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マダムnihaoのフレッシュ搾りたてブログ。お気軽にお立ち寄りください。

北京レポート・北京晴れ

2013-10-16 22:25:00 | Weblog
 「世界遺産・北京五日間の旅」から無事戻って参りました。
北京は古さと新しさ、粋と無粋、豊かさと貧しさが渾然一体となっている賑やかな大都市でした。
どこまでも続く街路樹の柳の大木に悠久の時間を感じました。
柳絮(りゅうじょ)の季節にまた行ってみたいと思います。

 北京は世界遺産密集エリアです。
市内には6つの世界遺産[万里の長城・頤和園(いわえん)紫禁城・天壇公園(てんだんこうえん)明の十三稜・周口店]があり、それら全部をくまなく巡ってきました。
その他にも天安門広場・胡同(フートン)盧溝橋・北京動物園も回るという充実の五日間でした。
思ったほど疲れませんでしたが、早く記録しておかないと、何が何やらどこがどこやら、どんどん忘れてしまいそうです。

 格安ツアーだったせいか(?)、一日目は全日を移動に費やしました。
盛岡駅を出発したのが午前10時。仙台空港を午後3時に出て、上海を経由して北京に到着、市内のホテルに落ち着いたのが午後10時でした。
長い長い一日でした。

 北京空港で専用バスを待っていた時、うっすらと幻想的な白い霧に包まれましたが、それがかの有名な微小粒子状物質PM2・5であると認識した途端、みんな慌ててマスクをつけました。
明日からの四日間、この大気汚染物質との闘いになるのかと思うとうんざり。

 
           


 旅行中は五日間とも同じホテルだったので大変便利でした。
これは↑午前8時、ホテルの窓から見た風景です。
大きな太陽が昇っているのに曇り空という不思議な光景です。
明らかに異常な現象で人間が住む環境ではないと思うのですが、北京市民は誰もマスクなど着用しておらず健康への影響が懸念されます。
大気汚染は自然災害ではないので、人間の叡智を結集すれば解決の道は見いだせる筈です。
人々は先ず、ひと昔前の北京の青い空を思い出すことが大切ではないでしょうか。

 それにしても実に不思議なことが起こりました。

 同行のメンバーによほど心がけの正しい者がいたみたいで(もしかして私?)、昼頃から突然神風が吹き始め、あんなに厚く垂れ籠めていたPM2・5が一掃されたのです。
北京市民も久々の北京晴れが戻ってきたと喜んでいました。

          


 紫禁城↑(故宮博物館)を見学していた頃には、こんなに美しい青空となりました。
紫禁城は天安門広場と隣り合わせになっていて(知らなかった)、ここの見学では1万8千歩も歩くことになりました。
そして北京ブルーは旅行中ずっと続き


          


 4日目の万里の長城にも大変気持ちよく登ることができました。
なんと幸運な旅だったことでしょう。        (続く)