キルトの時間 猫の時間 green+

☆いつもそばにももがいた☆
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伊部にて

2007-10-27 20:49:51 | おでかけ

24日朝、10時すぎに牛窓を出発。そろそろ娘に頼んできた「もも」のことが気になりだしたし・・・帰ろう!

夫は「伊部」にだけは寄りたいという。伊部は備前焼の町。牛窓からは車で約30分。毎年10月の第3土日に備前焼祭りが伊部で開催されている。今年も16万人もの人出だったとか!(ホンマ?)物凄い数字です。私自身が暑い時期の旅を嫌うので、我が家の岡山行きは大抵10月頃。ここ数年の間に数回訪れているのだけど、なんとも・・・毎回備前焼祭りは外れてしまってばかりです。

でも・・・いつも訪ねるお店のおばちゃんは・・・特別やよ~~~!(きっとみんなに特別だと思う!笑)とお祭り価格にしてくださる!(2割引き程度)器とも出逢い・・・同じような器が並んでいるようでも・・・気にいるものに会えるときとそうでもない時と。ゆっくり見つかればいいんです。

ということで・・・今回は火の走りが目に見えるような桟切模様がいい感じの中鉢を購入。Img_4266

私が伊部で目的とした一番事は・・・そのおばちゃんのお店にあった、この大きな備前焼の鉢に再会することだったのです。この鉢・・・お水を換えたことがないという・・・覗くと小さなメダカの赤ちゃんがスイスイと泳いでいました。そうなんです。ず~~っとメダカが暮らしているんです。健在でした。大きな鉢(直径約70センチ位かなぁ・・・)高さはそんなになくて・・・30センチ位。大きな石?岩?がどんと入れられ、その石は苔むして、そして又植えつけられた植物が岩の上に活き活きと育ち・・・素晴らしい生態系が生まれているんです。お水は澄み切ってますが、水中は水草だらけ。正確には根っこだらけ・・・私が知る限りでも約10年は経つ。どうなってこうなるの~~~?です。お水が綺麗なのはやっぱり備前焼のちから?とおばちゃんに聞いてみると・・・お水が悪くなりにくいとは言われても・・・悪くならないわけではないですわなぁ・・・と。そうですよね・・・

植物力が勝っている・・・ということらしいです。やっぱりね・・・

魅力の鉢・・・暫く見入りました。

うちのメダカ・・・一番小さいのが早いうちにあっけなく死にました。今9匹です。

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Img_4270 レンガで出来た登り窯の煙突。


倉敷 牛窓 

2007-10-27 12:16:25 | おでかけ

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倉敷の続きを・・・

美術館の庭からです。

フランス、ジヴェルニーのモネの庭から株分けされた睡蓮だそうです。この日、美術館の池では黄色い睡蓮の花がひとつ・・・眩しい日差しを目いっぱい受けて美しく開いていました。池には黒めだかと楊貴妃もゆらゆらと泳いでいて・・・かなりデカイのです!ビックリ!Img_4144

Img_4142 手入れの行き届いた庭園には大きな鯉もたくさん居ます。

そういえば・・・倉敷美観地区の水路にもたくさんの大きな鯉が泳いでいました。津和野や萩の町でずっと昔に目にした光景・・・このあたりでも見られるのです。

私・・・倉敷あたりからちょっと喉が・・・風邪やわ~~~!ま!車に乗って後は帰るだけ!何とかなる!と牛窓へ・・・向かったのでした!

実は・・・倉敷国際ホテル(ちょっとレトロなホテル)に泊まってみたかったのに・・・残念。お部屋が満室でこの日は泊まれませんでした。

牛窓へ向かうその前に・・・ちょっとだけ・・・倉敷国際ホテルに寄ってみました。大原美術館の直ぐ近くです。外観はごく普通。少し年季の入った白い建物でした。ロビーに入ると直ぐ右手にフロント。館内は茶色と白。ロビーに置かれた応接セット・・・家具、欄干、どれもが、クラシカルな印象。そしてロビーから吹き抜けている2階を見上げるとそこには棟方志功作の大きな大きな版画(大世界の柵)が2段に分かれてありました。しっかりと拝見してきましたが宿泊しないので・・・カメラを向けるのはさすがに気がひけました。とてもきちんとした印象のホテルでした。次回は予約が取れてから旅日を決めます!はい!

ということで・・・以前から訪れてみたかった「牛窓」へ。

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牛窓・・・日本のエーゲ海!エーゲ海!と町のあちらこちらにありました。

24日は暖かくて、お天気も良く、陽が上がると雲ひとつない抜けるような青空に!目前にはヨット、クルーザーが。マリーナがあり停泊中の船をみているだけでもなにやら愉しい気分に。シーズンには賑やかなのでしょうね!ホテルは真っ白で確かに・・・エーゲ海のイメージ?!あ・・・エーゲ海行ったことないです!笑

ここ!振り向けば・・・山手は普通にのどかな田舎町なんですよ~~!!笑!エーゲ海なら真っ白いお家が並んでいますよね~~~!確か・・・!?

牛窓・・・静かな静かな海辺の町・・・・といった印象。潮の香りが心地よくて!瀬戸内の海はこんなに穏やかなのだ・・・この海が荒れる日があるの・・・?Img_4239_2

部屋から・・・穏やかな海を眺めているといつまでも滞在したい~~~!そんな気持ちに!お食事もお部屋もホテルの対応もとてもいいのです!

ホテル(リマーニ)のまん前に「石井書店」という本屋さんも見つけたし!これなら何日でも連泊出来る!笑

夢ですね!いつかね・・・

牛窓・・・街中にオリーブの木がたくさん植えられてました・・・その木のどれもがびっしりとオリーブの実をつけてるんです!うわ~~~こういう風に実が生るのやね~~~!

今回は倉敷に泊まれなくて良かった・・・かな・・・・穏やかな海に抱かれてとても気持ちが癒されていました。風邪もどこかに飛んでいってしまった錯覚にまで・・・

海は広いな大きいな~~~♪月がのぼるし、陽が沈む~~~♪海におふねをうかばせて・・・行ってみたいなよそのくに~~~♪

エーゲ海に行ってみたい!


倉敷へ

2007-10-27 01:12:48 | おでかけ

22日、23日、24日とピーカン晴れの三日間!

ももに「お留守番お願いね」と言い聞かせ(?)岡山へと出かけてまいりました!

22日所用を岡山県笠岡市の親戚宅で済ませ・・・

23日早朝倉敷に向け出発。9時半に到着。すでに倉敷美観地区(水路を挟んで両側になにやら町並み保存されたように統一性のある白壁のお店がたくさん並んでいる)には観光客が。この日はやけに外国人が目立ってました!(というか・・・いつもなのでしょうか?)インド、イタリア、アメリカ、台湾?中国?あと・・仙台から・・・九州から・・・ほとんどの方がツアー客のようでした。すれ違う人が皆、胸にIDカードのようなものをぶら下げています。美観地区はそれほど広くはありません。ほんの一角。作られすぎた感もあるけど、綺麗な町です。水路脇には萩がそれはそれは可憐に小さなお花をたくさん咲かせていました。今が見ごろのようです。

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真っ先に目指した「倉敷民芸館」あたりには観光客がぞろぞろと歩いているのだけれど・・・

中に入ると・・・誰もいません。夫と私だけ。二人っきり。静かにゆっくりと一つ一つを見て回る事が出来ました。じっくりです・・・どれも素晴らしいものばかりなのです。

作家作品ではない・・・その地の人の手により創りだされた器、道具、籠、布、織物、家具・・・素晴らしい技が並びます。倉敷ガラスの古いもの。李朝の器。アフリカの布。力強くて丈夫で美しい生活用品・・・手仕事の美に出会えたように思えました。

そしてとても楽なんです・・・大原美術館とは・・・また違った時間が過ごせました。

とてもいい空間でした。なのにとうとう・・・最後の展示まで・・・誰にも会わないままでした。

そして・・・アイビースクエアを少しのぞいて・・・Img_4006

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Img_4123 大原美術館へ。

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先ほどの民芸館とは違いこちらは人で溢れていました。

大原孫三郎氏から命を受けた児嶋虎次郎氏(画家)がその多くを収集したとのこと、日本へ持ち帰った印象派の時代の作品の数々・・・当時の選択・・・虎次郎氏の目、審美眼・・・画家でありながら、いえ・・・画家なればこその選択!真剣勝負だったのでしょうね。

その児嶋虎次郎の絵「ベゴニアの畠」。木漏れ日の下で編み物をしている婦人と子供が描かれてます・・・モネの「光」以上に美しい「光」を感じる素敵な作品でした。

かなりの作品郡です・・・芸術を愉しむには時間と体力が要るワ~~~!とそれも改めて実感!なにしろ・・・相当なパワーが溢れた空間に身をおくわけです。こちらの体力も相当要るというものです!はい!正直ちょっと疲れてしまいました・・・笑

途中ひとやすみ・・・

美術館隣の喫茶「エル・グレコ」へImg_4150

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大原美術館所蔵 エルグレコの「受胎告知」にちなんで名づけられた喫茶店。

洋館の造りでとても趣きのあるお店。ただ・・・旅本などにも多く紹介されていたし・・・お茶の時間だし・・・混んでるかなぁ・・・ゆっくり出来ないかもと白いドアを開けてみると・・・そうでもないのです。

お店の中には・・・まず格子窓のような間仕切りが。そしてゆったりとした大テーブルが数個置かれていました。タイムスリップしたかのような空間・・・窓枠からの「つた」の影と太陽の光のコントラストが美しく・・・とても静かで素敵な珈琲館でした。外の人の流れが嘘のようだった。

オリジナルブレンド珈琲を豆で買ってきました。楽しみです。

この日・・・4時頃に倉敷を出発。日本のエーゲ海と言われる(らしいです)「牛窓」へと向いました。車で約一時間。夕陽が沈む寸前に到着!Img_4171 Img_4185 倉敷から牛窓に向う途中の岡山ブルーライン!刈り取られた田んぼとまだ未収穫の黄金色に輝く田んぼがパッチワークされたかのようで、なんとも目によい景色でしたわ。

牛窓の海・・・穏やかです。波一つ立ちません。

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おまけ

この「くろだ」という蒲鉾やさん!めちゃくちゃ美味しい蒲鉾やさんでした!「てんぷら」(練り天)(ただし種類はかなり少ない)は絶対に天然素材(材料)のみだ!と思える天ぷらで!うまみがぎゅ~~~っ!でした!蒲鉾はうす~~い板に練りながら付けて焼いたというもの!テレビで見たことがあったけど、あまり大阪で私は見たことがなくて!次回も出かけたら迷わず又!買いに行きます!

美観地区のはずれの又細い道を入ったところにありました。ちょっとひなびた風な蒲鉾やさんでしたが・・・かなり美味です~~!いけてます!

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