線沿いに、当時の灯台?の名残りを示す「高燈籠」がある。
この高燈籠の真横にあって、ばっさりと切られてしまっている大木。
この木が「せんだん」の木。
こんな姿になってしまっているのを去年見つけた・・・
直ぐ横のレトロなビルに「エダン」という雑貨やさんがあって、お店の人に尋ねると、
この木が何の木か知らないという。
こんなに切られてしまってはね・・・
一枚の葉もその大木には見ることが出来なくて。
何の木かわからないわね・・・
このセンダンの木、花の季節に高燈籠周りはそれはそれは芳しい芳香に溢れていた。
あの木が「せんだん」とわかったのも、その溢れんばかりの香りに吸い寄せられ可愛い花束を 見上げ、
その花の様子を見つけて調べ、初めて知ったのだった。
センダンの大木はその頃、フサフサと枝葉を揺らし数え切れないほどの小さな花束を生んだ美しい大木だった。
木は今どうなっているのだろう。あれほどに刈り込まれてしまったけど又生き生きと緑を取り戻してくれていて欲しいと祈りたい思い。
こんなに小さな一枝であたりに香りがふわり。
なんか・・・ちょっとうれしいな。
せんだん・・・
また見つけることができました。それもうちのすぐ近くにね。