国会議員候補者、平均54.8歳で男性が81%…
「若者と女性にチャンスを」は空言
20・30代の候補は71人、6.35%にとどまる
女性は213人で19%に過ぎず
平均財産15億2000万ウォン
キム・ビョグァン候補の231億ウォンが最も多く
税金滞納額ではイ・ドンギュ候補が12.5億ウォンでトップ
前科者419人、軍免除155人
鋳物工や易学カウンセラーなど
移植の職業持つ候補も多数
第21代総選挙に出馬した選挙区国会議員(比例代表ではない)候補者のうち、女性候補の割合が19%(213人)に止まり、男性の割合が圧倒的であることが分かった。選挙区国会議員候補者の平均年齢も54.8歳であることが調査で明らかになった。与野党はこれまで女性の公認比率を30%に引き上げ、若者に機会を与えると公言してきたが、今回もその約束は守られなかったわけだ。
中央選挙管理委員会が27日に最終集計した第21代総選挙候補者の統計によると、今回の総選挙で選挙区に出馬する30歳未満の候補者は15人、30歳以上40歳未満の候補者は56人で、候補者数のうち40歳未満の候補者は全体の6.35%に過ぎない。与野党が「青年候補」に分類する45歳未満の候補者も135人で、全体の12%に過ぎなかった。今回初めて立候補した新人は、全体の43.5%の487人だった。
候補者の平均財産は約15億2千万ウォン(約1億3500万円)だった。金額別に見ると、50億ウォン(約4億4500万円)以上を申告した候補は48人(4.3%)、10億~50億ウォンが351人(31.4%)、5億~10億ウォンが204人(18.2%)、1億~5億ウォンが293人(26.2%)、1億ウォン(約8900万円)未満が222人(19.8%)などだった。最も財産の多い候補者はゲーム会社「ウェブゼン」の代表取締役出身の京畿道城南市盆唐甲選挙区の共に民主党のキム・ビョングァン候補で、2311億ウォン(約205億円)の財産を保有していると申告した。さらに、忠清北道報恩・沃川・永同・槐山選挙区に出馬する未来統合党のパク・ドクフム候補が591億ウォン(約52億6千万円)、釜山鎮甲から無所属で出馬するチョン・グン候補が500億ウォンだった。500億ウォン以上を申告したこの3人を除けば、候補者の平均財産額は12億2041万ウォン(約1億800万円)で、(前回より)3億ウォンほど減少した。
候補者登録を行った人のうち22人はこの5年間、税金を一銭も納めていないことが分かった。税金を最も多く滞納した候補は、共和党のイ・ドンギュ候補(大田西乙)で、計12億5251万ウォン(約1億1千万円)を滞納している。主要政治家ではソウル市長を務めた未来統合党のオ・セフン候補(ソウル広津乙、1773万ウォン)と、共に民主党現役議員のソン・ギホン候補(江原道原州乙、3264万ウォン)が滞納者名簿に載った。兵役義務免除対象者の女性候補を除いた男性候補905人のうち155人(17%)は軍服務を免除されており、前科のある候補者も419人に達する。
候補者たちの“異色の職業”も目を引く。異色の候補が多い政党は、第17代大統領選挙に出馬したホ・ギョンヨン氏が代表を務める国家革命配当金党だ。光州東南甲に出馬したハン・ギソン候補は鋳物工で、慶尚南道密陽・宜寧・咸安・昌寧選挙区のイ・スンユル候補は易学カウンセラーだ。正義党では、慶尚南道昌原・鎮海選挙区のチョ・グァンホ候補が職業欄にカカオ運転代行と書いた。共に民主党からは、中央119救助本部の首都圏特殊救助隊で働いた経歴もある元消防士、オ・スンファン候補が京畿道議政府甲に出馬する。