今月は8件の依頼(内、2件は下妻おもちゃ病院からの依頼品)が有った。
2007/2開院から約6年半経過、依頼件数は930件、修理完了率は92%になっている。
5件が断線、電池液漏れによる接点腐食、電池極性入れ間違い(マイナスもプラス接点もバネ形状で間違いやすいので油性インクで表示)と、いつもと同様な故障でした。
〇面白いおもちゃは、昔、私が高校生の頃ブームだったスロットレーシング(小形サイズだが)の依頼だった。保護者のお父さんが昔遊んでいたものとのこと。
全然動作しないというもので、症状/修理内容は
・接続コネクタの接触不良・・コネクタを広げる。
・スロットルレバー2台の内、1台が接触不良・・・分解して接点磨き。
・モーターブラシ接触不良、ピニオンギア(8T)割れ・・・モーター分解し接点グリス塗布、ピニオン交換
・コース及び自動車接触ブラシ(編組線)の接触不良・・・コースはスコットブライトで軽くこする。ブラシは先端を少しカットして、やすりで磨く。
走る様になったが、コースのRが小さいのでコースアウトしないで走らせるにはテクニックが必要で、親子で楽しめそうである。
〇プラレールのスイッチレバー折れは、同じ厚さのプラ板を加工し、折れた部分に接着、ステンレス線で補強した。
〇ビンゴゲームでビンゴするとコインが出るという機構だが、コインが出ないという症状。
コインテーブルを回しているモーターをON/OFFしているトランジスタリードが芋半田だった様で、付け直して正常に動作する様になった。
下妻おもちゃ病院のドクターが見学に見えて、ノウハウを勉強したいということだったので、来月のおもちゃ病院から、一緒に修理しながら指導することにした。