トラブルシューター

私の修理・製作体験記(茨城・県西おもちゃ病院・JA7FJP/1)

久々の遠地出張でSNS仲間とアイボールQSO

2011-08-09 19:40:00 | まち歩き

 郵便局の私書箱開閉蓋をへこませてしまい、修理(交換)して貰いたいという依頼がメーカー経由で来ていたのだが、溶接となると、溶接機等に用意、移動が大変で、また熟練工が行かないと対応出来ないので、ネジ止めのアダプタで出来ないものか、また、現地の板金屋さんが対応出来ないものか検討してもらったが、お客様からの要望で他の方法では難しいということで、溶接作業者と一緒に出かけることになった。
溶接も半自動の溶接だと火花が多く飛び、また溶接面も汚いので、TIG溶接(アルゴンなどの不活性シールドガスを使って母材を酸化させない様な形で行うもので火花も殆ど発生しない)でやることにした。
溶接機は小型の物が、会社と取引のある工具屋さんでレンタル機が有ったので助かった。
ダイヘンのTIG-MINI200PⅡというもので14kg、AC100Vでも30Aの容量があれば何とか今回の薄板では対応出来る。事前に借用し、使えることは確認して、工具等一式も入れて現地にゆうパックで発送した。
使用するアルゴンガスだが、法律上?からか普通に宅急便では送れないということで、専門のレンタル業者(イツモ高圧株式会社)にネットで依頼して現地近くのクロネコ店止めで送ってもらった。
実は、このガスが現地で調達出来ないものか、あと、先程述べた板金業者が無いか、丁度「電子工作の広場SNS」の管理人である「しろくまさん」が近くであるということを知り、いろいろと面倒を見てもらったものである。
で決まったので、宿泊場所や交通などのアドバイスもしてもらった。
前日は移動のみで、ホテル到着後の時間があるので、会えないか御願いしたら、快くOKしてくれたので、アイボールQSOとなった。
Kc3s0336_r 6時頃ホテルまで迎えに来てくれて、出かけた。兵庫県高砂市はいまでは活気のない(失礼)町だが、かつては海上貿易が盛んだった様で、いまでも当時の建物が残っていたりする。高砂神社を案内してもらった。しろくまさんの写真です。
結婚式で詠われる「たかさごや」の発祥地で、高砂の松を見て来た。根元から幹が分かれてお互いの枝が左右に出て抱き合う様にも見える。縁結びの神様でもある様だ。
月曜日だったので、いろいろとお店を探してもらったのだが、定休日のところが多く、探しに探してうどんやさんに入った。
しろくまさんとは、先のSNSではコメントをお互い交わしていたので初対面の感じはしなかったのだが、お互いの経験談などを話し合い、あっという間に2時間以上会話していた。食事も大変美味しかった。
修理当日は、タクシーで移動。途中、アルゴンガスをクロネコで引き取る。
高砂郵便局には予定より早く8:30に着いたが、修理開始して良いとのことで、送ってもらった荷物を開け、周囲にサンダーや溶接の火花が飛び散っても問題が無い様に養生して作業開始する。
Kc3s0339_r Kc3s0340_r Kc3s0342_r 幸い、修理時間内での私書箱利用者は無く、但し隣のゆうパック窓口の利用者は多かった。
まず、凹んだ扉を溶接部分からサンダーで切り離す。
新しい扉に付け替えるのだが、位置合わせが難しい。(当初から想定はしていたのだが)
仮付けするのだが、火花が良く出ない。電源のAC100V低下を心配したが、原因は溶接機の切替スイッチが違っていた。
これで火花が出る様になって一安心。仮付けしては、手で曲げながら、蓋が閉まった時に面が合う様にする。大体決まったので本付けする。
開閉の音も気になるので、セラミックグリスを塗布し、溶接部分はタッチペイントを塗り、表面はアルコール綿で清掃する。
養生を撤去し、局員の担当者に確認してもらいOKとなった。但し番号(8番)表示のシール色が濃いグレーで現地の黒と違ったので、後日送って担当者に貼ってもらうことにした。
帰りもタクシーで、クロネコによってボンベを発送、その後加古川駅に向かう。加古川はしろくまさんの仕事場のある市で、高砂市と比べると人口も3倍以上で大きい町といった印象である。
Kc3s0344_r Kc3s0345_r ホームに上がると見慣れないカラーリングの電車が止まっていたので、写真を撮る。
しろくまさんに聞くと、「妖怪電車ですが、加古川から西脇まで走っているJR加古川線のラッピング電車です。西脇で誕生したイラストレーターの横尾忠則のデザインなんだそうですが、よくぞこんな醜いものにしたもので、我町の恥のようなものです。」と解説がありました。
この他にも、違った「目玉」電車も走っていた様ですが住民の反対で廃止された様です。
行き先の「厄神」もなんか変な名前なのですが、これもしろくまさんによると「地域の名前=途中の駅の名前です。少し前まで、そこからまた三木市へ走る第三セクタの鉄道があり、ド田舎の寂しいターミナル駅でもありました。」ということでした。
交通費を削減するのに、新幹線は「新大阪駅」から乗ることになります。
Kc3s0335_r N700系は見るのも、乗るのも初めてですが、息子に言わせると700系に比べて座席のコストダウンがされた関係で乗り心地が悪い(尻が痛くなる)とのことでした。夏休みのせいか、家族連れの割合が高かったですね。
AC100Vのコンセントが有り、無線LANも東京-新大阪間(JR東海の区間だけか)出来るということでしたが、今回もパソコン持参で無いので確認は出来ませんでした。
LANといえば、泊まったホテルのロビーに無料で使用出来るパソコンが2台有り、「電子工作の広場SNS」にアクセスしてコメント出来ました。
Kc3s0346_r 帰りの新幹線もなんとか自由席でも座れて、駅弁「なにわ満載」を味わいました。
東京に到着すると、大阪より東京のが暑かったです。

コメント
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