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マダムnihaoのフレッシュ搾りたてブログ。お気軽にお立ち寄りください。

けもの道

2008-01-25 11:00:00 | Weblog
 寒気が少しゆるんで安心していたら、昨日は大雪が降りました。
午前中に1回雪かきをしたものの、雪は間断なく降り続き、夕方にはまた30㎝くらい積もっていました。
心臓疾患のため医師から『雪かき禁止令』が出ている夫も、見るに見かねて少しだけ手伝ってくれました。
今年は、雪かきグッズを豊富に揃えて準備しておいたので、作業がとてもはかどりました。
今日の朝刊の発表では盛岡地方積雪18㎝とありました。
えっ、うっそ~! 私の体感積雪は50㎝だった........。

 いくたびも 雪の深さを 尋ねけり     (子規)
 いざ行かん 雪見に 転ぶところまで    (芭蕉)

しんしんと雪が降る日には、なぜか思い出される俳句です。
中学か高校で習ったのだと思いますが、今でも口をついて出てくるのが不思議です。
子規や芭蕉のように、雪に対して限りない憧憬を抱いて暮らしていけるのなら幸せです。 

 昨年、我が家の敷地の隣にスーパーマーケットが建ちました。
私的な見解ですが、理想のマイホームの条件は3Sでした。
(1) 日当たりsunsunであること
(2) 子どもの通学のためにschoolが側にあること
(3) 近くにsupermarketがあること

 ここに住み着いて20年、『まさかの隣のマーケット』の出現ですべての条件がクリアされました。
空き地を横切って行けば70歩、正規のルートを回れば300歩。
空き地を横切るのは自明の理です。
午前中に買い物に行こうとしたら、雪が深くて諦めました。
夕方になってやっと、人ひとり歩けるだけの道が出来ました。
勇気あるご近所のどなたかが、先陣を切ってくださったのです。
 
                
               

 通称『黄昏タウンのけもの道』です。
冬は雪深く、夏は雑草が生い茂り、雨降ればぐちゃぐちゃの泥の河。
隣のマーケットに行くためには、一年の大半を通じて長靴が必要です。
しかし最近、この空き地に住宅がどんどん建築中で、『隣のマーケット』でなくなるのも時間の問題となりました。
けもの道もいずれ閉鎖されてしまうことでしょう。
目と鼻の先のマーケットなのに、遠回りして行かなければならなくなると思うと、日々悔しさが募ります。

 300歩、う~ん遠いなあ。遠いと思いませんか?