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トラブルシューター

私の修理・製作体験記(茨城・県西おもちゃ病院・JA7FJP/1)

アナログスイッチ(74HC4066)応用・SSB復調回路

2016-05-10 13:17:36 | アマチュア無線

 1/11のブログ「2016年初工作・セラロック周波数可変発振器」で紹介したが、完成体としての復調回路(AM/SSB/CW)を製作してみた。と言ってもJA7GVQさんのホームページにある「4066復調回路(DAF)」のデッドコピーで動作OKとなった。

異なっているのは、接続する「選択レベルメーター(アンリツ製ML422A)」の中間周波数が450kHzなので局発周波数を448.5/451.5kHzとしたのと、電源電圧を安定化する必要が有るので5V入力を3端子REGで3.3Vにしてある。
あとHC4066を最初使用していたが、ON抵抗が大きくて、局発回路が完全にON出来ず異常発振を起こしたので74HC4066に交換した。これだと、発振周波数も安定度が良い様だ。
セラロックは455kHz用なので、負荷容量はバリキャップ(1SV101)と並列に448.5kHzの場合470+220PFを、451.5kHzの場合220PFを
入れた。
負荷容量が大きいせいか、切り替え時に異常発振を起こすので、セラロックと4066間に入れている抵抗5.1kΩを1kΩに変更した。

スピーカーアンプはまだ組み込んでいないので、景品のアンプ付き缶スピーカーを接続する。
取り敢えずML422Aに直接接続したが、7MHzの局がちゃんと復調出来た。
やはり、アマチュア無線のトランシーバーFT101ZSに比べるとSN比は悪く、感度も低い。
また、表示(同調)周波数も1.5kHzずれることになる。
AM放送は中波帯に切り替えて、復調器もAMに切り替える(単なるゲルマダイオード検波)ことにより、ちゃんと聞こえて来た。
4066×1個で、簡単に構成出来るので面白い。
その後、NJM2137による20倍のIFアンプを追加して感度アップした。
7MHzのほかに21MHzでもアマチュア無線の交信が受信出来た。

更に、発振回路出力及び周波数モニターのバッファーとして74HCU04×2NOTを入れた。
左が発振出力で右がバッファー出力波形。

局発回路は、この他にLTC1779と、タイマーIC(LMC555)を使用した回路を実験してみたが、今回のセラロックによるものが、一番安定度が良く復調には問題無さそうだ。

コメント
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