交流の有る先輩おもちゃドクターがコレクションしていた貴重なテープを譲って頂いたので、フリーソフトにより特性比較を行ってみた。
この中には、今や貴重品であるダイキャストフレームを採用したTDK製メタルテープMA-XG-60が3本も含まれている。重量も重い。
デッキには先日修理したSONY製のTC-K222ESGを使用。
イコライザ、バイアスは自動設定のままで測定。
さすがにメタルポジション(TYPEⅣ)は高域22kHzまでフラットである。
ノーマルポジション(TYPEⅠ)でも18kHzまで-3dB内に収まっている。
新旧の二種類を測定してみたが、現在市販されているテープのが若干良さそうな感じである。
ハイポジション(TYPEⅡ)であるが、これも新旧二種類の測定を行ったが、どちらもうねりが少し有り、24kHzの付近に盛り上がりが見られた。
これに付いては、後日ナカミチ製デッキでも比較してみたいと思う。
以上、周波数特性のみの比較だが、歪とかその他の要素で、テープによる微妙な差が有るのだと思う。この違いがアナログならではの楽しみである。