右後のドアロックが効かなくなった(手動は勿論問題無いが、リモートロック及び運転席側ドアでのロック)ので、詳しい方にメールで聞いてみたが、症状からして、そのドアにあるソレノイドスイッチ(最近ではパワーモーターと云う呼び方をしている)が動作不良の様なので、外して見た。
このドア内装を外すのに素人には苦労するところだ。上側がウインドガラスサッシ部が引っ掛けになっており、その他がはめ込みだ。ネジ3本を外して取り外せた。
音からして、ソレノイド方式かと思っていたら、モーターのウォームギア伝達だった。
仮組みするとちゃんと動作するし、モーターや電圧も問題無さそうだ。
そこで、セラミックグリスを塗布して組み上げた。
これに関連して、原因不明な点はまだ残る。リモートロックを連続してON/OFFすると、段々と動作が弱くなって、しまいには動作しなくなってしまう。これは実用上、支障が無いので、これでよしとする。
今月(偶数月の15日)は2回目の老齢厚生年金が支給されると、当てにしていたら、あれ!振り込まれていない。確か先月、支給停止の書類を出した関係かと思い、ネットで検索するとやさしい年金講座(その78)に書かれており、これでは、まるまる停止になることは無いと書かれていたので、会社で年金関係の手続きを御願いしている保険事務所に電話で聞いてみたところ、年金受給開始から半年位は、このような手続きミスや遅れたりするケースが多いとのことだった。
あらためて「社会保険庁」の管理のずさんさ・いいかげんさを感じた。
最初は次回(8/15)に纏めて支給されるということだったが、日本年金機構に問合せてもらったら、今回振り込まれなかった分は7/15(1ヶ月遅れ)に振り込まれるとのことだった。
当てにしていたので貯金は殆ど無く、自動車の税金もこれでは、とても払えそうに無い。
どうしてくれるんだ!
国はこうした国民の生活を理解しているのか?
年金給付編「ああ!そういうことだったんだ!」・・・よくある「誤解による相談事例」・・・
よくあってはこまるのだ!
間違いの無い年金管理にしてもらいたいものだ。
ヤフオクで入手したアンリツ製MTV-17A測定器(受信部)
だが、レベル表示されないという症状で調査を開始した。
カバーを外して、基板を外そうとしたが、ケースまでばらばらにしないと回路基板が外れない様なので、取り敢えず、どこが悪いのか信号を入れて診断することにした。
MTV-17A(仕05539-1)では見つからないが外観は一般的なML422A/Bとほぼ同じなので、これの取説を入手し、調べることにした。
75Ω不平衡と600Ω平衡はメーターが振れないが、ソフォメーター部分はちゃんと表示されるのでCR発振器を接続して測定してみると、ソフォメーターの周波数特性はPROG(放送回線用)になっていたので、この部分だけは正常に動作している様だ。
このMTV-17AはML422A/B(オプションだが)と異なり、電話回線(TEL)用ソフォメーター切り替えは無い。
となると、ブロックダイヤグラムから、アッテネータ出力まではOKで、その後のフラットアンプ部分が動作していない(または切替がおかしい)と推測出来る。
文化放送のロゴ入り携帯ラジオで、音量ボリュームが常に最大になってしまう現象で、使用している1チップラジオIC(TA7613AP)のデーターシートを見て原因を探った。先日、対応したスピーカーの接続先は合っていたが、音量ボリュームの周辺の半田腐食がすごく、抵抗値を測定すると、回してもセンター端子の抵抗が変化しない。トータル抵抗としては100kΩの様だ。
形状が類似している手持ちは1kΩしか無く、まあ、音質変化と消費電流が少し増える程度だろうとこれに交換した。シャフトが長いので、短く出来る限界まで切断した。それでもツマミが少し浮くが、しょうが無いところだ。
問題無く音が出て、音量調整ON/OFFも問題無い。ただFMが雑音は聞えるものの、放送局が聞えてこない。
これ以上は、調査に時間が掛かりそうなので、良しとする。
メールで【すいません】と書いてこられる方がいるのですが、私は【すみません】が正しくて、【すいません】は正式文書の場合失礼ではと、気になってネットで調べて見たら、正式には【すみません】だが【すいません】でも間違いでは無く、【すんません】などと同じ意味合いの使い方をする様だ。
地域性があるのか(例えば関東と関西で違うとか)は、調べがつかなかった。
ということで、これを機会に心を改めて、どちらでも気にしないことにする。
おもちゃ病院に修理依頼が有った。本来は受け付けしないのだが、私の趣味で引き受けてしまった。(何れも入院対応)
1.パナソニックのFM/AMラジオ
時々鳴ったりするという。確かにそのとおりだが、イヤホンでは正常に聞える。
スピーカーの導通を見ると無い。探すとコーン紙から引き出されている線が、その部分で切れていた。手持ちが無いので、ここは接続に挑戦することにした。
コーン紙側は熱を加えても良さそうなのでリード線部分を加熱して半田(銅用)揚げする。これだけでは届かないので細線で中継することにし、スピーカー端子からの線に接続した。音は正常に再生された。接着剤等で更に固定すると良いかもしれない。
2.文化放送が配付したか当選したFM/AMラジオ
まずは電池ボックス(単三×4本用)が全て液漏れで腐食し使えそうにないので、手持ちのボックスを使うことにしたが収納スペースがギリギリで、スナップ付きでは収納出来ない。そこでスナップ部分を切断して直配線することにした。基板の半田付けも全て腐食していました。
基板を外す際にスピーカー配線を切ってしまい(接着されていた)どこに接続されていたか判らなくなってしまったので音の出る部分に接続したところ音量調整が効かない(常に最大)。
使用していたのはFM/AM用1チップIC(CD7613)でTA7613と同じ様だ。データーシートを入手出来たので、これから配線を確かめてみる。
私が一番最初に修理した業務用ラジコンと同じもの(FRC-0403Z型)についてブログを見た方から修理の問合せが有った。
前回は電源ランプが点かないという症状だったので原因が簡単だったが、今回は電源ランプは点くものの動作しないという症状で、取り合えず送ってもらって調べることにした。
送信機でボタンを操作し、IC-R9000でモニターする。
水晶に表示している周波数は49.025MHzだが、これより高い周波数が出ており、たまに正規の周波数に近い周波数に切り替わるという不思議な現象が見られた。送信機には周波数調整部分が無い。82PF+10PFセラコンが周波数調整用コンデンサらしい。
受信機+アンテナも送っていただいているので受信してみるが、やはり動作しないので、固定コンデンサを外してトリマコンにし、49.025MHzに合わせるが、やはり受信しない。先日のラジコンと違って表示用のLEDが無くリレー接点だけなのでリレー音がたよりである。
発振用トランジスタは2SC1675、これの増幅用が2SC1675だが、ソケットにして、いろんなトランジスタに代えてみたが周波数変動、レベル差はそんなに見られなかった。
受信側はフロントエンドが2SK22のゲート接地増幅回路。他のFETに代えてみたが、それ程変わらないので元に戻した。
送信機側を更に調査。オリジナルのCPUらしいICのクロックに560kHz表示(ちょっと記憶違いかもしれないが)のセラロックが使用されていたので、発振しているかオシロを当てるが波形が出ていない。セラロック単体で簡易的に発振器とオシロで共振点を探して見ると、ほぼ表示と合っているので壊れてはいない様だ(念のため455kHzのセラロックを測定したら458kHzが共振点だった)。次に発振用コンデンサ(100PFセラコン×)を交換したら発振波形が見られたので、これが原因かと気を良くしてIC-R9000でモニターしたらFM変調データー信号が聞えて来た。
でも、やはり受信機は動作しない。そうしているうちにやはり発振しなくなった。どうやらCPUが壊れ掛けている様だ。そうすると、モニターで周波数が切り替わる理由が裏付けられる。
受信器側はスーパーヘテロダインの様で500kHz代の中間周波数に落とした後にFM用IC(MC3361C)で信号を取り出している様だ。このICとピンコンパチのMC3372Pはイーエレで購入可能。これの検波出力に信号が出てこない(送信機が動作不安定な関係かもしれない)。
これ以上は調査不能で、治る見込みも少ないのでお返しすることにした。
梅雨に入り、今日も雨模様、心配したとおり出足が悪い。
吉本、仁平、小島、田中の4名で対応。
11時まではお客が全然来ないので、これはダメかと、先日サークルで製作した照度計のトラブルシュートを吉本先生としていた。
秋月から購入してあったフルカラーLEDリボンが面白いので、看板の縁取にぶら下げて呼び込みを狙う。赤外線リモコンで無段階に色を変えたり、点灯パターンを色々と選べる。
そうしたら11時過ぎにおもちゃ9個も纏めて持って来てくれた。
ブログを見た、聴覚障害を抱えるご夫婦で、子供3人を連れて東茨城郡(茨城空港が近くにある)から車で(1時間以上は掛かるか)見えられた。
1時ごろまで待っててくれて、やり取りは筆談で仁平ドクターと私が少し行った。
どんなに不便だろうと我々は感じるが、家族みんな楽しそうにやっている。
入院も3個有ったが、6個修理してお渡し出来た。
治ったおもちゃに対して感謝の笑顔がとっても明るくて、こちらがかえって幸せをいただいた感じになりました。
アンケートにも嬉しいことが書かれていました。
「インターネットで知りました。おもちゃ病院があるということがすごく良いです。子どもも、おもちゃ病院があることがめずらしく、これからも、もっと広がってくれたらいいと思いました。捨てるより治して使うことの大切さを・・・」
【入院】
1.カセットテープレコーダー(SONY)
テープが無かったので持ち帰って見て見た。
ウォークマンを幼児用のデザインにした様なもので、分解するとゴムベルトは外れていたので掛け直したところ再生は問題無く聞えて来た。ところが早回しにしても動作しない。代わりにゴムバンドを掛け替えて見ると、今度は音ムラは生ずるが早回しは動作した。ゴムの劣化により少し伸びたのが原因の様だ。
カセットデッキの巧妙な動作原理が見れて面白い。
折り寸法が約115mmなので直径は(115×2)/3.14=73.2mmとなる。
これより小さい必要があるのでφ70とφ65のゴムベルトを、取り扱っている千石電商で購入して交換することにした。@158円/個
自分も動作しないカセットウォークマンが3台あるので、これも劣化したゴムベルトを交換すると動作すると思われるので、一緒に購入しよう。
6/15:千石に発注していた50,55,60,65,70mmベルトが届いたので70mmに交換したところ、再生、早戻し共に問題無く動作した。
2.あいうえおボード
断線が原因でお返ししようとしたら、鳴らなくなった。どうも、電池ボックスの接触不良らしい。電池の+電極飛び出しのばらつきで接触が不完全らしくて、モールドを少し削り込んでOKとなった。
3.アンパンマンミニ消防車
ボタン8個を押すと、それに合わせてサウンドとLEDの点滅を行うというもので、例の如く黒いボンディングしたICが使われている。これの接触不良らしい。電解コンデンサの容量抜けもたまに有り、これを交換したらたまたま動作したので、組み上げた。鳴っていたのだが、お子さんが誤って落としたら鳴らなくなった(子供さんは悪く無いので)。
衝撃試験?をやっていただいて良かった。やはりICがダメそうなので、入院して、更に挑戦してみようと思う。
【その他】
・人感センサーの小鳥
先月に応急処置したが、やはり感度が悪いというので、今月交換することで約束していたもの。
人が通ると、枝に止まった小鳥が動きながらさえずるというものだ。
センサーレンズには秋月の円筒形タイプを使用。このままでは、レンズのツバが他の部品(電解コン)にぶつかるので、その部分をノコでカットする。またセンサーの直径より穴が少し小さいので削って圧入する。基板のパターンが薄く剥がれてしまったので、レンズと基板は接着してパターンはスズメッキ線で接続する。何回か通り過ぎてみたが大丈夫そうだ。
・折畳み傘
上記の方がもし治れば(軽量でコンパクトに畳める)と笠を持って来たが、骨のアルミ引き抜き材が途中で折れており、強度を持たせて接合するのが難しいので断念した。
・ポータブルDVDプレーヤー
センター活動の常連さんが、見て欲しいと持って来た。
音声は出るが画像が出ないとのこと。確かに私が持って来たDVDビデオでも同様に絵が出ない。これは回路部品の不良が考えられるので、修理不能でお返しした。
・携帯ラジオ(2台)
音が出ないというので入院。別途、ブログで紹介。
終わって見ると20台近く受け付けが有った。(入院5台)
中で面白い修理アイデアについては個別ブログで紹介する。
CH-Aが正常に動作したのは前回のブログで報告したが、先輩おもちゃドクターから沢山の高周波用トランジスタやICが届いたので試して見た。
2SA711を2SA800に交換し、トリマコン無しにしたが改善されず。元に戻してB-E間トリマコンを10pFに変更。微調整が効いたので、最良点(使用帯域で正しい周波数が表示されるポイント)に調整。
入力レベルは-22dBm以上であればOKとなりました。
CH-A 10Hz~92MHz(92MHz~100MHzが動作不良となるが、原因調査に手間取りそうなので、kの範囲で良しとする)
CH-B動作
原因は入力のトランジスタ2SC1988が壊れていました。(過大入力を加えたかな?)
頂いた2SC1254に交換してOKとなりました。これよりftの高い2SC1260に替えてみましたが、これは動作がおかしくなりました。
この他にはプリスケーラのVCC配線が長く影響していた(先輩ドクターのアドバイス)ので、最短に張り替え。それでも悪い点があるので、VCCとGND間に0.01uFセラコンの他に82uF/10VOSコン(これも先輩ドクターにいただいたもの)を入れたら改善された。
28~75MHz 96~693MHz(76~95MHzがダメ)が正常にカウントする周波数です。
入力レベルは-20dBm以上であればOKでした。
以前交換したプリスケーラ(MC12080)の変換周波数範囲が100MHz~1.1GHzなので、これは仕様?がないところだろう。
ずっと使っていたシチズン製のソーラー発電クオーツ腕時計が、2年前から気温が下がる冬場に止まってしまうという現象が出始め、1日太陽光に当てても、しまいには動作しなくなってしまった。
ソーラー式であっても、中身の充電池の寿命がある様で、交換しても結構な値段となるので、半年以上100円の腕時計とかストップウォッチで代用していたが、これも直ぐに壊れたりする。
基礎年金ももらえる年齢となったので、父の日に掛けて、(またブログも80万アクセス達成となったので)新しい腕時計を自分にプレゼントすることにしネットで安値検索してみた。
電波時計も安くなっているのでこの機能が付いた物で、金属アレルギーもあるのでチタン製を探した。
シチズンとかセイコーは、まだ私の予算では買いそうに無いので、カシオ製を注文した。
定価の約半値と、手の届く価格帯である。
OVERAND OAW-100TDJ-1AJFという型式で
駆動方式:ソーラー充電
ベルト素材:チタン(TI)
ケース素材:チタン(TI)
タイプ:メンズ
その他機能:電波時計
ただ、心配は会社の仕事で、直流大電流による磁場やサージの発生する溶接機を使うので、これで壊れないかということ。
直接の原因かははっきりしないが、携帯電話が壊れた例もある。
オークションで格安の測定器が有ると、今のが使えるのに、ついつい落札したくなる。修理したいという気持ちも大きいので。
今回購入したのはアンリツ製MTV-17Aという発振器と受信器(レベルメーター)の組み合わせである。
セットで5000円程度では安い方だろう(動作しない部分があるのは承知で)。
発振器は既に3台有るのだが、多く使う周波数で安定度の良いものが無かったので、これが欲しかった(10Hz~20MHz)。
レベルメーターも選択レベルメーターを持ってはいるがフラットレベル測定機能が無いので、これも欲しかったものだ(難有りだが)。
MTV-17Aとは、初めて聞く型式だが、前職で良く使用していたMG442A(シンセサイズドレベルジェネレータ)とML424A(レベルメーター)と外観、性能、機能全て似ている。縦長になった感じである。
「ML424A.pdf」をダウンロード
「MG442A.pdf」をダウンロード
到着して早速動作確認をして見る。発振器側は周波数カウンターを接続、問題無く周波数が出る。オシロでも正常に正弦波が観測された。
一方、受信器側は出品のコメントに有った様に600Ω-BAL-PSOPHOMETERしか信号レベルが表示されない。
ケースを外して見たが、直ぐには判りそうに無い。アナログなので、信号をたどっていけば、何とか原因を見つけることは出来るだろうと思っている。またトラブルシュートで楽しめそうだ。
前職での経験談
アナログの搬送装置の試作で信号原としてMG442Aを使っていたが、どうもスプリアスが規格に入らない。そこで、CR発振の旧型に交換して見ると、ちゃんと規格に入るではないか。MG442Aはシンセサイザー方式で周波数安定度は良いもののデジタル特有のジッタとかの発生で規格のシビアなアナログ機器には問題の出る場合がある。あれから何十年も経過しているから、現在の測定器ではその様なことは無いと思うが、当時はメーカー品で有ってもこの様なことがあったというお話でした。
先日のブログで報告したクラニシ製6565Bカウンターの不具合対応を始めた。
前回はINPUT-A(10Hz~100MHz)がほぼ正常と報告したが、スイッチを入れると最初は正常な周波数を表示しているが、段々と表示周波数が上昇してしまうということで、いろいろと試して見た。
対応点
1.カウンター部基板にあるSN74S112を急冷すると正常な値に戻るというのが有ったので、若松通商より購入して交換することにした。
ところがスルーホール基板でIC(DIP-16P)の部品面ランドまで綺麗に半田が上がっているので、半田面からの吸取りだけでは外れない。こうなったら、ICのリード線をIC付け根から切断して、半田を溶かしながら1本づつ外すことにした。周波数的には100MHzまで扱うので、IC直付けのが良いのだが、何か有った時、簡単に交換出来る様に平ピンのICソケットは使用せず、接触信頼度の良い丸ピンシングルラインソケットを半田付けした。
動作させたが、この現象は同じで改善されない。どうやらICが原因では無い様だ。
急冷することにより、クロックの検出条件が良くなったと思われる。
2.先のブログを見て、アナログ回路に詳しい先輩おもちゃドクターがアドバイスのメールをくれた。
①この基板は紙エポキシ製でスルーホ-ル処理が施していないように見えます。
そのため部品のリードで表裏を繋いでいるのではないですか。はんだが不完全な場所はないでしょうか?
②入力の過電圧処理はどのように行なっているのでしょう。ダイオードリミッタがショートしていませんか。
③基板裏面の画像を見るとプリスケーラ改造部分のジャンパー線が長過ぎるように思います。コイルやコンデンサとならないよう、最短の単線で空中配線がよいです。
④基板全体をシンナーを含ませた綿で清拭し、拡大鏡で観察すると不良箇所が見える場合があります。私はおもちゃでもいつもこの作業をしてから修理に取りかかります。
⑤半固定VRは何Ωですか?以前私が送付した各種VRにこの値がなければ相当のTRと一緒に送ってもいいですよ。何とか直したいですね。
早速実践して見る
①指摘通りノンスルーホールの紙エポキシ基板で、リード線およびハトメで表裏ショートしていたので、半田補強。
②ダイオードが2本使用されており、外して見たが変化なし。
③プリスケーラのINPUT-Bが動作しなくなった(あとで見たら入力同軸の半田が外れており未確認)。
④基板の清浄は丁度、シンナーが見つからず別途。
⑤半固定VRは測定したところ1kΩだったので、当ドクターに以前送ってもらったコパル製に交換。しかし変化無し。UHF帯以上のトランジスタ等は無いので送ってもらうことにした。
振り出しに戻ったので、以前気になっていた、トランジスタ(2SA711-NEC)の金属ケース(C)に触ると周波数表示が正常に戻る点について周辺を見てみた。
C(コレクタ)とE(エミッタ)間にトリマコン(45PF)を入れると正常に表示される様になり経時変化もしなくなった。
入力周波数を10Hz~100MHzまで変化させてみる。
低い方は問題無い。上限は90MHzまでだった。これも可変抵抗を最大値にしないと表示がおかしくなる。もっと大きくすれば、更に上限まで伸びるかも知れないが。
トリマコンを可変しても変化は無かったので固定コンデンサでも良いだろう。
本当の原因としては、このトランジスタの劣化による寄生発振かも知れない。
INPUT-Bは接続の同軸線を柔らかいものに交換し、確認して見る。
6/8 INPUT-B調査
同軸を接続すると表示する様になった。
入力+10dBm(75オーム)の時が、一番正常に表示するので、周波数特性を測定して見た。
すると、40~73、83~93、150~670MHzが正常に表示、これ以外は誤った表示となった。
このプリスケーラIC(MC12080)は1年前に交換したもので、その時は高い周波数の発振器が無く正しい確認が出来なかった。
MC12080は100MHz~1.1GHzの範囲(サイン波)なので、100MHz以下はしょうが無いとして、100~150MHzまでは何とかしたいところだ。これもプリスケーラの端子を触ると良くなる場合があるので「2匹目のドジョウ」では無いが、コンデンサを入れて見て改善するか、また、先輩おもちゃドクターがメタルCANタイプトランジスタ、と広帯域増幅ICを探して送ってくれたので、試してみたいと思う。
入力レベル+10dBmというのも高すぎるので、前段にも問題が有るかもしれない。
当に忘れていたが、上さんが片付けをしていて出て来たと持って来た。
見ると、行方不明になっていた「テレビジョン受信機修理技術試験合格証書」だった。
これの携帯版である「合格証」は持っていたのだが(写真は若くハンサム?だったのだが、今は面影も無い)。
高校3年生の時に受験して取得したものだ(この頃は、まだ真空管で、勿論デジタルのデの字も無い時代でした)。
秋田大学で受験したことを思い出す。それまでは、実際の故障したテレビを実技で修理するというもので、自信が無かったのだが、この年からか筆記試験になったので、受験しやすくなって挑戦したものだ。
今では何の価値も無いので、数年前に「総合家電修理資格」を受験して合格出来たが。
昔はこうやって賞状の様な(約A3の大きさ)立派なものだったので誇らしかったのだが。
そういうテレビジョンも、アナログ放送が予定では7/24に停波してしまう。
43年も前のことでした。
電波技術協会は現存しているが、この資格は有効なのだろうか?そんな訳は無いだろうけど。
ラジコンのトラブルシュートが終わったとほっと一安心したが、こんどは会社でもトラブル発生。
1.電動フォークリフト充電用ケーブル(三相200V)のプラグが火を噴いた。爆発音は20m位離れた私の職場にも聞えた。
外観は電極先端が溶けて、モールドも焦げていたので、外して見る。
その写真です。
4本のうち2本が溶断。多分コードを持って引き抜いたりしていて、切断してショートしたのが考えられる。
4Pプラグを購入に近くのホームセンターに行って見たが置いてなくて、いつも取引している商社さんが近かったので探してもらったら1個だけ有った。交換してテスターでショートが無いか確認してOKとなった。
2.自動スタッド溶接機の電源が充電されないという症状。
実は、この機械は1ヶ月ほど前に同様な現象が有りメーカーから預かり品送ってもらって動作していたが、急に充電出来なくなった。機械の原理としては大容量の電解コンデンサのDC100V前後の電圧を充電しておき、スタッドガンのトリガーを引くと一気に大電流が流れ、板材とスタッドボルトが融着するというもの。
メーカーに連絡したら、予備機は無いとの返事だったので、前に使っていたのが、まだましかも知れないと、これに戻して見ることにして、エアーガンにより内部清掃を行った。
接続して様子を見るが、4時間程度経過して問題無く動作している。
このまま継続観察することにする。