呑み録

飲んだお酒の記録 お酒は二十歳を過ぎてから

槽搾り 大號令 八反錦 無濾過生原酒

2023-08-20 | お酒
前回、前々回と計らずも濃く甘いお酒が続いて
しまいました。
という事で今回は辛口なお酒を狙ってみました。

槽搾り 大號令 八反錦 無濾過生原酒です。





日本酒度+13とあり数値通りであれば結構な辛口
となります。

大號令は広島県の株式会社馬上酒造さんのお酒です。
https://bajoshuzo.com/
馬上は(うまがみ)かと思いましたが(ばじょう)なんですね。


開封
お、辛口と銘打っているお酒によくある鼻に刺さる
感じのある香りです。大分酸味が強い印象を受けます。
色はガラスの酒器に注ぐとかなりハッキリ目の黄色です。

では頂きます。
予想通りかなり強い酸味が突き抜けます。
酸味の後を苦みが追いますが酸味の主張が強いので
苦さのインパクトは弱いです。
お酒自体のキレは悪くなく夏酒らしい風味。
前回の花巴よりも長く酸味の余韻が残ります。
これぞ夏酒といったある種の爽快感がありますね。

初日のおつまみは某コンビニ製の牛ホルモン焼き。
ホルモンというと内臓ですからどうしても臭みが
気になりますが流石大手その辺りの処理は完璧。
謳っている通り脂が美味しいです。
今回のお酒と合わせるとあれほど強かった酸味が
スッと退いて裏方に徹し、ホルモンの旨味が増えます。
これぞ辛口のお酒の真骨頂といったところでしょうか。
今回はとても良く合うつまみです。


さて二日目
酸味はほんのり柔らかめになった感があります。
それでも十分過ぎるくらいの辛口です。
酸味が弱くなった分苦みの印象が強まりましたが
そこまで残る感じはないので飲みやすさでいうと
二日目の方が良い感じかも。

二日目のおつまみは久しぶりの海鮮丼。
昨日のホルモンで大活躍でしたので期待大です。
おや?昨日は裏方に徹したお酒ですが酢飯の海鮮丼では
香りと酸味がグッと増します。
効きが正反対でビックリです。
これはこれで悪くはないですが今回のお酒では裏方に
徹して欲しかったかな。


狙って購入した辛口のお酒 大號令でした
パッと華やかな甘く香るお酒は単体で主役になれますので
単体飲みという事で比べると辛口は地味になりがちです。

で、初日のホルモン焼きはかなり合うつまみで大変良く、
バイプレイヤーとしての働きを発揮しましたが、二日目は
お酒の強さが出てしまって難しさを実感。辛口のお酒でも
つまみの合う合わないで左右されますね。

多少リクエストしたい部分は出てしまいましたが、辛口
という要求に対しては真っすぐに応えてくれる辛く良い
お酒でした。
コメント
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