劇団「維新派」のキートンの映画をモチーフにした舞台を収録のDVD
少年が雨の日に寂れた映画館で映画の中に入り込んでしまう。そしてその世界のキートンに出会い…という「探偵術入門」の設定から、キートンの様々な映画のシーンが登場。
私は舞台はミュージカルやダンス以外あまり見ません。見るのは高校生やプロでない劇団の公演に誘われるくらい。まずお金がないので。これもキートンの名前に惹かれてみたのだけれど、セリフがない、まるで舞踊劇のように身体性で見せる舞台で、それもストーリーを担っている部分をフォーカスして見るタイプの舞台ではない。
セットがまたすごい。のっぺりした斜面を多用しており、野外だし、濡れたらどうするんだろうと心配になるほどだったが、そこに浮き上がる影の効果は最高。歯車や骨組みで組上げたような巨大セットのイメージも素晴らしい。
かなり長い時間で、テレビ画面では休憩を入れて見たが、役者さんたちの体はたいしたものでした。スローモーションが多いのに、身体の動きに緩みもなく、舞台の隅まで隙がない感じ。音楽も良かった。ただ、じかに見ると全然印象違うだろうとは思った。やはり音の点では録画は弱い。
私が好きでたまらないキートンの映画の魅力は、まず面白い見せ方に徹していること、キートンの体技ばかりでなく映画自体のスピード感が群を抜いていること。どうしても貧乏くじを引いてしまう人間の世界への違和感や哀愁の奥に優雅さが感じられること。
これはスピード感はちょっと置くとして、キートン映画の場面が出てくることだけでなく、キートンのムードが感じられた。(どうしても私はキートンファンとしての視点からこれを見る)
しかしこれを小さな画面でなく、じかに見たら病みつきになるだろう。
少年が雨の日に寂れた映画館で映画の中に入り込んでしまう。そしてその世界のキートンに出会い…という「探偵術入門」の設定から、キートンの様々な映画のシーンが登場。
私は舞台はミュージカルやダンス以外あまり見ません。見るのは高校生やプロでない劇団の公演に誘われるくらい。まずお金がないので。これもキートンの名前に惹かれてみたのだけれど、セリフがない、まるで舞踊劇のように身体性で見せる舞台で、それもストーリーを担っている部分をフォーカスして見るタイプの舞台ではない。
セットがまたすごい。のっぺりした斜面を多用しており、野外だし、濡れたらどうするんだろうと心配になるほどだったが、そこに浮き上がる影の効果は最高。歯車や骨組みで組上げたような巨大セットのイメージも素晴らしい。
かなり長い時間で、テレビ画面では休憩を入れて見たが、役者さんたちの体はたいしたものでした。スローモーションが多いのに、身体の動きに緩みもなく、舞台の隅まで隙がない感じ。音楽も良かった。ただ、じかに見ると全然印象違うだろうとは思った。やはり音の点では録画は弱い。
私が好きでたまらないキートンの映画の魅力は、まず面白い見せ方に徹していること、キートンの体技ばかりでなく映画自体のスピード感が群を抜いていること。どうしても貧乏くじを引いてしまう人間の世界への違和感や哀愁の奥に優雅さが感じられること。
これはスピード感はちょっと置くとして、キートン映画の場面が出てくることだけでなく、キートンのムードが感じられた。(どうしても私はキートンファンとしての視点からこれを見る)
しかしこれを小さな画面でなく、じかに見たら病みつきになるだろう。