今回は ★ドイツ・メルヘン街道を歩く★その2
グリム兄弟が少年時代を過ごした町シュタイナウです。
前回同様、写真で綴りましょう!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/b7/9dfddad1a633b8b9dfdadef9620f60d2.jpg)
シュタイナウ城から一望した町並みです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/34/700aa32f6806aff646d2c8b6764753ec.jpg)
ドイツ鉄道「シュタイナウ駅」から30分ほど歩き、キンツィヒ川の橋を渡ると、旧市内に入ります。
街道沿いの美しい町です。先に見える塔の方向が町の中心部です。
グリム兄弟のお父さんが1791年ハーナウからこの町の判事として赴任してきたのです。
兄ヤーコプは6歳、弟ヴィルヘルム5歳です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/65/bbb39ed058956de157bcf3c908ed089d.jpg)
この白い建物は、父の勤務する地方裁判所です。2階が裁判所で、1階は一家の住む公舎になっていました。
グリム兄弟は、この家で少年時代の楽しい日々を送ったわけです。
今は「グリム兄弟博物館」になっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/53/ddaa59706b7812b2703e345729f694c8.jpg)
この町には、ハーナウの伯爵たちによって16世紀に建てられたお城がありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/ea/88abbaf7f56ef9c6fa72772e477b0013.jpg)
中庭からみたお城です。グリム兄弟はここを遊びの舞台に飛びまわていたことでしょう!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/be/b05589c2448acddf3fbd70e1afe2e329.jpg)
お城の入口にはグリム兄弟のレリーフが懸かっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/d1/f4493a5cd61c95721d86479cf38940fa.jpg)
町の境界に流れるキンツィヒ川のせせらぎです。
グリム兄弟はここで川遊びもしたことでしょう!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/ac/97375f6e128544692ea7c05eb696d0b8.jpg)
これは「町の泉」といわれ、中世の時代、城壁内のいつでも水が確保できた唯一つの泉でした。
グリム兄弟の家から近く、兄弟は好んでこの泉のほとりで遊んでいたと伝えられています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/2b/e002ef225ba888805da39a1e0fbff6dd.jpg)
グリム兄弟のお祖父さんが、1730年から1777年の間、牧師をしていた「カタリーネン教会」です。
聖カタリーネンは、シュタイナウの町の守護聖人で、教会の名前にもなっています。
宗教改革後カルヴァン派の教会となったのです。
シュタイナウは、お父さんのふるさとでもあったのです。
この教会の前には「メルヘン・ブルンネン」(童話の泉)があります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/cc/83c002d9f99c9af3d8026f46ff1303cf.jpg)
ラプンツェルの長い髪を伝って塔に登る王子さまと
蛙の王さまとお姫さまもみえますよ!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/0c/692a0062dfda2342720b0dfee3171d4c.jpg)
このモニュメントは、グリム兄弟生誕200年を記念して1985年に建てられました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/88/aad669144b0fab712ff7145748ee42f5.jpg)
メルヘン・ブルンネンの左手奥にみえる建物は、お城の厩舎です。
今は、人形劇場になっていて、週末にはグリム童話の人形劇が上演されます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/d7/031461d9df884952af725c55ebe96f7a.jpg)
移動劇団「木の頭たち」が70年前、ここに落ち着き、マーガズッペ家の人たちによって
マリオネット劇場が運営されています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/c3/b6e3a205c68be2d48b6a5cf34420a52a.jpg)
町の一角にある何気ないブティックのお店ですが、
家の壁絵がすごいですね!
グリム童話の「いばら姫」や「赤づきんちゃん」がなどの挿絵が描かれいます。
少し拡大してみてみましょう!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/55/9594d677e6da1889757c71609987e573.jpg)
これでよくわかるでしょ! 「ヘンゼルとグレーテル」、「狼と七匹の子やぎ」もありますね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/42/10d205282ecde5225110cc5f664662b9.jpg)
右端に見えているのは半円筒の建物で「防御塔」です。
この壁から木の棒が伸びていて、その先に鉄でできた籠があります。
これは中世に用いられた刑罰道具「シュナップ籠」なんです。
この中に罪人をいれて、上下する、そして下の川につけると、溺れてしまいます。
「魔女」もこの中に入れられたのでしょうか!
実際、シュタイナウの町でも、1592年、 1613年に魔女が一人、処刑されたそうです。
(西村裕子著『ドイツメルヘン街道・夢街道』より)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/4c/655b6f475f5d38aa7644615a9d4f1a87.jpg)
それから、市壁の防御塔が「魔女の塔」として、町の観光案内パンフレットにも載っていました!
さてさて、恐ろしい話になってきたので、話を元にもどしましょう!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/88/aad669144b0fab712ff7145748ee42f5.jpg)
厩舎の右手奥(二つの木の間に)にみえる建物は、昔、税関が置かれたところだが、今、レストランになっています。
そこに入って休憩しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/21/9ab3f041f1ebaf2491e5a9bb253024f1.jpg)
スープを注文しました。なんと「雪白と紅ばら」というグリム童話の名前がついていたのです。
生クリ―ムとニンジンスープ、なるほど、雪白ちゃんと紅ばらちゃんだった。
グリム兄弟はやがて、シュタイナウの町を離れ、カッセルの町に住むことになります。
お父さんが、1796年に、病没したからでです。その時、グリム兄弟は11歳と10歳でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/7b/b793c7e1ec078fffeef3d3d41bf2936f.jpg)
これは、1384年に建てられたフッテン病院です。町で一番古い木組みの家なんです。
父の死後、グリム兄弟一家は、一時、ここに数週間住んだことがあります。
次回は、★ドイツ・メルヘン街道を歩く★その3:グリム兄弟の中等学校時代の町カッセル です。
お楽しみに!
グリム兄弟が少年時代を過ごした町シュタイナウです。
前回同様、写真で綴りましょう!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/b7/9dfddad1a633b8b9dfdadef9620f60d2.jpg)
シュタイナウ城から一望した町並みです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/34/700aa32f6806aff646d2c8b6764753ec.jpg)
ドイツ鉄道「シュタイナウ駅」から30分ほど歩き、キンツィヒ川の橋を渡ると、旧市内に入ります。
街道沿いの美しい町です。先に見える塔の方向が町の中心部です。
グリム兄弟のお父さんが1791年ハーナウからこの町の判事として赴任してきたのです。
兄ヤーコプは6歳、弟ヴィルヘルム5歳です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/65/bbb39ed058956de157bcf3c908ed089d.jpg)
この白い建物は、父の勤務する地方裁判所です。2階が裁判所で、1階は一家の住む公舎になっていました。
グリム兄弟は、この家で少年時代の楽しい日々を送ったわけです。
今は「グリム兄弟博物館」になっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/53/ddaa59706b7812b2703e345729f694c8.jpg)
この町には、ハーナウの伯爵たちによって16世紀に建てられたお城がありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/ea/88abbaf7f56ef9c6fa72772e477b0013.jpg)
中庭からみたお城です。グリム兄弟はここを遊びの舞台に飛びまわていたことでしょう!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/be/b05589c2448acddf3fbd70e1afe2e329.jpg)
お城の入口にはグリム兄弟のレリーフが懸かっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/d1/f4493a5cd61c95721d86479cf38940fa.jpg)
町の境界に流れるキンツィヒ川のせせらぎです。
グリム兄弟はここで川遊びもしたことでしょう!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/ac/97375f6e128544692ea7c05eb696d0b8.jpg)
これは「町の泉」といわれ、中世の時代、城壁内のいつでも水が確保できた唯一つの泉でした。
グリム兄弟の家から近く、兄弟は好んでこの泉のほとりで遊んでいたと伝えられています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/2b/e002ef225ba888805da39a1e0fbff6dd.jpg)
グリム兄弟のお祖父さんが、1730年から1777年の間、牧師をしていた「カタリーネン教会」です。
聖カタリーネンは、シュタイナウの町の守護聖人で、教会の名前にもなっています。
宗教改革後カルヴァン派の教会となったのです。
シュタイナウは、お父さんのふるさとでもあったのです。
この教会の前には「メルヘン・ブルンネン」(童話の泉)があります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/cc/83c002d9f99c9af3d8026f46ff1303cf.jpg)
ラプンツェルの長い髪を伝って塔に登る王子さまと
蛙の王さまとお姫さまもみえますよ!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/0c/692a0062dfda2342720b0dfee3171d4c.jpg)
このモニュメントは、グリム兄弟生誕200年を記念して1985年に建てられました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/88/aad669144b0fab712ff7145748ee42f5.jpg)
メルヘン・ブルンネンの左手奥にみえる建物は、お城の厩舎です。
今は、人形劇場になっていて、週末にはグリム童話の人形劇が上演されます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/d7/031461d9df884952af725c55ebe96f7a.jpg)
移動劇団「木の頭たち」が70年前、ここに落ち着き、マーガズッペ家の人たちによって
マリオネット劇場が運営されています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/c3/b6e3a205c68be2d48b6a5cf34420a52a.jpg)
町の一角にある何気ないブティックのお店ですが、
家の壁絵がすごいですね!
グリム童話の「いばら姫」や「赤づきんちゃん」がなどの挿絵が描かれいます。
少し拡大してみてみましょう!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/55/9594d677e6da1889757c71609987e573.jpg)
これでよくわかるでしょ! 「ヘンゼルとグレーテル」、「狼と七匹の子やぎ」もありますね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/42/10d205282ecde5225110cc5f664662b9.jpg)
右端に見えているのは半円筒の建物で「防御塔」です。
この壁から木の棒が伸びていて、その先に鉄でできた籠があります。
これは中世に用いられた刑罰道具「シュナップ籠」なんです。
この中に罪人をいれて、上下する、そして下の川につけると、溺れてしまいます。
「魔女」もこの中に入れられたのでしょうか!
実際、シュタイナウの町でも、1592年、 1613年に魔女が一人、処刑されたそうです。
(西村裕子著『ドイツメルヘン街道・夢街道』より)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/4c/655b6f475f5d38aa7644615a9d4f1a87.jpg)
それから、市壁の防御塔が「魔女の塔」として、町の観光案内パンフレットにも載っていました!
さてさて、恐ろしい話になってきたので、話を元にもどしましょう!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/88/aad669144b0fab712ff7145748ee42f5.jpg)
厩舎の右手奥(二つの木の間に)にみえる建物は、昔、税関が置かれたところだが、今、レストランになっています。
そこに入って休憩しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/21/9ab3f041f1ebaf2491e5a9bb253024f1.jpg)
スープを注文しました。なんと「雪白と紅ばら」というグリム童話の名前がついていたのです。
生クリ―ムとニンジンスープ、なるほど、雪白ちゃんと紅ばらちゃんだった。
グリム兄弟はやがて、シュタイナウの町を離れ、カッセルの町に住むことになります。
お父さんが、1796年に、病没したからでです。その時、グリム兄弟は11歳と10歳でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/7b/b793c7e1ec078fffeef3d3d41bf2936f.jpg)
これは、1384年に建てられたフッテン病院です。町で一番古い木組みの家なんです。
父の死後、グリム兄弟一家は、一時、ここに数週間住んだことがあります。
次回は、★ドイツ・メルヘン街道を歩く★その3:グリム兄弟の中等学校時代の町カッセル です。
お楽しみに!
おいしそうなスープまで、すてきなネーミングですね^^
(ザ・メルヘンって表現したほうがよいかな?)
スープが美味しそう!
混ざっていないところがすごい!
とろみ具合がちがうのでしょうか??
とてもステキな街並みですね。
一度は行ってみたいです。