先日のブログでMC2505の修理用で使ったTDA7293Aモノラルパワーアンプをまた使ってパワーアンプを作ってみることにした。
これも前回の試作で確認した仮想+-電源をアレンジすることにした。
大元の電源は+12V/15A出力のスイッチング電源を使用。
これを2個の昇圧型DC/DC-CONVを使って作り出す。
1個は出力を+30Vに調整する。もう1個は+60Vに調整。
0Vをアンプの-側、+30Vを0V(中点)側、+60Vを+側に接続する。
Max+60V出力のを2個使えば簡単だが、スペースがギリギリで、コストを少しでも下げるため、片方はMax+35Vのを使用した。
ケースは市販のアルミ製を加工。
電源のスペースがギリギリなので、各部品の干渉を確認しながら取り付け位置を決める。
電源の放熱フィンは温度上昇が少ないので密閉空間でも使えそうだ。
但し、フィンの絶縁について、たまたま今回使用したものに伝熱絶縁シートのネジ部絶縁不良が見つかり交換した。製造工程のチェック漏れと思われる。中国製は品質が心配なので要確認のこと。
アンプのフィンはMC2505で外したのを活用した。不格好ですが、いいサウンドが聴こえてきた。スピーカーに耳を近づけてみてもノイズは皆無だった。電源ON/OFF時のショックノイズも殆ど目立たない。