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竹原BLOG:奈良民話祭り ― グリム童話・メルヘン・語りの文化 とっておきの話。 

夏の奈良民話祭り:8月5日(金)午後3時より奈良町物語館で4回公演!
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「奈良町からくりおもちゃ館」に行ってきました!

2012年05月05日 | 日記
今日、こどもの日、孫と一緒に奈良町にある「からくりおもちゃ館」に
行って来ました。



この建物は、2007年に奈良市に寄贈された1890(明治23)年ごろに建てられた旧松矢宅です。
その町家を利用して、4月28日に「からくりおもちゃ館」がオープンしました。

ならまちの南部の陰陽町(いんぎょまち)にあります。
場所は下記サイトをがご覧ください。
からくりおもちゃ館

からくりおもちゃは、奈良大学で歴史学の研究の一環で約25年にわたり「からくりおもちゃ」の研究を行い、
江戸時代のからくりおもちゃを復元してきた元同大学教授の鎌田道隆さんが寄贈したもので、
点数は618点に及びます。

子どもたちはさまざまな「からくりおもちゃ」に実際に触れて楽しむことができます。



その中からいくらか紹介しましょう。



これは「鐘打ち人形」で、何もしないのに小僧が何度も鐘を打ち鳴らすのです。
不思議に思って裏側を見ると、なんと「ししおどし」が仕掛けられていたのです。



「ししおどし」はもともと、田畑を荒らす鹿や猪を脅かす装置で、
水を竹に流して、その重力で竹が下に落ちて、音を鳴らす仕掛けですが、
ここでは砂時計のように砂が落ちるのです。
砂が落下する力を利用して人形に鐘を打たせる仕掛けになっています。
江戸時代の人ってすごいアイデアをもっていたのですね。

次は「お相撲さん」遊びです。



棒をグルグル回すと、背負い投げや押し出しなどさまざまな取り組みをしてくれます。

同じような仕掛けが、「餅つき」です。



そのほかにも、「だまし絵」、「万華鏡」、「知恵の輪」など子どもの興味を引き出す素敵なおもちゃが満載です。

あなたも、お子さんと孫と行ってみてください!

さらにひとつ、ついでに見てほしいスポットがあります。

「からくりおもちゃ館」のすぐ右隣(東側)に
とても面白い狛犬のある神社が鎮座しています。



「鎮宅霊符神社」と言って、天御中主神(あめのみなかぬしのかみ)を祀っています。
この神様は『古事記』では、天地開闢の際に高天原に最初に出現した神です。
この神様を祀る神社はとても珍しいそうです。

ここには、実に愛嬌のある顔をした狛犬がいます。
狛犬は、阿吽(あうん)、つまり口をあけた狛犬と口をつむった狛犬がペアーになっていますよね。


「あーん」と口をあけた狛犬。なんだか笑ってるみたい。


「うん」と口をつむった狛犬 なんだかおどけているみたい。

でも、ここの狛犬の表情はとてもユニークでしょ。
これにも、子どもたちは大喜びでした。


今日は、子どもの日にちなんだお話でした。
連休もあと一日ですね。お元気で!


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Tokko)
2012-05-08 01:16:06
狛犬、眼がとても大きくってキュートな感じ。
だから、口をあけていても、どんな表情でもかわいく見える気がします。

奈良へゆっくり散策しにいきたいなぁ…
返信する
からくりおもちゃ ()
2012-05-29 11:08:02
からくりおもちゃ、とても好きです!
でも、作るのはとても難しいですよね…

昨年度、大学の授業で挑戦したのですが…結局完成できませんでした(+o+)
昔の人の知恵!すばらしい!!
返信する

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