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トラブルシューター

私の修理・製作体験記(茨城・県西おもちゃ病院・JA7FJP/1)

bubble machine(シャボン玉製造機)の修理

2013-09-15 18:30:01 | おもちゃ病院

 今月の「県西おもちゃ病院」は、10件と先月が少なかったせいか忙しかった。
入院は無かった?が終了時間をオーバーし、気が付くと5時近くになっていた。
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その中で、珍しい英国Early Learning Centre社製(Made in Chinaではあるが)の「BUBBLE TROUBLE」という電動シャボン玉製造機の修理依頼が有った。製品名に「TROUBLE」が入っており、私のブログ名の一部でもあるので、何か縁があるのかも。
単二×4本で動作はするものの、この時の電池電圧は3Vまでも低下するので消費電流を測定すると2Aと非常に大きく、少しでも電池容量が減ってくるとファンの回転が落ちて、左右から出るはずが向かって右側からしかシャボン玉が出ない。6Vの鉛蓄電池を接続すると問題無く左右から出る(この時の消費電流は3A)。
分解してモーター単体(両端にシャフトが出ている特殊モーターで、ファン(後)とギアボックス(前)を駆動している)で回すと消費電流は0.4A以下で、ギアボックス側に連結してもそれほど増加はしないが、ファンを付けると3Aまで増加して再現した。これではすぐに電池が消費するはずだ。
こういうものだろうと問題無しと処理したが、依頼者が取りに来なかったので、モーターの劣化(おもちゃ故障の原因で多い)が無いか気になって、今日再度引き取って来た。
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モーターはRC-280SAの寸法に近い。確かに、シャフトを押さえると止まる時が有る。
分解するとカーボンブラシを使用している。整流子側を磨き、接点グリスを塗布し、シャフトと軸受にセラミックグリスを塗布し組み立てる。電圧を可変すると1.5V以上で動作するし、シャフトを止めてみても、また回り出すので改善はされている様だ。でもファンを付けるとやはり3A流れる。かなりトルクは有る。
Img_5777_rImg_5778_rImg_5781_r全て組み上げて純正のシャボン液を入れて試運転。6V蓄電池の満充電品ではもの凄い風量で、勢い良く(強すぎる)連続して出てくる。だが消費した電池に交換すると、やはり片側は出なくなる。
これ以上は、本体を治しようが無いので、違うしゃぼん液(同様に人体に害の無い)を入手して様子を見ることにする。ついでに勉強用に、違う小型電動シャボン玉製造機も一緒に注文した。自分でシャボン玉を作るには昔のおもちゃアルバム・シャボン玉シャボン玉液の作り方が参考になる。
【9/16】専用ACアダプターを試作
台風18号の上陸で、外出出来そうにないので、ACアダプターを考案してみた。
Img_5785_rImg_5786_rImg_5787_rImg_5790_r利用したのは単三電池を単二電池に変換するアダプター。
りん青銅を内径に合わせて切断し内側にはめ込む。+接点ははめ込んだ電極の表側にガラス管フューズ口金をはんだ付けする。ACアダプターのジャックは+側ケース内に接着固定する。
Img_5792_rImg_5783_rACアダプターには手持ちの5V2.3A用を使用。前述した様に3A流れるため、電流と電圧を測定すると、2Aで4.8Vに少しドロップする。
シャボン玉液が届いたら、確認してみる。
【9/17】シャボン玉で再確認
注文品(Pustefix/プステフィックス社 シャボン玉 補充液 1000ml )が届いたので、注入して実験。
新品の単二アルカリ電池を入れると、両側から出るものの、電池での電圧がすでに4V程度までドロップする(でも、この位の出方が標準かも知れない)。ACアダプタに交換すると、電圧が4.8Vなので、更に強力にシャボン玉が出る。
台風一過の雲一つない青空にシャボン玉が飛んでいった。

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