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トラブルシューター

私の修理・製作体験記(茨城・県西おもちゃ病院・JA7FJP/1)

YAMAHAパワーアンプB-70ケース活用(2nd)

2017-10-11 11:36:43 | オーディオ

 以前は音楽の友+luxmanの付録デジタルアンプを組み込んだ時があったが、やはりパワーが欲しいのでaitendo製のパワーアンプ(100W) [AMP7293-A] に交換してみることにした。(モノラルなので2個使用)
Amazonでは同一品と思われるものが更に安価な388円で購入出来る。
元々のB-70アンプ電源は壊れていたが、スイッチング方式の特殊回路で修理困難なので、随分前にヤフオクで落札したパワーアンプ用電源トランスを使用することにした。
気休めだが、AC入力にはATX電源の入力フィルタ部を切り取り追加した。

TDA7293は±50Vまで動作可能で、トランスの整流出力は実測で43Vだったので使えそうだ。
電解コンデンサは18000uF×2(正負電源)をそのまま使用する。
aitendo製はAC入力仕様で、ブリッジダイオード内蔵なので、取り外してジャンパーする。
(DC入力の場合、そのままでも使えるのだがVf×2の電圧ロスが生じるので)
TDA7498デジタルアンプ用には同巻き線の中間タップを使って約33Vを出力している。
同居させたデジタルアンプとの切替もしたかったので、切替リレー回路を組む。

表面にA/Bスピーカー切替ボタンが有るので、Bの時にリレーが動作する様にする。
BにしたときはMUTE/STBY回路が動作する様に部品を切り離し(完成品ではVCCに接続されている)リレー接点に接続する。
出力ターミナルの切替は面倒(アナログアンプはG中点だが、デジタルアンプはBTL回路で1/2-VCCとなるので両極の切替が必要)なので、アンプ出力を直接ターミナル(A:アナログアンプ、B:デジタルアンプ)に出す。
リレー電源(12V)とメーター回路のLED電圧+14Vが必要なので、手抜きしてスイッチング電源モジュールを組み込んで14Vに調整する。リレーにとってはオーバーなのだが使用時間は短いので、そのまま使用することにする。
動作OKとなったが、スピーカーに耳を付けるとハム音(100Hz)が気になるので、アース接続をカットアンドトライしてみる。

入力ボリュームのアースを外すことで、見事にハム音が消えた。
プリアンプのC-22(真空管)と組み合わせ聴いてみたが、トランジスタパワーアンプMC2505と比べると輪郭がくっきりした感じに聞こえる。

発熱もフルパワーで使うことは無いので、フィンがほんのり温かくなる位で電源トランスのが温かい位だ。
無信号時の電流がTyp30mAと非常に少ないからだ。
スマホも接続してみるが、音量が小さいので、以前組み立てた真空管プリアンプキット(6J1シングル×2)を入れて楽しむ。

【デジタルアンプを試す】
Amazonの「WINGONEER TDA7498 2X100Wデュアルチャンネルデジタルステレオパワーアンプモジュール」が安価なので注文して試してみる。

BTL接続(バランス)なので、このままでは、B-70のメーター回路に接続出来ず、aitendoから入手した1:1のオーディオトランスを入れる。

でも、やはりデジタルアンプの300kHz帯のスイッチングノイズをそのまま検出してしまうので、以前のデジタルアンプで使用したLPFを入れるとこれが消えた。

最初はMuteで動作が止まると思ったが、出力が絞られるだけなので電源で切り替える様にした。
ところが、電源切替リレー(無接点のP-CH-MOS-FETも試したが同じ)を通したら、切替時にプチッと音と煙が出て来た。

放熱フィンを外してみたら、ICの電源接続ピンが焼損していた。別のタイプアンプも入手して試したが同じ様に壊れたので、お預けで再入手後単体確認して原因を探りたいと思う。

IPOTCH アンプ  デジタル  ハイパワー デュアル D級 高音質
TDA7498を使用したデジタルアンプで一番安価でMUTE/STBYの端子が出ているのが見つかったので購入。
MUTEとSTBYの動作を確認してみた。
MUTEは消費電流が正常時とほとんど変わらず、約100mAでスイッチング出力も出ている。
STBYは消費電流が約10mAとなり、スイッチングノイズも出なくなるので、これが使えそうだ。
先日のB70に組み込んで確認する。切替はこのSTBYを使用する。
壊れた反省から、取り敢えず変換トランスをコンデンサで直流カットした。
これで接続してみたら、今度は壊れずに動作している様だ。
周波数特性を見ると、デジタルアンプの特徴?通り、やはり20kHz以上はカットされ、20kHz以下に盛り上がりがみられる。
このことから、ハイレゾ等には使えないので、B70への組み込みはしないことにし、単体でプリアンプと接続してモニターしてみる。電源には525円落札のNEC製ノートブック用ACアダプタ(19V/6.3A)を使用した。

面白いことに、トランジスターラジオを接近させるとAMの偶数倍の高調波になる600kHz(2nd)と1200kHz(4th)付近で、スピーカー出力と同じ音声が聞こえてくるのだ。不思議と奇数倍は低い様だ。

コメント (2)
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