えぬ日和

日々雑記。第二、第四土曜更新を守っているつもり。コラムを書き散らしています。

ことばと本のざつかん

2009年12月01日 | 読書
暮らしてゆくことその一事がたいへんむつかしい世の中なのだなあと思います。
すべてが自分の価値観で暮らせるということ、ものにもてあそばれる自分。


怒涛のような本を本屋で見ているとつらくなります。


言葉に驚きのない本は読むのがつらいです。書いているひとがまた驚いていないと
面白くないのかなあと思います。話の組み立てにしろ、描く題材にしても、どんな
驚きでもいいのです心底からその人の心が動いていれば。
頭のなかでひたすらこねくり回して並べて組み立てたもので出来た本は往々にして
ことばの塊に終っています。

はずれたことが面白い、のではなくて、だれもがおかしいと思うことを書くのでも
なくて、ふつうのことにはっと驚くその人が面白いのです。



ほんとはもっと別のことを書くつもりでしたが、ここに書ききれなくなりました。
夕日に向う青春のようにつっぱしりゴッホになる!と高らかに叫んだ人のことです。

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