オーディオの総合誌Stereoの2012/1月号の付録で、ラックスマン&「Stereo」共同企画のオリジナル・デジタルアンプLXA-OT1(完成品)について、スピーカー出力スイッチングノイズがパワーメーターに影響している様なので、スペクトラムアナライザで測定してみた。
10kHz~10MHzのスパンです。(9KHz以上しか測定出来ないスペアナなのでご了承を)
スイッチング周波数は350KHzの様です。
無信号・無負荷状態です。(スピーカーが接続されて初めて、アンプ内のLPFが効くのかも知れないで参考として下さい)
スピーカー端子+-間の測定で
左から「ON」「OFF」「+-両方10mHを通した」です。
かなりのスイッチングノイズが有ります。インダクタの効果も大です(測定インピーダンスが低い関係も有りますが)。
パワーメーターとの接続と同じスピーカー端子+と電源GND間の測定で、
左から「インダクタ無し」「インダクタ有り」です。
更にノイズが大きくなります。しかし、インダクタ+側に入れると
ノイズが相当減ります。やはり、これがパワーメーターに影響していた様です。
パワーメーターに対する対策に効果が有ることが確認出来ました。
スピーカーを鳴らすのについては10mHは不可能でしょうし、可聴周波数では問題無いのかも知れませんが。
でも、アナログアンプマニアにしたら、こんなのアンプじゃ無いと言われそうですが。