そして「日本軍慰安婦被害者問題および強制徴用(動員)問題に関する表現と叙述は、強制性があらわにならない方向へと変更された」として、強い遺憾の意を表した。

2024-03-25 15:30:07 | 真の解決目指して

教科書で独島領有主張強めた日本…韓国政府、駐韓日本大使呼び抗議

登録:2024-03-23 00:09 修正:2024-03-23 07:34
 
 
22日午後、外交部に呼ばれた日本の相星孝一在韓大使が、ソウル鍾路区の同庁の庁舎に現れた/聯合ニュース

 独島は「韓国が不法占拠している」との主張を強めるとともに、日帝強占期の加害の歴史を曖昧にする方向で記述された日本の新しい中学校の教科書が22日、文部科学省の検定を通過した。これに対し韓国政府は「深い遺憾」と「抗議」を表明した。外交部のキム・ホンギュン第1次官はこの日午後、外交部庁舎に日本の相星孝一駐韓大使を呼び、抗議の立場を伝えた。

 外交部はこの日の報道官声明で、「日本政府が独島に対する不当な主張と歴史的事実に符合しない主張にもとづいて記述された中学校教科書を検定で通過させたことに、深い遺憾を表明する」とし、「歴史的、地理的、国際法的に明白な韓国固有の領土である独島に対する不当な主張が含まれる教科書を、日本政府がまたも検定で通過させたことに強く抗議し、独島に対する日本のいかなる主張も受け入れられないことを明確にする」と強調した。そして「日本軍慰安婦被害者問題および強制徴用(動員)問題に関する表現と叙述は、強制性があらわにならない方向へと変更された」として、強い遺憾の意を表した。

 教育部も「中学校の社会科の教科書は、韓国固有の領土である独島に対する不当な主張と共に、朝鮮人強制動員、日本軍『慰安婦』などの歴史的事実についてわい小化、隠蔽する内容があるため、2020年に初めて検定審査を通過した際に是正を要求したにもかかわらず、今回の検定結果に反映されなかった」とし、「強く抗議し、即時是正を求める」と述べた。

 外交部は日本政府の措置に遺憾の意を表しつつも、「未来志向的な韓日関係」を強調した。尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権の強調する韓日関係の改善を念頭に置いたものとみられる。外交部は「未来志向的な両国関係構築の根幹は、正しい歴史認識から出発する」と述べた。

パク・ミンヒ先任記者、パク・テウ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
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 21日の米CNNなどの報道によると、エジプトを訪問中のブリンケン長官はこの日、米国とエジプトはガザ戦争の休戦に対する認識を共有しているとし、交渉は進展していると述べた。

2024-03-25 09:15:27 | アメリカの対応
 

エジプト訪問のブリンケン米長官

「ガザ休戦交渉は可能…ラファ地上戦は大きな過ち」

登録:2024-03-23 10:57 修正:2024-03-23 14:49
 
 
21日、エジプトを訪問したトニー・ブリンケン米国務長官が、エジプトのサーメハ・シュクリ外相と共同記者会見を行っている/ロイター・聯合ニュース

 ガザ戦争勃発以後、6回目の中東訪問となる米国のトニー・ブリンケン国務長官がエジプト訪問中に「難しい作業だが、依然として交渉は可能だ」と述べ、イスラエルとハマスの人質解放および休戦合意に対する希望を示した。

 21日の米CNNなどの報道によると、エジプトを訪問中のブリンケン長官はこの日、米国とエジプトはガザ戦争の休戦に対する認識を共有しているとし、交渉は進展していると述べた。ブリンケン長官はエジプトのサーメハ・シュクリ外相と共同記者会見を行い、「徐々に(交渉の)間隔は縮まっているが、いまだに挑戦的な作業」だとし「難しい作業だが、依然として交渉は可能だと考える」と述べた。ブリンケン長官は米国がエジプト、カタール、イスラエルと共に強力な提案を交渉テーブルに上げ、パレスチナの武装勢力ハマスはこれに応じたが、まだ難しい課題が残っていると説明した。その上で「我々は隔たりを狭めたが、依然として隔たりは残っている」と述べた。

 さらにブリンケン長官は、イスラエルがラファ地上戦を断行するならば大きな過ちになると警告。「ラファで大規模な地上作戦を行わなくてもハマスを効果的に処理できると米国は信じている」と述べた。さらに、来週イスラエルの代表団がワシントンを訪問すれば、米高官らが代案となる計画を説明すると述べた。ブリンケン長官は同日夕方、カイロでサウジアラビア、カタール、ヨルダン、エジプト、アラブ首長国連邦(UAE)の外相とも会談を行う。

 この日、米国とエジプトは、ガザ地区に対する人道支援を増やすための具体的な措置を講じることで合意したと明らかにした。エジプトのシュクリ外相は「エジプトは、敵対行為の中止と軍事活動の終息を促進させるために可能なすべてのこと、必要なすべてのことをする」とし、「我々はラファでの軍事作戦を完全に拒否するという点で一致している」と述べた。

 20日から23日までの4日間にわたり中東を訪問中のブリンケン長官は、サウジ、エジプトなどを経て22日にイスラエルに向かう。ブリンケン長官は、ベンヤミン・ネタニヤフ首相および戦争内閣の閣僚らと協議を続ける予定だ。ガザ戦争と戦後構想に関して激しくぶつかっている米国とイスラエルが、ブリンケン長官の訪問で意見の隔たりを埋めることができるか注目されている。進展しない人質解放と休戦会談は、ブリンケン長官が21日にカイロで戦後構想を話し合った後、翌日から再開される予定だ。21日のイスラエル首相室の声明によると、イスラエル交渉代表団を率いる諜報機関(モサド)のデービッド・バルネア長官は22日にカタールのドーハに再び出国し、米国のウィリアム・バーンズ中央情報局(CIA)長官とともに、カタールのアルサニ首相、エジプトのアッバス・カメル総合情報庁長官と会い、交渉を再開する。

キム・ミヒャン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)
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