えぬ日和

日々雑記。第二、第四土曜更新を守っているつもり。コラムを書き散らしています。

ぼんやり懐かしゲーム

2013年03月03日 | 雑記
気が付いたら二月が終わってしまっていた。
ばたばたと週に何べんかあわただしいことがあったほかは、
もたもたゲームをしていた気がする。

10年前くらいのゲームを懐かしくてよく遊ぶが、最近は
「戦国無双 猛将伝」(2004年)が家でぽちぽちはやり出した。

随分昔に何か書いた気もするが、「三國無双」シリーズの姉妹作ともいえる
この一本、それゆえに兄作品との差をきっちりとつけることに気合が入っている。
ボタンの連続押しで一騎当千を楽しむコンセプトこそ変わらないが、
敵の種類やアクションなど、さまざまな要素を増やすことで「三国」シリーズとは
違う面白さを生み出すことに成功した、とあらためて遊んでいて実感する。

「戦国無双」はエンパイア―ズと3猛将伝以外遊んでいるが、
なんだかんだで戦場そのものの印象は第一作目のこれが最も強い。
限られた容量で戦国時代を表現することに精魂込めたのか、
フィールドや城内戦の表現のこまかさに瞠目する。
たとえば真田家が守った上田城は城に至る道の土塀の質感におどろかされ、
一直線に攻めてこられないよう進入口は直角に曲がり、
城の外壁には敵を迎え撃つための矢狭間がきちんと設置されている。

遊んでいる最中は見上げている余裕もないが、そうした細かさと質感の
演出に裏打ちされたステージの雰囲気はじわじわとプレイヤーにもしみる。
廊下を走っていたらギロチンにどつかれたり信長の振り回す剣が暗黒面のフォースだったり、
はてはミサイル兵器が出たりするむちゃくちゃもお遊びで済むのは、
舞台が確固としているからこそだろう。

個人的にいちおしの濃姫ストーリーも、狂気と色気がほどよく混じり満足だった。
「背中ががらあきの衣装でプレイヤーにうなじを向けて座り、狂った笑いをたてつつ立ちあがる」
なんぞというシーンを見せられたらもうひれ伏すしかない。

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