えぬ日和

日々雑記。第二、第四土曜更新を守っているつもり。コラムを書き散らしています。

歯科M

2008年08月19日 | 雑記
「歯科M」はアリなのでしょうか。
断っておきますがMの歯科医さんではなく、歯の治療を
Mっぽく味わってしまうことを指しています。

歯科検診をしばらくしていなかったので、久々に歯医者に
行ったのに何を考えてんだ、と思われるでしょうがしばし
お付き合い願います。

さて、個人的にフツーの診療より歯医者の診療の方が断然
羞恥っぽいとおもうのです。

だって口の中を直接ゴム手袋でまさぐられるんですよ。

薄いゴムの手袋をはめた指がどアップで口の中をいじくるんですよ。
こっちは一切抵抗できない、医者に全てを任せて口の中にいろんな
ブツをつっこまれるばかりです。
親知らずの辺りで指をぐりぐりさせて「うわぁ、ぬるぬるだぁ」とか
医者が言うんですよ。
おまけに、細くて長い器具とか使って歯をごりごり擦られたり、
ひっかいたりしてそれが頭に響くんですよ。
見下ろすヒトは皆マスクつけてて無表情な目しか見えないんですよ。
神経に直接くるきつい刺激、ゴム手袋、抵抗できない状況、
独特のにおい、視界の狭さ、細長い金属の数々、バキューム、
フロス、ガーゼ、口を固定するソフトからハードな器具、

「おお!」と思ってしまったら歯科Mの素質があるかもしれません。
「この歯医者ヒトの口に指つっこんでかき回しやがって
しかも文句垂れやがってぇコンチクショウ
作業用の分厚いゴム手でてめえの口の中いじったろか」
とか思った方は歯科Sです。


ちなみに、肝心の診療の結果は

虫歯がありました。

「まだ出来立てなので、今日処置しますね」

だったら直ぐ済むか。
そう思った瞬間歯につっこまれるドリル型の金具。
エナメル質を削る音が口腔から直接頭蓋骨を揺さぶって
例のあの、ほらマンガとかでよく出てくる歯医者の描写の、
閉じたドアから聞こえる恐怖の甲高い音を
ステレオで聴く羽目になりましたとさ。あがががが。
コメント
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