トラブルシューター

私の修理・製作体験記(茨城・県西おもちゃ病院・JA7FJP/1)

市販FMトランスミッターの電界強度確認

2014-09-11 11:26:25 | アマチュア無線

 子供が自家用車内でipodをカーステレオで聴くのに、AUX入力が無いのでと相談されたので、FM波に変換して送る方法しかないとアドバイスしたら、購入した(イヤホンジャック入力タイプ)とのことだが、どうも雑音が大きいとのこと。
具体的な機種は聞いていないが、自分の知識拡大と誕生日プレゼントの意味で、Bluetoothで受けるタイプをアマゾンで購入した。
Img_7856_rImg_7864_rTAXAN MeoSound transmitter Bluetooth FMトランスミッター ブラック MEO-SUND-BTFM2で、自分の車で試して見ると、USB充電ケーブルの有り/無し、ケーブルの方向で変わるので、作業場で調べることにした。
オシロで見ると、USB充電コネクタのケース側にFM周波数が検出される。
Img_7857_rImg_7858_rImg_7859_rImg_7860_rFMチューナーでのシグナルメーターで確認すると、充電ケーブルを差し込んだ状態で、垂直方向に伸ばしたのが強かった。隣の部屋のLUXMAN-T550ではレベル1から3まで、近くのYAMAHA-CT800では5dBから20dB強まで上がる。隣までは10m程度あるが良く入る。当然、充電ケーブルを外すと弱くなる。説明書に、このことは書いていなかった。
ペアリングは最初に行えば、あとは必要無いが、シガー電源がON/OFFする毎に、スマホ側のプレーヤーは自動でOFFになる。
あとは、実際の車内で、FM波がちゃんと入るか(リヤルーフアンテナ)、確認するしかない。

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DSPラジオキット(表示器付) [AKIT-6951D]出力逆位相

2014-07-25 08:11:20 | アマチュア無線

20140724_173821_r aitendo製★在庫限り取扱終了★最強版!DSPラジオキット(表示器付AKIT-6951D]  を購入し、以前問題だったAMの10kHzステップ問題は解決され、AMボタンを押し直す毎に9kHzステップに切り替わる様になっていた。
20140724_173807_r出力も綺麗に聞こえていたが、先日修理したLUXMAN製T-550と聞き比べると、音の広がりが違う(センター定位しない)ので、波形を見るとオシロ写真の様に逆位相になっていた。
現在、 aitendoに確認中だが、DSPラジオのシリーズは、以前も同じのが数種類有った。
販売前に確認してほしいものだ。
ICのデーターシートを見ると、どうやらファームウェアで設定する様になっており、デフォルトは逆相になっている様だ。
【7/25再確認】
20140725_145737_r20140725_145725_rステレオ時のセパレーションが気になったので、再度波形を見てみた。
最初、あまり良く無いので、イヤホンジャックコモンのコンデンサを47uFから1000uFに交換したところ改善された。
イヤホンジャックのL/R出力は電源電圧の約半分の電圧が掛かっているので、アンプ接続時は直流カットが必要となる。
結構、電波が強く無いと、セパレーションは良くならない。その辺のところがアナログチューナーと違うところか。
強ければ、素晴らしいセパレーション(反対CHへの漏れが無い位)となるが。
この機種に関しては、ステレオ/モノラルの状態が表示されない。
20140725_145749_r20140725_145758_r20140725_145814_r20140725_145819_r位相に関して確認したが、左2枚は正位相(L+R)送りで、右2枚は逆位相(L-R)送りとなるが、ご覧の様に測定器の送りに対し、ラジオ出力はL/Rが逆位相になってしまう。

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指向性2.4G帯無線LANアンテナ(平面型)の中身

2014-07-22 09:03:53 | アマチュア無線

Img_7605_rImg_7606_rImg_7607_r 自宅の無線LANが弱く、遠く離れるとスピードが遅くなるので、試しに秋月に有った「指向性2.4G帯無線LANアンテナ(平面型)P-01078 [IPX-010XSAXX]1個 ¥3,200(税込)」 を購入してみた。
内部構造が見たくて、カバー合わせ目にマイナスドライバーを差し込み、こじ開けたら外れたので、中の写真を紹介する。
この様な平板アンテナについては全然知識が無いので、なぜゲイン:+10dBが取れるのか、不思議である。
セットにはアンテナ本体の他に、両面テープで固定する、取り付け部品が付いてくる。

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LUXMAN T-550チューナーまたまた修理改造

2014-07-21 17:27:15 | アマチュア無線

Img_7587_r 以前にも、同機種(T-550)を何回か落札したことがあったが、出品価格が安かったので、また落札してしまった。落札価格は710円で送料のが高い。
届いて、電源を入れてみたが、コメントに有ったとおりAMは受信OKだがFMが全然受信出来なかった。
フロントエンド部を取り外し、シールドケースを外して測定してみるが、局部発振部が発振して無い様なので、以前購入した同一のトランジスタに交換するが、やはり発振しない。
今回は安価だったので、自分用にと、前回改造と同様、フロントエンド用IC(TA7358AP)に交換すべく、LC同調部品を除き全て取り外した。
Img_7580_rImg_7581_rImg_7582_rImg_7583_r前回のメモと同様に改造するが、やはり発振しない。TA7358APが壊れたかと思い交換するが、やはり発振しない。
発振コイルからのコンデンサに接続している線を外すと、動作電流が0mAから50mA(実験用電源での値なので正確では無いが)になる。
テスターで調べていくと、抵抗無限大のはずのところ(発振コイルからのコンデンサの出力側)が500Ω程度の抵抗値になっている。
Img_7584_rImg_7585_r同一回路上にある、円盤型のチタコン?(写真上側)を外すと、そのチタコンが絶縁不良になっていた(側面が銀の酸化か黒色になっている)。
これで発振する様になった。後悔先に立たずだが、このコンデンサに気づいていれば、現状の回路のままで正常にどうさしたかも知れない。
TA7358APデーターシートの参考回路には、入力にBPFを入れているので、以前aitendoより購入してあったセラミックフィルタ(2個入)販売価格100円(税別) を入れてみた。
ピン配列のデータは無かったが、表示部から見て左からIN/G/OUTと接続してレベルを比較したが、ロスは少ないので、これで良さそうだ。
Img_7586_rImg_7589_rImg_7590_rImg_7592_rフロントエンドを組み立て直して、本体に接続しSGでトラッキング調整する。
ICはリミッタがあるので、オリジナルよりはレベルが低い様だ。フロントエンド出力とIF入力間に抵抗を入れてあったがこれを直結にする。
実際に放送を受信してみたが、ローカル局でもレベル4までで、レベル1以上であればステレオで受信出来た。音も、問題無さそうだ。たまたま、電離層の状態が良かったのか90MHz前後の周波数帯で中国語のFM放送が3局ほど受信(レベルは0だが)出来た。
【セパレーションが取れない】
その後、L/Rセパレーションの確認忘れを思い出し、測定器で確認したら、全然セパレーションが無い(モノラル状態)。がっくり!
20140723_094658_r調整マニュアルは無いので、それらしいコアを動かして見るが変化が無い。
写真の黒い大きな箱はLPFで、外してIC-L/R出力を見ても同じ。その右に3個コア入りの黒いIFT形状の箱が有り、上2個(黒いコア)を調整すると、ステレオ受信に変わるので、調整範囲の中間に合わせる。下の黄色いコアの箱は調整しても変化無い。
電解コンの劣化が考えられるのでセラコンに交換(LCRメーター測定では、それほど劣化はしてない様だ)したが変化は無い。
いよいよMPX-IC(UPC554C)が不良かと、若松通商に発注した。210円/個
チューナーではいつもアドバイスをいただいているBLUESS LaboratoryさんにICのデーターシートが無いかメールしたところ、互換品であるNTE1142のデーターを送っていただいた。
この端子説明からすると10,13ピンが38kHzTankとなっているので、波形を観測するが、波形は観測されない。
Mute-SW、Stereo-SWは正常に動作している様だ。
20140723_090820_r接続されている、黄色コアのIFT?を外して見る。
インダクタンスを測定すると、2.7μHと極端に小さいので、端子に接続されているコンデンサらしい(黒いレジンが充填されており見えない)リードを外すと7.5mHとなった。コンデンサ側を測定するとショート状態になっているので、レジンを半田鏝で除去していく。出て来たのはスチロールコンデンサ(写真下の物体)だったが、鏝を使った関係で溶かしてしまい、リードが外れて容量は確認出来ない。
20140723_094735_rそこで、38kHzでのLC同調を計算するとCは約2200PFとなったので、在庫を確認するが、セラミックタイプ(温度特性が、あまり良く無い)しか無いので、後々を考えて、コアの中には入れず、基板裏側で端子に接続する様にした。
(その後、フィルムコンデンサ4700PFを2個直列に変更した)
調整開始。コアを回していくと、セパレーションがぴったり取れる様になった。
どうやら、原因はスチロールコンデンサの不良だった。熱に弱いので、取扱いには注意だ。
20140723_172854_r 一応、正常動作した様ので、前に修理したYAMAHA製CT-800と聞き比べてみた(パソコン用スピーカ出力なので、厳密では無いが)
CT-800は広域が伸びている感じなのに対し、T-550は味(厚み)のある音の感じがした。
感度比較では、CT-800ではステレオ限界の放送局でも、T-550では安定にステレオ受信した。オリジナルは分からないが、今回のIC化改造による改善かも知れない。
2/25:注文していたICが届いたので、一応交換(その前にICソケットに付け替えておいた)したが、変化は無く、やはりICが原因では無かった様だ。

1973年発売だから41年も経っている。今後どの部品が不良になるか分からないが、まだまだ寿命をのばしてほしいものだ。(このデジタル時代に、FM放送が、いつまで存在するかが心配だが、生きている間はAM/FM波が飛んでいて欲しいものだ)

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Anritsu製IF TESTER MS546Bの用途は?

2014-07-17 16:06:50 | アマチュア無線

Cam00395_rCam00398_rCam00397_rCam00399_r ヤフオクで安かったので、何かに使えるかなと、[Anritsu製IF TESTER MS546B 70MHz/140MHz]を落札し、届いて、電源を入れてみるものの、カウンターにした場合、入力周波数が表示されることと、左上のコネクタに500kHz/200kHz(スイッチ切り替え)の正弦波が出力され、そのレベルが上のデジスイッチで可変出来ることくらいです。
ネット検索しても、仕様すら出てこないので、どなたか、使用実績のある方がおりましたら、どんな用途に使うものなのか、コメントいただければと思います。
【その後の調査】
70MHz/140MHzIFをキーワードにすると、どうやらマイクロウェーブシステムのIF(中間周波)帯域で、BB(500kHz/200kHz)はベースバンドの意味で、それからすると私には縁の無い測定器の様だ。
http://www.orixrentec.jp/cgi/tm/detail.cgi?id=120014&route=1

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TADANO製RCS-250修理

2014-05-13 14:02:00 | アマチュア無線

Img_7190_rImg_7183_r RC送信機で電源が入らなくなったという修理依頼があり、送ってもらった。
分解してみると入力の電解コンデンサが2個パンク(黒変)している様で基板も液漏れで腐食していた。
Img_7179_rImg_7182_rImg_7177_rImg_7199_r47uFは電解コンに、10uFはセラコンに交換してみたが、それだけでは動作せず。
Img_7181_r電圧を確認すると3端子レギュレータらしい素子2個のうち1個の出力が出ておらずショートモードで壊れていたので、電源OFFでも電池を消費していた。修理実績から3.3V用なのだが、SMD部品は手持ちが無いのでデスクリート品で代用して交換。出力電圧は出る様になり、たまに電源ONする場合もあるが不安定である。
Img_7186_rImg_7176_r他の部品を見て行くと、電源の押しボタンSWの戻りが悪く交換。なおも問題で、ロジックIC(SOP)を押すと良くなるポイントが有り半田し直したら今のところ安定に動作するようになり、返却する。
依頼主でも確認したところ問題無く動作している様です。
Img_7196_rマイコンクロック用のセラミック発振子1.84MHzも問題無さそうだが、同じ周波数の水晶発振子に交換した。
電源ON/OFFはマイコンで制御し、ON/OFFの毎に周波数も切り替わる。
でも、こんな不良は、また他にも原因があるかもしれないので、再発するかもしれませんが。

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圧接機ラジコンの修理

2014-01-22 15:17:18 | アマチュア無線

Img_6725_r_3Img_6727_r_2Img_6726_r_2Img_6728_r_2   以前UNIC-RCを修理してあげた方から、また違った機器の修理依頼があった。
圧接機というもので、事前に写真と症状を連絡いただき、故障原因が掴めそうなので送ってもらった。
Fj310209Img_6729_r_2Img_6730_r_2送信機は赤と黒のボタンが有り、赤を押すとコンプレッサが回り圧力計が上がり、黒いボタンを押すとその圧力を抜いてゼロになるというものだが、ラジコンが動作しないという症状。
届いて動作確認したが、問題なく動作した。
送信機は問題無いと聞いていたので、送信周波数を知るのに、分解してみるとT138.890と刻印された水晶(受信側はR138.890)が有ったので、ハンディ受信機で合わせてみると、その周波数で変調音が聞こえて来た。2台とも正常に変調音が出ている。
ちなみにクロック用と思われる水晶は3.3MHzが使われている。
この周波数帯のラジコンは初めてである。
Img_6724_r_2Img_6719_r_2Img_6720_r_2受信機側のダイキャスト蓋を外す。
通電(AC100V)状態で送信機で動作させておいてACコードを動かしても問題ない。次に基板の中央あたりをトントンと押すと信号が断続するので、基板を外しその部分の半田を付け直すが症状は改善されない。
Fj310207Img_6717_r_2Img_6723_r_2Img_6721_r_2部品面を見ていくと三端子レギュレータ(TA78L005AP)の端子が1本(OUT側)がモールドの根元から折れていた。基板を押すことで、その部分が付いたり離れたりして動作が断続したのが原因の様だ。
ズバリのICが無いのでTA48M05F(Max0.5A)を使用することにした。
交換して出力電圧は正常に5V出ている。
今度は基板を押しても断続動作することは無くなった。
今回の原因には関係無いが、IF増幅にはMC3359P(ナローバンドFM-IF)が使われており、中間周波10.7MHzを455kHzに変換する10.245MHz水晶が使われている。クロック用は送信機と同じ3.3MHzが使われている。
kumanofさん、コメント有難うございます。
一応、振動対策として、基板取り付けは防振ゴム?のボスを使って振動は吸収している様です。

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TOCOS TWE-001-STLONGアンテナコネクタ

2013-11-22 15:56:15 | アマチュア無線

Img_6220_rImg_6216_r TWE-001評価キットは外部アンテナ用2台と内部アンテナ用2台のセットになっており、内部アンテナ用でもコネクタが有る様なので、aitendoより小型高利得指向性アンテナ(2.4GHz)[ANT2.4-8DBI-SMA]SMAとI-PEX端子付きケーブル[CB-SMA-140]を購入。
(IPEXとuFLコネクタは同一の様だ。)
Img_6217_rいざ、交換しようとしたら、コネクタが合わない(どちらも凹)。
ケーブル選択を間違えたかと考えたが、XBeeの写真を見ると、無線モジュール側は凸が使われており、これだと合う。
そこで、外部アンテナ用モジュールを外して見たら凸となっており、問題無くコネクト出来た。
これでも、問題が有った。
SMAの接続部がねじは凹と凹で電気的に接合しない。
Img_6219_rImg_6221_rImg_6223_r理由は分からないが、外部アンテナ用と内部アンテナ用でコネクタを使い分けている様だ。
もし内部アンテナ用を外部アンテナ用にするにはaitendoで販売されているU.FLコネクタ(5個入)[U.FL-R-SMT]  に交換すれば使えるかと思う。
但し、SMDで小さいので半田付けのテクニックを要する。またパターンアンテナはカットする必要が有る。(確認はしていないが)

BWTさん、コメント有難うございます。
確かに、下記ページにその旨書かれていました。
従って、本ブログのアンテナは電波法違反となりますので、これまでとします。
http://tocos-wireless.com/jp/tech/Hardware_guide/regulation.html
パラボラアンテナの分解写真
Img_6317_r_2Img_6318_r_2Img_6320_rImg_6319_r      

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UNIC(RC-30R-3)修理

2013-11-17 10:42:00 | アマチュア無線

 一番修理実績のあるシリーズで、ブログを見た方から依頼が有った。
症状は、「ラジコンが発信しない為使えない」です。という内容です。
Img_6179_rImg_6180_rImg_6181_rImg_6182_rImg_6184_r届いて、送信電波をモニターすると、スイッチを押した時、搬送波の287.650MHzは出るが、変調音が聞こえない。またボタンを戻しても電波が切れないので、電池ボックスを抜くしか無い。電池電圧も4V(新品では1.5V×4本=6V)に消耗していた。
先日、修理したラジコンと同様、カスタムIC(FUTABA製)が動作していない可能性が高い。
Img_6178_rクロックに2MHzの水晶発振子が使われているが、端子をオシロで確認しても発振波形が出ていない。
手持ち品が有るので交換すると、変調音が聞こえる様になり、電波も自動的に止まる。
Img_6168_rImg_6169_rImg_6170_r水晶不良の判定として、思い付きで静電容量の差異が無いかLCRメーターで比較してみた。
正常品は4.05PFに対し不良品は2.38PFと少なかった。メーカー差があるので、全て、この方法で判断出来るかは保証出来ないが、想像するに、内部断線(剥がれ)により容量が減るのではないかと考える。27MHzの水晶を測定すると6PF程度だった。おそらく周波数が高い程、水晶が薄くなり、電極が近くなるの容量が増えるのでは無いかと思う。
Img_6183_rImg_6177_r電池のメーターが半分(黄色と緑色の境目)しか振れないので、基板にある黄色の半固定抵抗で合わせる。
受信機に電源(DC24V)を接続するとスイッチの操作に合わせてLEDが点灯するので、送信機は正常に動作した様だ。
Img_6173_rImg_6172_rImg_6186_rImg_6185_rImg_6176_r問題は無いと思うが、電源電圧を変動させると、21.3V以下で動作しなくなる(24Vからシリーズ抵抗経由でレギュレータに供給されている関係もある)ので、12V用3端子レギュレータをL7812に交換すると21V以上で動作する様になった。(5Vは、更に12Vをレギュレータで安定化している)
Img_6171_rまた、接続端子が割れて接触が悪くなってしまったので、錫めっき線で巻いて半田付けした。

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UNIC-RC(FRC-0403Z)修理

2013-11-14 12:06:54 | アマチュア無線

 動作しないので、修理お願い出来ないか問い合わせが有った。
この機種は、何台も修理実績が有るので、送ってもらい調査することにした。
昨夜届いたので、送信機の電波をモニターする。
49.7MHzに合わせるがキャリアのみで変調音は出ていない。
Img_6163_rImg_6164_rマイコン周辺が動作してない可能性が有るので蓋を開ける。
クロックは560kHzのセラロックを使用しており、以前の修理で入手済みのが残っていたので、交換してみると、変調音が出る様になった。
次に、受信機側を調べる。
Img_6166_rImg_6165_r電源+24Vを印加しても電源LEDが点灯しないので、これも蓋を開けて見る。
電源は問題無く動作しているがLEDに電圧が出ていない。
LED単体で20mAを流すと点灯するので、正常だ。
シリーズの抵抗(1.5kΩ)に接近している水晶の側面が黒くすすけている。
抵抗値は無限大だったので、手持ち品と交換したら、これも正常に点灯する様になった。
アンテナを接続して、距離を離して一番届く様に各トリマコンを調整する。
この機種はもともと、到達距離は伸びないので、これでも問題無さそうで、返却して様子を見てもらうことにする。

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315MHz帯送受信機到達距離を伸ばす

2013-10-25 17:51:15 | アマチュア無線

 aitendoで販売している4CHタイプの送受信機だが、送信機を大出力タイプに、受信機を高感度タイプにしたら、どこまで距離を伸ばせるか改造してみた。
Img_6040_rImg_6041_rImg_6042_rそれぞれの送受信部のモジュールを交換する。
送信モジュールは[RF315-9912B]
受信モジュールは[ASK-RXB6-315]
送信モジュールは元基板に接着し、ソケッドヘッダで接続。
受信モジュールもソケットヘッダを元基板に半田付け・接着で固定。
Img_6051_rImg_6056_rImg_6043_r受信機は12V用リレーを使用しているので、6Vの鉛蓄電池から供給する様にaitendoの昇圧電源モジュール[DC-DC2577ADJ]  販売価格: 780円を使用した。入力電圧3.5V以上だと昇圧する。 受信モジュールは5V用でメイン基板の5V-3端子レギュレータから供給している。
送信側はオリジナルの12Vアルカリ電池を取り敢えず使用した(電池ホルダーが裸の状態で電池の固定が出来ないのでプラ板でボックスを製作してはめ込む)が消費電流が約30mAと大きくなるので、これもDC/DCが必要になるかも。
最初、動作せず。
受信ユニットの出力にはデジタル信号がちゃんと出ている。
Img_6048_rImg_6049_rImg_6050_rエンコーダ、デコーダICの組み合わせ(ペアリング)によっては、クロック設定用の外部抵抗値を変える必要が有り、受信側をペアリング発振抵抗(Rosc)値対応表により変更したら正常に動作する様になった。
デコーダーはPT2272-L4(ラッチタイプ)が使われているが、ジャンパーピンでラッチ/モーメンタリの切り替えが出来る。また、送信ボタンを離してから受信リレーがOFFになる時間が長すぎるので、時定数のコンデンサを47uFか10uFに変更した。
到達距離を1人で確認しようと、トランシーバーをモニター状態にしたが、これだと、その電波が影響して距離が伸びない様だ。
ブザー音を聞きながらだなので、見通し200m程度は届く様だ。
後日2人で正式に測定したいと思う。

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CA1000Ⅱ外部クリック雑音調査

2013-10-21 23:07:38 | アマチュア無線

 YAMAHA CA-1000Ⅱで聴いていると、時々クリック音の入る時がある。
状況を確認すると、蛍光灯のON/OFFと同期している。
更に詳しく調べると、全ての蛍光灯が出るわけでは無く、特に雑音発生の大きいのは2ヶ所だけで、そのタイプはグローランプ点灯式(安定器内蔵)で、電球タイプ蛍光灯やLEDランプは皆無だった。
グローランプが悪さをしてるかも、と電子式に交換しても大して変わらず。それというのも、ONする時よりOFFする時の雑音が極端に大きいからだ。この雑音もOFFするタイミングにより変わる。多分、正弦波の位相で、一番電圧の高いところで発生しているのかも知れない。
試しに、バリスタ、コンデンサを線間に入れて見たが変わらず。
オシロで線間をモニターしても、見える様なサージは検出されなかった。
CA-1000Ⅱは、以前アマチュア無線でもアンプアイが発生していたもので、回路的なのか外部雑音に弱い様だ。ボリュームを0にしても、少しは聞こえるので、パワーアンプ部にも直接入り込んでいる様だ。
これ以上の調査・改善は望めないので、発生側を変更するしか無い様だ。
【続編】
そういえば、超音波洗浄機修理用としてインバータ式蛍光灯用のハーフブリッジドライバIC(IR2155)を秋月から入手(200円)してあったことを思い出した。
構成回路はトラ技2013/1号のP154/155に載っている。
外付け部品は寄せ集めで作れそうなので、時間の空いた時に挑戦してみよう。
但し、直接AC100V回路に入るので、自己責任で行う必要がある。

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時計・ラジオ周波数カウンター製作/実験

2013-10-14 12:59:00 | アマチュア無線

 液晶と表示用IC(SC3610)はaitendoで以前から販売されていて興味が有ったので購入してあったが、製作する暇が無くて、そのままになっていたところ、aitendoでキット化[AKIT-3610]したものが販売されたので、早速購入し製作して見た。製作は「電子工作サークル」のメンバーに教材としてお願いした。
ICのピッチが狭くフラットなランドタイプなので、難しいみたいで、この部分は私が手伝って半田付けした。15Wのはんだ鏝では容量不足で25Wに変えたら作業がやりやすくなった。
Img_6028_rImg_6029_r動作電圧は3~3.3Vで、本当は良く無い(ICは7Vまで動作)のだが、丁度リチウムポリマー電池が有ったので接続。
時計とタイマー設定は出来たので、どうやら動作はしている様だ。
持ち帰って、周波数カウンター部の動作を見てみる。
●FMでは発振器出力周波数から中間周波数10.7MHzをマイナスした値が表示される。
Img_6005_rImg_6004_rImg_6006_rImg_6007_rMAX380MHzまでは少し誤差が出るがカウントする様だ。
完全に動作するのは280MHzまで(仕様では149.9MHzだが)。
Img_6009_rImg_6008_rImg_6010_rImg_6011_rImg_6014_r10.7MHz入力で0MHz表示で、更に入力を0.7MHzにすると表示は990MHzとなる。
1000MHzに対して+-が逆転する様だ。
●AMでは発振器出力周波数から中間周波数455kHzをマイナスした値が表示される。
Img_6024_rImg_6023_rImg_6026_rImg_6025_r9455kHz入力で9000kHz表示。
100.455MHz入力で0MHz表示。
99.455MHz入力で9000kHz表示。
レンジを変更して
Img_6015_rImg_6016_rImg_6019_rImg_6018_r455kHz入力で0kHz表示。
450kHz入力で9995kHz表示。
454kHz入力で9999kHz表示。
10000kHzに対して+-が逆転する様だ。
ということで、ズバリの入力周波数は表示されないので、周波数カウンター単体として使うには難しい様だ。隠し端子(NC表示)でその辺の機能が無いものかプルダウンやプルアップしてみたがやはりNCの様だ。
引き続き、本来の用途であるアナログのFM/AMラジオに接続して確認してみたいと思う。
発振出力0.3V以上が必要で、アンプが必要になるかも知れない(回路例は掲載されている)。
【10/20ラジオに接続】
Img_6030_rImg_6031_rImg_6032_rImg_6039_rImg_6034_rImg_6035_r電子工作サークルの空き時間を利用して、ラジオの局発に接続してみた。
使用したのは「防災用ラジオ」で、購入して3ヶ月しか経っていないのに、急に電源が入ったりというトラブルで、購入先に交換を依頼したら、新品を送るので、不良品は返却しないでも良いというので、気兼ねなく改造することにしたものだ。
Img_6033_rImg_6036_rImg_6037_rICはCD1691CBだったが、データーシートが、その時無かったのでオシロで波形を観測。5番ピンにAMの局発信号(P-P0.4V)が出ていたので47PFを接続してカウンターに接続したところ、問題無く受信周波数が表示された。
FMは7番ピンだが、出力電圧が低くてカウントしないので、データーシートにあるアンプが必要の様だ。

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オーディオ新旧テクノロジーの融合?

2013-09-11 15:33:26 | アマチュア無線

 先日のブログで紹介したが、従弟の事務所に置いてもらった真空管式プリアンプ(A3300)とパワーアンプ(KMQ60)で、iPhoneの音楽を聴きたいというので、AmazonにBluetooth対応の送受信機(iPhoneだけならレシーバーのみで良い)を注文して届いたので早速セット。
1.レシーバー
PLANEX iPhone/スマートフォン対応 Bluetooth ver.3.0+EDR ワイヤレスオーディオレシーバ BT-WRV01 1,726円
2.トランスミッター&レシーバー
Bluetooth トランスミッター&レシーバー BTTC-200-BLK  高音質伝送 送信・受信両用 オーディオステレオコンポ外部接続 2,980円
2項(Ver2.1+EDR)が2個でも良かったのかも知れないが、1項がVer3.0+EDRに対応していたので、今回の組み合わせとした。
Img_5715_rImg_5716_rImg_5717_rImg_5719_r 従弟は外出中でiPhoneでの確認は出来無いので、1項の機器をプリアンプに接続。2項の機器を小型MP3プレーヤーに接続してペアリング(1mの範囲内で)を行う。ペアリングはお互いの機器の電源ボタンを長押し(7~8秒)することで、約10~20秒でペアリングが完了します(LEDの点滅で確認)。
機器間を離して行くと、見通しで約10mは届く様です。デジタルのクリヤーな音が真空管を通したアナログで聞こえて来ます。
仕様を見ると、再生周波数帯域は20Hz~20kHz(44.1kHzサンプリング時)とある。
従弟が戻ったのでiPhoneでペアリングを行い、これも問題無く再生出来た。

91wpdsgmnl__aa1500_ 尚、今回からCanon デジタルカメラ PowerShot SX170 広角28mm 光学16倍ズームで撮影している。 【AUTO】モードだと何故か明るすぎるのでシャッター速度優先で撮影した。この設定が選べるのが一眼レフっぽい。

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トーンデコーダICによる周波数別表示(第2弾)

2013-09-06 19:23:25 | アマチュア無線

 BWTさんに紹介していただいたトーンデコーダIC(NJM567D)が秋月より入手出来たので、早速試して見た。
Img_5686_r前回、製作したCRによるアクティブフィルタより構成部品が少なく特殊な部品も必要無い(但し、BWTさんのアドバイスでは部品の温度係数数で初期にドリフトするらしい)。
1時間程度で完成し、発振器を接続する。最初、出力が出ない。データーシートを見るとオープンコレクタになっているので、3.3kΩでプルアップ。最終的にはその間に赤色LEDを入れて確認出来る様にした。
Img_5666_rImg_5667_rImg_5668_rImg_5669_rやはり、f0が計算値より高めになっていたので、固定抵抗を追加する。
調整用に1kΩ縦型多回転(25回転)トリムポットを使用したが、細かすぎて、かえって同調点がどこなのかわからない。また、発振器の行き返りで動作開始周波数が異なるのも、このICの特徴なのか、余計合わせにくいところだ。逆を言えば、ラフな調整でも問題無さそうだ。動作帯域は±200Hz程度だった。
出力波形を見ると、チャタリングが見られる。このことは「アプリケーションマニュアル」にも書かれており、低減策はある様だ。今回の目的には問題無いので、このままとする。
次に、CORG製MA-1を接続するが、動作しない。
動作点を確認すると、オシレーターでは4Vp-p以上で動作するのに対し、MA-1の出力は1Vp-pしか無かった。
NJM567の動作レベルを下げる方法が載っており試したが、うまくいかない。
Njm567filそこで、コンパレータ回路を追加することにした。
写真裏の様に、最後は裏面への部品取付で間に合わせる。
OP-AMPでも動作するだろうとNJU7032Dを使って見たが、650Hz入力でも、時々1300Hz側のLEDがうっすらと点灯する(不定期であるのが不思議)。
矩形波による高調波を拾っているのかとも考えた。
LM358に変えたが同じ。そこでコンパレータ専用IC(LM393N)に変更したら、その様な現象は無くなり、その周波数だけで点灯する様になった。現状は動作点調整のボリュームをVCCにそのまま接続しているので、VCCは変わると動作がおかしくなるので、回路図通り、シャントレギュレータ(TL431)等による安定化電圧供給が必要だ。
     コンパレータはオープンコレクタタイプでプルアップが必要なのだが、何故だか、NJM567Dとの組み合わせでは入れなくても正常動作していた。
写真はLM311が実装されているが、ピンアサインは全然違うのに、綺麗に動作していた。
【9/7見直し】
Njm567fil02 検出レベルが悪すぎるので、その後、データーシートを眺めていると、入力にカップリングコンデンサが入っている。「入力信号はこの端子へAC結合で入れて下さい」と表記が有った。
もしかして、これが影響しているのかも知れないと、今朝、改造してみた。
Img_5673_rImg_5674_rImg_5675_rすると、検出レベルが100mVp-pに下がった。これだと、コンパレータをいらなそうなので、入力にMA-1を直接接続してみると、逆にレベルが高すぎて、該当周波数でないLEDも点灯するので、10kΩ半固定抵抗でレベルを下げて(200mVp-p)やると、正常に動作し、検出帯域も狭くなり調整も楽になった。
電源電圧4V~8Vの範囲で正常動作し、9Vでは両LEDが薄く点灯する様になりました。
ということで、感度の悪いのはカップリングコンデンサ忘れが原因だったのでコンパレータは不要となった。
BWTさんのアドバイスで、また新たなデバイスの使い道が広がりそうです。
【正式製作用図面作成】
1300_650hzfilpt1300_650hzfillistNjm567dfil依頼者に、正式に製作してもらう為の図面を作成してみた。
基板内での確認用LEDの他に、外部にパワーLEDを接続出来る様にドライブ回路も実装している。
「NJM567D-FIL.gif」をダウンロード
「1300_650Hz-FIL-list.xls」をダウンロード
「1300_650Hz-FIL-PT.gif」をダウンロード
「1300_650Hz-FIL-PT.pas」をダウンロード
「NJM567D-FIL.CE3」をダウンロード(NJM567Dの部品ライブラリNJM567D.LB3」をダウンロードが無いとエラーになります。)

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