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なんとも不思議な酒船石と亀形石造物!明日香村を歩く。その2

2010年06月15日 | 日記
明日香村を歩いて、気づくのは、誠にふしぎなことに、
謎の石造物が至るところにあることです。

猿石、亀石、マラ石、弥勒石、須弥山石、 酒船石、石人像、 二面石。
枚挙に暇がありません。

なかでも酒船石は、実に不思議です。



酒造りに使用したとのいい伝えからこの名がつきましたが、
本当のところは何に使われたかわかりません。
たぶん、水に関わる施設と考えられています。

さらに、この酒船石から下に少し降りたところには1999年に発見された謎の石造物群があります。



写真の右手に見える湧水施設から樋を伝わって
水が小判形に彫り込まれた水槽に流れ込み、
さらに左手の亀形石槽に流れる仕掛けになっています。

これはいったい、何に使ったのだろうか?
斉明天皇(女帝)が、ここで身を清めて宗教儀礼をおこなったとも言われています。
出土した土器などから、いづれにしても、
7世紀中頃~10世紀の間にかけて利用されていたことが確認されています。

次回の明日香村を歩くその3も、お楽しみに!


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1 コメント

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Unknown (ヘンゼル)
2010-06-24 18:57:23
酒船石遺跡は、斉明天皇のやつなんでしょうか?

天智天皇が、水時計や薬につかったともいわれていますね。
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