ロシアは2022年2月の特別軍事作戦以降、韓国が西側の対ロシア制裁に賛同したという理由で非友好国に指定している。

2024-03-14 09:24:52 | しらなかった
 

韓国人、

スパイ容疑でロシアで逮捕…モスクワの拘置所に拘禁

登録:2024-03-12 10:32 修正:2024-03-13 06:53
 
今年初めに逮捕…韓国外交部「領事助力を提供中」
 
 
ロシアでスパイ容疑で逮捕された韓国人のペク氏が拘禁されているとロシアのメディアが報じたモスクワのレフォルトヴォ拘置所=ウィキペディア//ハンギョレ新聞社

 1人の韓国国民が今年初め、ロシア極東のウラジオストクでスパイ容疑で逮捕された。ロシアのタス通信が11日(現地時間)報道した。ロシアで韓国人がスパイ容疑で逮捕されたのは初めて。

 タス通信は司法当局者の話として「スパイ犯罪調査に関する捜査中に韓国人の身元を確認し拘束した」と報じた。同通信はこの韓国人の姓は「ペク」氏であるとし、実名も流した。ペク氏は今年初めにロシア極東のウラジオストクで拘束され、追加調査のために2月末にモスクワに移送。現在レフォルトヴォ拘置所に拘禁されているという。

 逮捕から数カ月後にこのような事実が国営メディアを通じて外部に知らされた。

 タス通信は、ペク氏には外国の情報機関に国家機密情報を渡したという疑惑があり、それに関する刑事事件資料は「一級機密」に分類されたと報じた。セキュリティがあまりにも徹底的に維持されているため、容疑の詳細内容などに関する情報も公開されていない。

 同通信によると、11日、レフォルトヴォ裁判所は拘束期間を6月15日までさらに3カ月延長した。韓国人がロシアでスパイ容疑で逮捕されたのは初であり、ロシアがウクライナに侵攻した2022年2月以後、ウクライナ出身でない人物がロシアでスパイ容疑で逮捕された2番目の事例だと「モスクワタイムズ」が報じた。昨年、米メディア「ウォール・ストリート・ジャーナル」の記者エバン・ゲルシコビッチ氏もスパイ容疑で逮捕され、ペク氏と同じくレフォルトヴォ拘置所に収監されている。

 韓国外交部の当局者は「(ペク氏の)逮捕を認知した直後から必要な領事助力を提供している」とし、具体的な内容は現在調査中であるため言及できないと明かした。

 「聯合ニュース」は、拘束されたペク氏は一般人の身分で1月に中国から陸路でウラジオストク入りし数日間滞在していたところ、ロシア連邦保安局(FSB)に拘束されたもので、宗教関連の活動に従事していたとされると報じた。当時ウラジオストクに同行したペク氏の妻もFSBに逮捕されたが、釈放され現在は韓国にいるという。FSBは韓国側にペク氏の逮捕を知らせず、先月になって文書で通知した。

 ロシアは2022年2月の特別軍事作戦以降、韓国が西側の対ロシア制裁に賛同したという理由で非友好国に指定している。

 ペク氏の拘束が長引いたり重刑を宣告された場合、朝ロ密着で朝鮮半島の安全保障が脅かされている現状においては韓ロ関係にとってマイナスとなりうる。

 ロシアでスパイ容疑で有罪判決を受けた場合、10~20年の懲役刑となる可能性がある。

 ロシア刑法でスパイ行為に対する条項は、ロシアの国家機密や軍隊・当局のセキュリティなどに対する情報を外国の情報機関の指示により収集・窃盗・保存した疑いのある外国市民権者と無国籍者に適用される。

パク・ミンヒ先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)
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中国外務省の汪文斌報道官は12日に開かれた定例記者会見で、「我々は韓国外交部報道官の立場表明に注目し、厳重な懸念を表する」としてこのように述べた。

2024-03-14 09:14:11 | しらなかった
 

中国、

南シナ海めぐる韓国の懸念表明に「つられて騒ぐな」

登録:2024-03-13 06:21 修正:2024-03-13 07:07
 
中国とフィリピン、南シナ海で領有権争い 
中国外交部「韓国に厳重な懸念」
 
 
中国外務省の汪文斌報道官=中国外務省//ハンギョレ新聞社

 韓国政府が最近、領有権紛争水域である南シナ海で中国とフィリピン間の衝突について懸念を表明したことに対し、中国政府が「中韓関係に不要な負担を増やしてはならない」と反発した。

 中国外務省の汪文斌報道官は12日に開かれた定例記者会見で、「我々は韓国外交部報道官の立場表明に注目し、厳重な懸念を表する」としてこのように述べた。

 王報道官は「事件の責任は完全にフィリピン側にあり、韓国は南海(南シナ海)問題の当事者ではない」とし、「ここ数年間維持してきた慎重な中立の立場を変え、南海問題で数回にわたって中国を暗示したり非難しており、中国はその度に直ちに交渉を提起(抗議)して反対の立場を明らかにした」と語った。また、「私は改めて韓国に対し、行動を慎み(好自為之)、雰囲気につられて騒ぐことはなく、中韓関係に不要な負担を増やさぬよう求める」とも述べた。

 中国とフィリピンは、南シナ海のスプラトリー諸島(中国名・南沙諸島)などに対する領有権紛争を繰り広げてきた。昨年12月、中国海洋警察は、スプラトリー諸島のセカンド・トーマス(中国名・仁愛、フィリピン名・アユンギン)礁付近で、フィリピン漁船に向けて放水銃を発射した。5日にもトーマス礁付近で中国当局船がフィリピンの補給船を取り囲んで放水銃を発射した。

 このような状況について、韓国外交部のイム・スソク報道官は7日の定例記者会見で、「南シナ海で中国とフィリピンの船舶が衝突し、フィリピン船舶に対して放水銃が使われたことで起きた危険な状況について、深い懸念を表明する」とし、「このような状況は乗組員たちの安全を脅かし、南シナ海の緊張を高めている」と述べた。さらに「南シナ海で平和と安全、ルールに基づく秩序の維持および当該水域における国連海洋法条約を含む国際法の原則にともなう航行と上空飛行の自由を支持する」と述べた。

 王報道官は同日、「韓米日がいずれも域外国家であるならば、いったいどの国が南シナ海問題について言及できるのか」という質問に「域外国家が南シナ海の平和と安定を守ることを心から望むなら、中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)関連国が交渉を通じて適切に意見の相違を処理することを支持すべきだ」と答えた。そのうえで、「彼ら(域外国家)は南海の平和と安定を共に守るための中国とASEAN諸国の取り組みも支持しなければならない」と付け加えた。

北京/チェ・ヒョンジュン特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
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