呑み録

飲んだお酒の記録 お酒は二十歳を過ぎてから

鳳凰美田 髭判 純米大吟醸酒 無濾過本生

2023-07-23 | お酒
こちらが今週分
今回の一本は鳳凰美田(ほうおうびでん)
鳳凰美田 髭判 純米大吟醸酒 無濾過本生です。





ちゃんとした生酒を扱っているお店では
結構頻繁に見かけるお酒です。

贈答用の選別銘柄等は結構なお値段でひえーと
なるような物もあったりします。

で。先日も酒屋で見つけて
『そういえば鳳凰美田ってどんな味だったか
 忘れたなー』
などと自分の記録を振り返ってみると…なんと
ビックリ飲んで無いじゃないですか。

あまりにも酒屋で見過ぎてすっかり飲んだ気に
なっておりました。
これはいけないと購入です。

鳳凰美田は栃木県の小林酒造株式会社さんのお酒です。
https://hououbiden.jp/


開封
然程強くはありませんが吟醸香があります。
ただちょっとフルーティーとはまた違った雰囲気。
どことなくシャープさを伴った酸味が強そうな
感じを受けます。
色はガラスの酒器に注いでギリギリ判別出来るか
という程度の薄い黄色です。

では頂きます。
ほう、思ったより甘いです。
単純な甘酸っぱさというよりは甘酸っぱ苦さ。
しつこくなくキレの良い苦さがあるので夏酒感が
あります。

うん?後口は結構味が長引く感じがあり、また
お酒自体に若干の粘度があります。
大人向けのプリンに敷いてあるカラメルよりも
弱い感じの甘苦さが残ります。
この部分だけをみると夏酒っぽくは無いのですが
飲んだ瞬間のキレは夏酒ですね。

ふむ。口に含んだ瞬間の甘さの強さは前回の七星が
飛びぬけているのですが、後味がいつまでも残る
今回のお酒の方が何となく甘いなというイメージが
強いですね。

初日のおつまみはじゃが○こ ホタテバター醤油味。
ホタテ感は薄いですね。
今回のお酒がもしかすると辛口かも?とか思いつつ
用意したつまみですが、甘いお酒なので合いませんね。


さて二日目
酸味と苦みがグッと前に出た感じがあります。
味が濃いです。

二日目のおつまみはか○あげクンの亜種?な海か○クン。
フィッシュマヨネーズ味。
てっきりグラタンのような液体が入っているのかと
思いきや練りこまれているだけかな?
ほんのりマヨネーズの香りがある位です。
で、フィッシュという割にはどことなくエビっぽい。
同時に発売になったエビタルタル味も食べてみましたが
やはりタルタル感は薄いです。
味は悪く無いですがインパクトは弱め。

さて今回のお酒との相性はもちろんイマイチ。
魚の香りが若干良くなる雰囲気はあるものの甘めのお酒
とマッチするまではいきませんでした。


という訳で初の鳳凰美田でした。
なるほど人気が出るのも分かるレベルの美味しさです。
ただ、個人的に時期が悪かったようにも思えます。
暑い日本の夏で発売も夏酒といわれる辛口主体のお酒が
多い中での今回の銘柄はちょっと後味が残り過ぎるかなーと。
これがひやおろしだったり、冬酒であれば滅茶苦茶美味い
になりそうですが、ちょっと口腔内に残り過ぎかなと。

この辺は完全に個人的な好みなので、後味が残って欲しい
という人にしてみれば『これだよ、これこれ』となります
からね。
美味しいが故に欲が出るといった所でしょうか。
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かたの桜 純米吟醸 超辛口

2023-07-23 | お酒
アップし忘れな片野桜です。
しかも今回初の吟醸酒。

かたの桜 純米吟醸 超辛口です。





純米酒は毎回大変美味しいのですが精米歩合が
上がってどう出るのか楽しみです。

かたの桜は大阪府の山野酒造株式会社さんのお酒です。
https://www.katanosakura.com/


開封
蓋を開けるとふわっと香ります。
フルーティーでは無く、かといって今まで飲んだ
山廃の濃い香りでもありません。
どことなくシャープさを感じます。
超辛口との事なので酸味が強いのかも。

では頂きます。
ふむ。口に含んだ瞬間はいつもの片野桜な
香りがします。
ただ今までの無濾過生原酒と違い洗練されて
味が澄んでいる感じがします。
で、超辛口と銘打っている通りかなり辛いです。

甘味はほぼ無し、強い酸味とさらに上をいく苦みが
あり日本酒度でいうと+7~8、もっと上かも。

ただ今までに飲んだ強めの辛口のお酒は舌の上に
苦味が残る物が多かったのですが、今回の片野桜は
上あご辺りから喉手前辺りまで苦みが残る感じ。
舌には苦さがうっすらあるかなという程度。
舌に残る感が薄いので個人的にはかなり飲みやすい
辛口です。

お酒自体に極僅かに粘度があるようです。
といってもまとわりつくというよりはひやおろしを
飲んだ時のようなまろやか感が触感として残ります。
暑い最中ですが夏酒感はちょっと薄いかも。

初日のおつまみは砂ずりポン酢。
某コンビニ製のおつまみです。
これ、砂ずりは食感だけでポン酢とネギの味が美味しい
のでは?とか思う品ですね。
今回のお酒と合わせると、うむ美味い。
強めの辛口なお酒がスッと退いて脇役に徹します。
で、砂ずりの獣臭さは無いものの僅かにクセがあるかな
という点を消しつつ美味さが増します。

次いでのおつまみはカニカマ。
おつまみカニカマというからしマヨネーズで和えた品。
個人的に好きなつまみです。
今回のお酒ともバッチリなは…ず?うーん。
お酒の辛さが増して苦みが刺さります。
どうしてこうなった。
これは合わないですね。別々に食べた方が良いです。
鉄板なつまみな筈なんですけどね。


という訳で個人的に初めて見たかたの桜でした。
推しのかたの桜なので評価が甘めでは?という感も
否めないですが辛口でありながら美味しく飲めました。

良く飲む山廃の無濾過生原酒と比べるとやはり生原酒の
方が断然好みです。ただちょっと格が上がりましたよ
的な吟醸酒もまた違った美味しさがありますね。

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