昨日は二つの異なる甲子園決戦の観戦をした。
ひとつはもちろん「花巻東×中京大中京」の夏の甲子園準決勝戦。
もうひとつは盛岡劇場で開催された「第四回全国高校生短歌甲子園」だ。
春の選抜で準優勝し、今大会最注目投手の菊池雄星君を有する花巻東。
雄星君の不調を全員で支え総力をあげて闘ってきたが準決勝で力尽きた。
彼らの笑顔は飛び切り素敵だったが、止まらない涙もまた美しかった。
花巻東の選手たちが、勝ち上がってインタビューを受ける度に
「岩手県のために頑張りました!」
「県民の皆様の応援に応えるために頑張りました!」
と揃って口にしていたのは、全員岩手県児のチームで、岩手の野球のイメージを変えようと一丸となって戦ってきたからこその郷土愛溢れる思いの発露で嬉しい。
花巻東は岩手県民に勇気と感動と誇りを与えてくれた最強のチームだった。
総選挙はそっちのけでテレビにかじりついていた甲子園。
菊池雄星党首(じゃなかった投手)に私の清き1票を捧げよう。
さてこちらは全国の文化系高校生たちが一堂に会した『短歌甲子園』
詳細に関しては去年の記事で→短歌甲子園
去年は物珍しさも手伝って二日間会場に通い詰めたが、今年は団体戦の決勝戦を午前中だけ見学した。
珍しく夫も「オレも行ってみようかな」とついてきた。
一般の見学客が極端に少なかった(10人くらい)
まだまだこの大会へのPRが不足していると思う。
昨年の一番遠い地域の参加校は愛媛県だったが、今年は福岡県から2校の参加があった。
南の地域からの参加者たちは、盛岡の涼しさに驚き創作に集中できて大活躍。
優勝は福井県・武生高、準優勝は静岡県・加藤学園暁秀高だった。
印象的な歌をいくつか掲載してみよう。
「サイダーさん 暑いのかしら?汗かいて 私よりずっと冷たいくせに」(宮城第一)
「白鳥が 飛び立つようにバー越えて 重力に逆らう君の汗」(下館第一)
「啄木も立って息せし 渋民よ あなたの眼鏡に我はかなうか」(武生)
生徒たちには、もう少し短歌の表現形式を勉強して参加してほしいと不満を感じる点がないわけではないが、高校生らしい瑞々しい感性の歌が、次々と即興で詠まれるところはとにかく面白い。
ぜひこちらの方への応援もお願いしたいものだ。
ひとつはもちろん「花巻東×中京大中京」の夏の甲子園準決勝戦。
もうひとつは盛岡劇場で開催された「第四回全国高校生短歌甲子園」だ。
春の選抜で準優勝し、今大会最注目投手の菊池雄星君を有する花巻東。
雄星君の不調を全員で支え総力をあげて闘ってきたが準決勝で力尽きた。
彼らの笑顔は飛び切り素敵だったが、止まらない涙もまた美しかった。
花巻東の選手たちが、勝ち上がってインタビューを受ける度に
「岩手県のために頑張りました!」
「県民の皆様の応援に応えるために頑張りました!」
と揃って口にしていたのは、全員岩手県児のチームで、岩手の野球のイメージを変えようと一丸となって戦ってきたからこその郷土愛溢れる思いの発露で嬉しい。
花巻東は岩手県民に勇気と感動と誇りを与えてくれた最強のチームだった。
総選挙はそっちのけでテレビにかじりついていた甲子園。
菊池雄星党首(じゃなかった投手)に私の清き1票を捧げよう。
さてこちらは全国の文化系高校生たちが一堂に会した『短歌甲子園』
詳細に関しては去年の記事で→短歌甲子園
去年は物珍しさも手伝って二日間会場に通い詰めたが、今年は団体戦の決勝戦を午前中だけ見学した。
珍しく夫も「オレも行ってみようかな」とついてきた。
一般の見学客が極端に少なかった(10人くらい)
まだまだこの大会へのPRが不足していると思う。
昨年の一番遠い地域の参加校は愛媛県だったが、今年は福岡県から2校の参加があった。
南の地域からの参加者たちは、盛岡の涼しさに驚き創作に集中できて大活躍。
優勝は福井県・武生高、準優勝は静岡県・加藤学園暁秀高だった。
印象的な歌をいくつか掲載してみよう。
「サイダーさん 暑いのかしら?汗かいて 私よりずっと冷たいくせに」(宮城第一)
「白鳥が 飛び立つようにバー越えて 重力に逆らう君の汗」(下館第一)
「啄木も立って息せし 渋民よ あなたの眼鏡に我はかなうか」(武生)
生徒たちには、もう少し短歌の表現形式を勉強して参加してほしいと不満を感じる点がないわけではないが、高校生らしい瑞々しい感性の歌が、次々と即興で詠まれるところはとにかく面白い。
ぜひこちらの方への応援もお願いしたいものだ。