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トラブルシューター

私の修理・製作体験記(茨城・県西おもちゃ病院・JA7FJP/1)

モデモカードのトランス特性

2015-05-18 15:01:11 | 電子工作

 古いパソコンでは音声帯域のモデモカードが標準で付いていたものだが、現在では用途が無くジャンク箱に入っている方も多いことでしょう。

この中で使用されている音声帯域のトランスが何かに使えないものかと、特性を見てみた。
インダクタンスは1次側:2次側共に8.4H/1kHzで、インピーダンスは36kΩ/1kHzの1:1トランスだった。

周波数特性を見て見たところ、50Hz~20kHzはフラットで、50kHzあたりから出力が上昇し、700kHzにピーク(約5倍の電圧)が見られる。

ということで、ハイインピーダンスでの音声帯域を絶縁で伝送する用途には使えそうだ。

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FT-726受信感度測定

2015-05-18 14:43:09 | アマチュア無線

 2日間交信してみて、受信感度が低下していないか気になったので、今日はシグナルジェネレータ(HP8657A)を使って調査してみた。
トランシーバーのSメーターで「9」になる時の発振器出力を見る。


【結果】
●50MHzバンドの感度が低い(144MHz差約11dBm、430MHz差約14.6dBm)
●50MHzバンドは53MHzあたり以上徐々に低下(2dB以内)
●144MHzバンドは144.5MHzから以下徐々に低下(3dB以内)
●430MHzバンドは434.5MHzから以下徐々に低下(2dB以内)
となり、50MHzの感度が気になる。
受信初段の高周波増幅用FET(3SK74L)が劣化しているかも知れない。
ダメ元で、八重洲無線に電話で問い合わせてみた。古い機種でも内容によって相談にのってくれ、考えられるのはこのFETか、リレー(FBR221D012M)の接触不良かもしれないと教えてくれた。
リレーの接触不良は思い浮かばなかったが、以前修理依頼されたリニアアンプも、原因はリレーの接触不良だったことを思い出した。これは交換して正常動作となった。
高周波、LOWレベルの部分に一般リレーが使われているのが気になる。ピンアサインが合えば、もっと特性の良いものに交換したいところであるが。
リレーは富士通製で、前職の設計では標準で使っていたが、検索しても、寸法などの資料が見つからないし、入手も出来ない感じである。救いは透明カバーが外れるので、外して接点復活スプレー塗布で改善されるかFET交換時に試したいと思う。
先日、調整修理した144MHzユニットにも写っていた。

若松通商に3SK74の在庫が有ったので、取り敢えず注文した。
時間のある時に調べて見たいと思う。

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