先日、真空管式放射線計を入手したが、ヘッドホンは付いていなかった。
無くても別な物で確認は出来ると思うが、治った時の実用化を考え、昔のヘッドホンが無いかオークションで探したら、昔では無いがロシア軍用とドイツ軍用の新品が見つかり落札。ロシア軍用が今日届いた。TA56Mという型名でインピーダンスは左右1600Ωなので直列で3200Ωになっている。(放射線計の出力インピーダンスデーターが無いので、これで合うかは不明なところだが)
現代ではトランジスタアンプによりトランスレスで出力インピーダンスが低く出来る様になったが昔の真空管式だとインピーダンスが高いので出力トランス(これが重い)無しで直接駆動出来る様にインピーダンスの高いヘッドホンを使用しているものと思われる。
ロシアで、まだ真空管駆動しているかは不明だが。
金具は亜鉛メッキの薄板で安っぽい作りだが、収納をコンパクトにする為にヘッドホンユニット部が回転出来る様になっている。パッドはスポンジゴムの様な材質で着脱が簡単に出来る。消耗品でこれだけ交換すれば長く使える様になっているのだろう。装着すると密閉性が良く、外部音が聞こえなくなる。さすが軍用目的と感じる。皮?巻きの部分で見えないが長さ調整も勿論出来る(スムーズでは無いが)。
入手先「球露屋」のホームページを見ると普段触れることの無いロシア製のいろんな製品・部品が有り面白い。日本では製造中止で入手出来ない部品が見つかるかも知れない。接続のコネクタは平行2ピン丸端子で、オークション写真では放射線計と合うかなと期待したのだが、合わせて見ると径・ピッチ共に結構違うので、この部分は作り替えが必要の様だ。
私が愛用(といっても、再開局に当り、オークションで安く購入したものだが)しているFT-101ZSと、今はお休みしているFT-101ESだが、メンテナンスは自己流で調整して運用していた。この本が有ったことは知っていたが、絶版で入手出来ないので諦めていた。
今回、ブログを見て調整をお願い出来ないかメールをくれた方がおり、時間の関係でお断りしたが、その後検索するとCD-Rで再販されていることが判り、連絡した。
私も購入して参考に調整してみようと考えている。
「新・FT-101メンテナンスガイド」