このブログを見た方から、また車両のラジコン修理をしてもらえないか問い合わせがあった。
ユニッククレーン用で「症状として送信機はスイッチを押せばメーターは上がりますが、受信機は電源ランプはつきますが受信のランプはつきません。」型式 RC-30R-3 製番 AR129というもので、なんとなく送信機側の故障と思えて、原因は見付け易いかもしれないと、送ってもらうことにした。
到着して、確認すると、水晶の表示や受信機の記入数字から287.0375MHzと高い周波数であるが、どうやら電波が出ていない(広帯域受信機でも確認)。
水晶の端子や発振回路らしいトランジスタの端子にオシロを接続してみるが、発振波形は観測されない。制御用のデジタルデータ信号は確認出来た。
水晶単体での確認が出来ないので、取り敢えず依頼者に水晶を発注して良いか確認して了解を得たので水晶メーカーに問い合わせて見た。
発注先は アルト電子製作所で1個からでも作ってくれる。以前にもアマチュア無線のFT-101ZS用24MHz帯水晶をお願いしたことが有る。
電話で確認したところ、震災の影響でこの様なラジコン機器とか漁業無線が被害に合い、その無線機の修理用として、受注が殺到して納期45日程度掛かるとのことだった。納期、価格について修理依頼者の了解を得たので発注した。
これが原因であれば良いのだが。