文在寅(ムン・ジェイン)大統領は7日「在韓米軍基地と将兵に対する一層徹底した防疫管理のために在韓米軍と緊密に協力せよ」と指示した。

2022-01-12 09:39:15 | アメリカの対応

在韓米軍でコロナ感染者急増…

「地域社会の防疫を強化」

登録:2022-01-10 19:51 修正:2022-01-11 08:01
 
在韓米軍、「ブラボープラス(B+)」に危険度引き上げ 
防疫当局「週1回の会議を通じて状況管理する」
 
 
                                 7日午後、ソウル市龍山米軍基地の入り口の様子/聯合ニュース

 防疫当局が最近、在韓米軍部隊内での新型コロナウイルス感染者急増により、在韓米軍側と緊急会議を開いたと明らかにした。防疫当局は、在韓米軍側と防疫強化策を議論し、地域社会の防疫管理を強化する予定だと明らかにした。

 中央防疫対策本部(防対本)のイ・サンウォン疫学調査分析団長は10日、定例ブリーフィングで「在韓米軍側と1月6日に緊急会議を開き、部隊内での新型コロナ感染者の発生状況を共有し、防疫の強化と地域社会への伝播の最小化のための方策を議論した」と明らかにした。これは最近の在韓米軍内での感染者急増に伴うものだ。先月28日から今月3日まで、在韓米軍の新型コロナ感染者は682人増えた。イ団長は「在韓米軍は在宅勤務の拡大、部隊内検査の強化、部隊外での大衆利用施設自制などを実施する予定」だとし「韓国政府は在韓米軍部隊の近隣の地域住民に対し3回目のワクチン接種を促すなど、地域社会の防疫管理を強化する」と明らかにした。

 防疫当局は、流行状況が安定するまで在韓米軍、疾病管理庁、関連地方自治体間で週1回の定例会議を通じて進行状況を協議していく予定だ。

 
 
                        HPCON引き上げを知らせる文=在韓米軍のホームページより//ハンギョレ新聞社

 在韓米軍は、感染者の急増により8日に公衆保健防護態勢(HPCON)をブラボー(B)からブラボープラス(B+)にレベルを引き上げた。公衆保険防護態勢は、危険度を「アルファ(A)」から「ブラボー(B)」、「チャーリー(C)」、「デルタ(D)」に区分している。公衆保健防護態勢の引き上げにより、部隊員のソウル訪問は公的業務と関連した活動に制限される。また、酒場、クラブ、劇場、サウナ、兵営外のスポーツジムなどに対する出入りが禁止された。公衆保健防護態勢指針は、在韓米軍の全将兵と民間人職員、家族、契約職員および在韓米軍施設に出入りするすべての人員に適用される。

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領は7日「在韓米軍基地と将兵に対する一層徹底した防疫管理のために在韓米軍と緊密に協力せよ」と指示した。

チャン・ヒョヌン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
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