先日、超強力ライトの修理をしたが、修理用と一緒に注文した部品が余ったので、同じ様なライト(照明)を実験することにした。
aitendo製パワーLED(3W/white) [DAWEUGY140-003W] と7個LED用放熱アルミ基板 [ALB-1WX7-D49] をDC/DC昇圧モジュール [M6009-S]で点灯させる。
パワーLEDは極性を見間違わない様に半田付けする。
これに同様に570mAを流すと発熱して、やはり放熱フィンが必要となる。
以前、知り合いに頂いたフィン(OS精機製TYPE HSのラベルが)に放熱シリコーンを塗布して取り付ける。
フィンに開いていたTO-3トランジスタ取付穴と放熱アルミ基板の取り付け穴が合致したので、ビスとナットで固定する。
1時間程度光らせたが、触れる温度なので大丈夫そうだ。
次に、M6009-Sを接続してみる。(実験に使用した定電圧電源がMax2Aなので、そこまでしか確認出来なかった)
入力電圧 入力電流 出力電流
5V 1.9A 315mA
9V 1.82A 564mA
12V 1.27A 562mA
12V 1.82A 737mA
以上の結果から使えそうだ。
定電流で制御出来る様に改造して、後日実験したいと思う。
もう一種類同じICを使っている表示器付き昇圧モジュール [DC6009-3DIG]を試してみたが、これは何故か出力電流200mA以下でトリップしてしまうので、現在aitendoに問い合わせ中だ。
【12/26】
aitendoから中間報告があり、開発元が異なるので、確認してからとのことだった。
そこで、自分である程度調べることにした。
本来一定に制御されるはずのFB(フィードバック)端子が入力電圧で変化してしまうので、正常に動作するユニットとICをそっくり交換したが、正常な方は、正常なまま。こちらのユニット症状は変わらず。
そこで、周辺の半田付けを補強したところ、変化は少なくなったが、負荷電流を増やすと長周期の発振をしているので、FB端子とGND間に0.1uFのセラコンを入れたら止まった。
回路はほとんど同じ(インダクタや平滑コンデンサの値が少し異なるが)なので、パターンの引き回しの差で発振し易くなっているのかも知れない。
おもちゃ病院で、油分や汚れの除去等に、プラモデル用のシンナーを使用しているが、ご存じの通り刺激臭が有り、女性には遠慮される場合が有る。
そこで、ある方から紹介されたのが、エナメルリムーバー(除光液)というものだ。
220mlで300円程度、香りも良くて、皮膚にも良さそうということで、現在はこれに切り替えて活用している。
おもちゃ修理の世界でも、結構、異性が普通に使っているものに便利なものが多い。
なので、100円ショップでも、異性の目を気にしながらも、女性コーナーを必ず周って歩いている。(変なオジサンと見られてるかも)
仕事の手伝いでヘッドランプを使う機会が多いが、皆さんが使用している高価(と言っても2千円以下だが)なものと比べると暗いので、改善することにした。
以前購入してあったDAISOの100円懐中電灯が3LEDで明るかったので、これの反射鏡とLED基板を拝借することにした。
アルミの削り出し風で、とても100円には見えない。基板の外し方がどうしても分からないので、内部からドライバーで徐々に押して行くと前面に外れた。接着かはめ込み構造の様だった。
これは単四×3本で点灯させていたが、電池が消耗してくると、残っていても暗くなるのが早いのでDC/DC昇圧コンバータICを使うことにした。
LED専用のスイッチングを直に接続しているICも多く、回路が簡単で済むのだが、実験比較してみると、意外と暗い。
そこで、昇圧後直流に変換するHT7733Aを使うことにした。
これにより、単三×1本で点灯出来、0.9Vまでは明るい。
LEDも、手持ちの明るいものに交換した。これで、今までのよりは明るくなった気がする。
不要となった100円のアルミケースも、立派なので何かに使えれば良いのだが。
このブログにメッセージで修理依頼が有った。
「症状は、動作が不安定で、送信機を分解したところ、基盤のビスが外れ、シールドケース内に入っておりました。ショートによる、故障と思われます。」との内容でした。
届いて、診断してみると、確かに電波(295.2625MHz)が出ていない。電池インジケーターも振れない。
電池の電圧を測定すると全て1.016Vだったので、新品の電池に入れ替えると問題無く、電波が出る様になり、インジケーターも振り切れる。
受信機も+24Vを供給して動作させると、操作に応じてその部位のLEDが点灯する。
受信アンテナが無い状態でも室内5mは届いている。
念の為、操作しない時でも電流が流れていないか写真の様な接点治具(電池ボックス接点と電池電極の間に挟み込む)を作成し測定したがゼロだった。ちなみに操作時は15mA程度流れる。
次に、何ボルト以上で動作するか電圧を可変してみると4.6Vとなるので電池1本当たりでは1.15Vとなる。
この時のインジケーターの表示は真ん中ラインより少し下側を表示している。
真ん中が電池交換ラインと思われる。
ねじが外れた原因でもある、固定ポストが折れていたので、手持ちのプラ棒を切断して接着後プラリペアで補強した。