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トラブルシューター

私の修理・製作体験記(茨城・県西おもちゃ病院・JA7FJP/1)

「電池無し」と書いたのに沖縄行き「ゆうパック」が船便に

2016-03-16 19:00:34 | おもちゃ病院

 先日のブログで、紹介した修理品Language Palを、送られて来たのと同じ「ゆうパック」で沖縄に送ったところ、まだ東京中央郵便局で、追跡画面で「陸送・船便」になっており、まだ依頼者に届いていないので発送元の郵便局に問い合わせしてみた。
品名は「おもちゃ(電池無し)」と、送られて来たのと全く同じ記載にしてある。その時は中1日で届いたので、間違いなく航空便利用の様だ。
実際、電池は外して、入れてはいないし、このおもちゃの場合には他の電池も一切使用されていない。

そしたら、電池無しと書いたにもかかわらず、「おもちゃ」だけだと、その他の電池(バックアップ用とか)も含まれているかもしれないと判断して「船便」にしたとの回答だった。
また、窓口で、おもちゃの正式名称まで確認すれば良かったのだが、それを怠ってしまったのは申し訳ないとの返事だった。(正式名称を書いたところで、これがどうなるかは不明だが)
他の宅配便だと、「電池無し」と書けば航空便で対応してくれるので、こうなるとは考えもしなかったのだが(沖縄や北海道に送る場合には断然、ゆうパックが安いので)、やはり「お役所仕事」が抜けきらないのか?
親は、何十年も前の話だが特定郵便局長だったので、日本郵便に対して親近感はあったのだが、2回目のトラブルで、これではむかついてしまう。

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Language Pal修理

2016-03-13 14:44:09 | おもちゃ病院

 磁気テープの張り付けられたカードを再生および録音するLanguage Palという知育機器で、沖縄県の方から修理依頼が有り、引き受けることにした。メーカーは、あの「マミヤカメラ」となっている。
録音ボタンの左側にある四角いボタンが見えるが用途が不明で依頼者に確認したが、戴きもので分からないとのことだったので、そのままにした。(内部構造的にはボタン下の駒を外すと上下に動作する)

電池の液漏れによりマイナス電極(スプリング状)が腐食して折れてしまっているという症状。
手持ちの電極から使えそうなものを見つけ出して、溝に合う様にカットする。補強のためロックタイト460で接着する。

これで動作する様になったが、カード挿入を検出しない場合があるので、内部マイクロスイッチのレバー形状を調整する。

今度は再生ムラが有るのでピンチローラーやゴムベルト、フライホイールを清浄する。ヘッドは消磁する。
ゴムベルトは長時間使わなかったせいか写真の様に段付きに変形となっていたが、再生上は特に問題無さそうだ。

それでも完全では無い。
効果の有ったのは磁気テープ部分を清浄したことだ。

スピーカー部分のスポンジは劣化してボロボロとなっていたので、隙間用クッションを接着する。

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県西おもちゃ病院(2016/03)

2016-03-12 16:00:00 | おもちゃ病院
 当日は、東日本大震災仙台市追悼式および、姪っ子・甥っ子との再会のため休ませてもらいました。
参加ドクター:吉本さん、仁平さん、深谷さん、八田さんの4名
依頼件数:5件(1件/人:4件/人)
依頼要件と治療内容:
①ショベルカー「アームが下方向動作不可」---->スイッチ接点(板バネの折れ)
 処置:板を切って再生=====>完了渡し済(仁平さん)
②ミニカーのレーン「ベルトが回らない」------->ギヤ割れ(2箇所)、(4箇所)
 処置:2箇所のギヤは、交換、他4箇所は、非標準のギヤの為、ギヤを線で絞った(詳細不明:仁平さん)
③ミニカーのレーン「モーター音が聞こえるがベルトが回らない」
 処置:モータのピニオンギヤ割れ、交換(八田)
④トースター(ベネッセコーポレーションのしまじろう関連)のタイマが動作しない
 ------->ゼンマイのロックが出来ない(プラスチックの部品破損?詳細不明:吉本さん)
 処置:未
⑤ポケットゲーム器「電源が入らない」--------->基板に封印のIC搭載品、詳細診断未(八田)
 処置:未
4件入院「2件治療完了、2件治療未」
3/20八田ドクターの都合が良いとのことだったので、10時頃から生涯学習センター・ボランティア室で修理することにした。

2月度の入院おもちゃ「タカラ製 ナーフエリート メガ センチュリオン」機関銃」だが、難しくて午前中にも終わらず、3時頃まで掛かってしまった。
(修理内容は先のブログで紹介) 
⑤を調べてみたが、IC(COBタイプ)への電源供給はされているし、電源スイッチも接触はOKだった(ON/OFF回路はIC内部で処理している)。 よってIC不良と判定した。
④はギアとゼンマイが飛び出して組み合わせが分からなくなっていたので、動作を確認しながら組み直した。

おもちゃとしては単純でゼンマイが戻った時にゴングの打鍵を弾いて音を出すというものだ。
しかし、シャフト(φ1.5)がスリップしてゼンマイが巻けない。プラスチック部品の穴が摩耗していて、ネジロックや接着剤で固定を試みたが、固定出来なかった。
チョロQと同じ構造のギアボックスが有ったので試してみたが、トルクが弱くて打鍵する力が無い。
当日の修理は諦めて、後日、100円ショップ(セリア系)で使えそうなおもちゃを購入して試すことにした。
最初、ねじ回し式の「ウォーターボート」は機構的に使えないだろうと思いながらも参考にと購入したのだが、これがズバリ互換性があった。

形状が少し異なるが、厚さ・縦横寸法は同一ですっぽり入る。(価格も2個で100円だから安い)

元々のゼンマイ巻きねじに打鍵用カムを取り付け、スクリューを回すシャフトは根元でカットし、回してみると、なんと問題無く動作した。 
若干、シャフト位置がずれ、ダイヤルが擦れるため、カバーが当たらない様に微調整しながら固定する。 
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欠けた歯車の修復

2016-02-27 15:20:18 | おもちゃ病院

 先にブログで紹介した、今月のおもちゃ病院で入院となった「タカラ製 ナーフエリート メガ センチュリオン」機関銃」について歯車の修復方法のアイデアが思いついたので対応することにした。
「型取くん」を使用。
同じ歯車が2個有り、両方共、1歯欠けている。
ピニオン部分を型取りして、欠けた部分の樹脂を切り取り、180度回転させて歯車に被せ、内側ボス部の欠けに対してはアルミテープを貼り付けて、流れ込まない様にし、欠けた歯部分にプラリペアを流し込む。

30分程度で固化するので、型取りくんを慎重に外す。この際に円周上の1箇所をカットすれば外し易い。
外してみると、型取りくんが柔らかいせいか、意外と綺麗には整形されておらず、ミニルーターで正常な歯に合わせて形状を整え、他の歯と噛み合わせてスムーズに回る様に微調整する。

強度が持つかは、実際に組んでみないと分からないが、触った感じでは、元の歯車と一体化している様だ。
【やはりダメ!】
組み込んで、動作確認していたら、やはり強度不足で再生部分が折れてしまった。
この歯の部分は位置合わせ用キー溝が有り、これが強度を弱くしており、設計上でも欠陥と思われる。
次の方法として、ねじで代用することにした。
この方法は以前にも乗用電動車のギア修理にも採用したことが有ったが、今回の様な小さい歯車では初めてとなる。
折れた歯部分を平らに削り、その部分にM3のタップを切る。次に、M3の雄ネジにネジロックを塗布してねじ込み頭を切断して仕上げる。

組み立てると、タップ位置が内側過ぎて噛み合わないので、ねじを外側に傾けた。
ギア部分は何とか使えそうだが、前後のロック位置が合わず、試行錯誤(スペーサーを入れる等)を積み重ねる。最後まで分からなかったのは、このギアの平歯車部分とラック歯車との噛み合わせ位置だ。奇数の関係で噛み合わせで半歯数ずれることだった。
八田ドクターと二人で、やっとのこと、正常に動作させることが出来た。

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孫が描いた「おじいちゃんのおもちゃ修理」が茨城県知事賞に

2016-02-20 15:08:20 | おもちゃ病院


 第20回茨城県健康福祉祭いばらきねんりん文化祭「ぼく☆わたしのおじいちゃん☆おばあちゃんの絵コンクール」で、孫の佐々木孝太郎くんが、私をモデル?にした「おじいちゃんのおもちゃ修理」を描いて、小学校高学年部門で県知事賞の栄誉に輝いた。

今日、水戸の「茨城県県民文化センター」で表彰式が有るというので、参加させてもらった。
ここで、初めて絵と対面したのだが、じじバカではあるが、賞をとるだけあって良く描けている。

実際より若々しく描かれ、鼻もこんなに高いかなと、恥ずかしいかぎりである。
私の天職?である「おもちゃ修理」を題材に、じっと見つめる孫の表情も生き生きとしている。

閉会後は、ご褒美として那珂湊にある「お魚市場」の回転寿司で新鮮な寿司をみんなで食べた。

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県西おもちゃ病院(2016/02)

2016-02-13 15:45:56 | おもちゃ病院

 6件の受付が有った。
当日は小島慶子さん(元TBSアナウンサー)が講師で「子育てはインタビュー」の講演が午後から行われるので、沢山の方がおもちゃ病院の前を通り見ていったのでPRになったのではないかと思う。
1.プラレール(電車)
動かないという症状で、分解するとモーターが回らず、ブラシの摩耗が原因だったが、秋月の互換(RE130)モーターに交換してOKとなった。また、ギアボックスが油でベットリになっていた。貰い物とのことで、前の持ち主がCRC5-56でも塗布した様だ。
2.にぎやかドライブ
ベルトが回らないという症状で、スイッチを入れるとモーターの回る音はするので分解してみるとモーターのピニオンギア(8T)が割れていたので交換しベルトは回る様になったが、2本平行にあるベルトのスピードが異なるので、再度分解してみたが、特に問題は無く、元々違っている様だ。
3.オウムのぬいぐるみ
話しかけるとオウム返しするというものだが、スイッチを入れても反応しないという症状。
電池接点の接触不良が原因で磨くとOKになった。
4.ブリキのロボット
中の線が切れているというのが分かってての依頼。断線部を半田付けしてOKとなった。
5.ラジコンカー
全然動作しないというもので、原因は電源のスライドスイッチが接触不良となっていたので使わない反対側に配線を移し替えて180度取付を変えて動作OKとなったが、前進時にスピンしてしまう。
タイヤのゴムが硬化してスリップしている様なので、ヘアーゴムを嵌めたところ改善された。
6.タカラ製 ナーフエリート メガ センチュリオン」機関銃(入院)
銃なので、おもちゃ病院とは非対応となるのだが、スポンジ状の安全な弾が使われているので修理することにした。
弾装填のレバーが動作しないという症状で、分解してみると、弾倉装填のレバー内部を起動する「歯車(左右各1個)」が、 歯が欠けており、これが原因と推定・判断しました。

特殊なギアで八田ドクターがメーカー「タカラトミー」に問い合わせましたが、部品は無いという回答でした。
再度、型取り君等でギアが再生出来ないか挑戦することにしました。

この他に対象外の依頼が有った。
【タダノ製ラジコンRCS-250】
遠く福島県亘理町から車を飛ばして来てくれたので、断る訳にもいかず引き受けることにした。
受信機で、時々動作しない時が有る(LEDが全点灯)という症状。
持ち帰って分解してみる。
問題無く動作しているのだが、やはりRCS-250特有?の電解コンデンサ液漏れが有り、全ての電解コンデンサを交換する。返却して動作確認してもらったら、問題無く動作する様になったとのこと。
【パソコン相談】
IE11のYahoo検索で、ツールバーの検索窓では正常に動作するが、Yahooホームページ上の検索窓だとフリーズしてしまうという症状で、いろいろ見るが分からない。MozillaFirefoxをインストールしてこれで使ってもらうことにする。
全体的に動作が遅い(メモリーは4GB有るので問題無し)というのでユーティリティのフリーソフトをインストールして改善させる。

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マスターレプリカ ライトセイバーの修理は受けません

2016-01-05 12:01:04 | おもちゃ病院


 スター・ウォーズシリーズで久々に「
フォースの覚醒」が上映されたことに関連するのか、このところ私の修理記事を見た方から「マスターレプリカ ライトセイバー」修理の依頼が3件ほどありました。
今後も、問い合わせされる可能性があるので、このブログ上で、お断りすることにしました。
このセイバーは、コレクション性が高いので、おもちゃには該当せず、また構造上、傷を付けずに分解することが困難であることから対応出来ません。従って修理は自己対応でお願いします。

現在問い合わせに対する対処例です。
【質問】
数年前に購入し、使用していましたが、ここ数年は箱から全く出しておらず、久しぶりに出したところ、乾電池の漏れによるものか、柄の部分のフタが開かなくなっており、ブレード部分の点灯や、音声の動作の方もしない状態です。
【対処例】
(現物を見ていないので、メール内容だけでの判断です)
電池液漏れが原因とのことですので、CRC5-56等の潤滑スプレーで、まず蓋が開く様になるかです。尚、潤滑スプレーによって素材や塗装に影響する場合が有りますので、事前に見えない部分等に少量塗布し、確認して下さい。
蓋が開けられれば、電池ボックスが引き出せるか確認下さい。これも液漏れで固着していれば、スプレーで確認してみて下さい。
接点が腐食している場合にはヤスリ等で磨いて下さい。本体側の受け接点も腐食している場合は狭くて作業が大変ですが、同様に磨いて下さい。
その他として、スピーカーの断線例が有りました。これは電池ホルダーの底に接着?されていますので剥がして確認してください。
配線を片方外し、テスターで断線してないか確認してください。
一般的なおもちゃ用スピーカーでは厚すぎて、そのままでは収まりませんので、合ったスピーカーを入手するか、標準品のツバを切り取り低くします。
スピーカーへの配線断線も有りますので、このときは半田付けして下さい。

おもちゃ修理で一番多いのが「電池の液漏れ」です。今回例の様に、長期間使用しない場合は取り外して保管下さい。

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トークアロングの修理依頼が沖縄から

2015-12-18 13:10:03 | おもちゃ病院

 ブログを見た、沖縄県の方から「トークアロング(アナログ式)」のカードが動かなくなったので修理出来ないかという問い合わせメールがあった。

治せそうなので、カードも一緒に送ってもらった。
カードがピンチローラーの直前までの状態では回るものの、カードが掛かると止まってしまう(モーターは回っている)。
分解しようと切り替えツマミを取ろうとしたが外れない。思いっきり力を入れたら、基板(安価な紙フェノール製なので弱い)が引っ張られて4分割されてしまった。
スイッチのシャフトが何故かツマミと接着されていた。またスイッチの固定ナットも無かった。
余計な仕事を作ってしまった。切断されたパターンは半田メッキ線で接続して、割れた部分はクイックボンドで固定した。

分解して確認すると平ベルトとアルミ製フライホイール間がスリップしている。
ベルトやホイールを清浄するが変化無し。ベルトが経年劣化で伸びているのが原因の様だ。
寸法を測定すると折り寸法:128mm(直径に換算するとφ81.5mm)、幅:4mm、厚さ:0.4mm
類似品(φ80又はφ75、幅5mm、厚さ0.5mm)は千石電商で販売されているが、手元には無いので、別な方法で対応することにした。
ベルト通過部分に丁度ねじ穴が有るので、M3の長ねじとM3スペーサーを3mmで抜いたものを組み合わせて、これでベルトを内側に押さえることで、スリップが止まって正常に再生出来る様になった。消磁器でヘッドの消磁も行った。

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県西おもちゃ病院(2015/12)

2015-12-12 15:54:24 | おもちゃ病院

 先月に比べ、今月は受付6件と少なかった。
1.しまじろうのたいこ
電池液漏れによる電極腐食で、磨いて動作OKとなった。
2.アンパンマン
動作しないというもので、原因は配線とヒューズ断線が原因で、リード線付きガラス管小型ヒューズ0.5Aを使用しているが手持ちが無いのでaitendoから購入した0.5Aヒューズ抵抗と交換。過電流が無いか確認したが0.1A程度なので、問題無さそうだ。ヒューズが切れている場合には必ず電流を確認することが必要だ。
断線部分は、基板のシルク表示を見て接続。
余談だが、時々ューズとューズどちらだったかなと迷うことだ。ューズが正しい様だが英語ではFUSEと書くので、アルファベット読みでューズと覚えてしまう。
3.はしご車
サウンドは出るが、△ボタンを押しても時々走らないという症状で、調べてみると、モーター端子に付いている雑音防止用のコイル半田付け部が不完全になっていたので、半田を付け直して正常に動作した。
4.しろくま
これは、サウンドも出ず、手足も動かないという症状で、調べるとスライド電源スイッチが接触不良になっており、正常な反対側に配線を入れ替えて、スイッチを180°回転させて取り付け、Okとなった。
5.ブリキの新幹線(入院で12/15対応)
年代物の「東京ー博多」の車両。

はずみ車で走るというものだが、車輪が折れてしまっている。
平ギアの近くで切断されているので、接続が難しい。

ホームセンターで何か使えるものが無いか見て回ったところ、目についた物があった。
M3の長ネジだ。
これと、ナットやねじブッシュを組み合わせることで平ギアとの固定が出来る。
但し、ナットだと相手の平ギアにぶつかるので、真鍮の小径インサートを切断して固定する様にした。車輪はガタがあり、このままでは止まらないので貫通穴にしてナット固定とする(車軸は内部に隠れて見えないのでOKである)。緩むところはネジロックを塗布する。

動作させてみると、現在の鉄板製平ギアではかみ合わせが悪く、また緩んでしまうので、同じ歯数のプラギアに交換してOKとなった。音箱に付いている板の尖端がピニオンギアに触ることで機械音が出る仕組みがレトロだ。また、内部のブリキにも、浅田飴が印刷されたのが廃品利用されている。昔は、みんな、こんな作りだった。

6.ランクルR/C(入院で12/15対応)

前輪右の支点と、ガイド板が折れてしまっているという重症である。
折れて無くなっている支点の支柱は丁度合う六角スペーサーを使うが、固定は接着しかない。
瞬間接着剤で仮固定後クイックボンドで補強する。1日置いて様子を見たが、やはり弱くてまた折れそうなので、ステンレス線を巻き付けて、元々のモールドリンクと接合しクイックボンドを盛り付ける(これでも不十分だが、これより良い方法が見つからない)。

軸受部の板はプラ板を複数枚重ねて、本体とステンレス線で固定しこれも接着剤で補強。

組み上げると、多少動きは悪いがステアリングしてくれた。
あと、電池ボックス蓋が薄くて、走行中に歪んで電池が外れ、接触不良を起こすのでテープ止めしてあった。これも何とかならないかということで検討してみる。
先程の長ネジと一緒に探してみると、木板(3mm厚)が良さそうなので、購入し、貼り付けてみる。歪みが無くなり問題無さそうだ。

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壬生町おもちゃ博物館/おもちゃ病院訪問

2015-11-15 15:30:00 | おもちゃ病院

 かねてより訪問したいと思っていて、なかなかスケジュールが合わなくて行けなかったが今月は丁度空いたので訪問した。
壬生町おもちゃ博物館/おもちゃ病院はお隣、栃木県壬生町のおもちゃ団地内にあり、家からは1時間半ほどである。
大分、前に博物館は行ったことが有ったが、その後リニューアルしたそうで、全然変わっていた。駐車場も日曜日(おもちゃ病院は第3日曜日13:00~15:00 開催)の関係で満杯に近かった。

事前に担当者に電話連絡したところ、受付でおもちゃ病院訪問を言っていただければということだったので、受付で伝えると無料券を発行してもらい、館内別館1階わくわく夢広場の病院に向かった。
庶務係主査の七條(しちじょう)様が対応してくれた。
私達の病院とは大違いで大きなスペースに10名以上のドクター(女性も3名いた)が対応していた。受付で予約受付しており10名以上のドクターでも順番待ちになるくらい依頼者が多かった。
以前、NHKで取材・放映されたら、もの凄い依頼が来て大変だったので、かえってPRしたく無いとのことだった。
館内はいろんな施設があるので、修理中はそこで楽しめる。出来上がれば館内放送で呼び出ししてくれるので便利だ。

ドクターは20年のベテランが忙しい中、説明してくれた。
一番の違いは、おもちゃ団地との特典か、部品のストックが豊富にあることだ。
修理で、丁度同じギアが無くて苦労することがたびたびあるが、今後は問い合わして探してもらうことも可能となりそうだ。

館内にHOゲージのジオラマも有る関係か、修理コーナーが設けられ専従のドクターが対応していた。

3時までだが、やはり終わらず残業?で対応していた。
プラレールを修理していた女性ドクターがてこずっているのを見かねて手伝ってしまった。
3時半、貴重な経験をし帰路につく。

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県西おもちゃ病院(2015/11)

2015-11-14 15:00:00 | おもちゃ病院

 今月は、先月4件だったのに対し、なんと23件も依頼があった。
一家族で8件、5件持って来られたのが増加の理由だ。
ドクター3名での対応だったので、半分近くが入院となった。
入院おもちゃは11/20,21で修理完了となった。

難しかったおもちゃを紹介しておく。
1.ガチャガチャ

ハンドルが良く回らないというもので、コインは内部に引っ掛かっており、取ったがやはりうまく回らない。原因はハンドルとコイン円盤を固定しているタッピンねじのボスが摩耗していたもので、ネジを少し太いものに交換し、ネジロックを塗布して組み上げ1日置いたら固定出来た。
2.UFOキャッチャー(2台:デザインは異なるがメカは同一品)
①左右方向が動かない
モーターに付いているピニオンギア(8T)が空回りとなっていたので、交換しOKとなった。ただ、ここに行き着くまでギアボックスの一番下まで分解が必要で、各ギアを外していかなければならないので、形状と場所をメモする。

②前後方向が動かない
スイッチ部はOKなので、分解する前に、途中の前後モーターの配線を切って電圧が来ているか調べると電圧が掛かっていない。断線部を探し出して接続しOKとなった。
3.くまのプーさん6wayジムにへんしんメリー
電池の液漏れで、全然動作しなくなったという症状。
広範囲な液漏れの跡が見られる。分解してみる。
基板も表面は液漏れで抵抗断線、電解コンデンサパンクが見られるが裏面は問題無さそうだ。
抵抗はカラーコードを判読(220Ω)、電解コンデンサもルーペで見て(4.7uF、220uF)手持ち品と交換するが、動作せず。電源スライドスイッチ(3ポジション)の接触不良で接点復活スプレー塗布で復活し、動作もOkとなった。

4.ブリキの蒸気機関車
前照灯が紛失ということで4.8Vの豆電球使用。電池ボックス蓋(スライド式)も紛失ということでプラ板で製作した。
また、汽笛は出るものの走らないので分解してみる。
汽笛は、内部シロッコファンで笛に空気を送っている。走行用のメカが無いと不思議に思っていたら、モーターシャフトが両軸になっておりこれのピニオンで伝達する様になっていたが、ピニオンが無くなっている。おもちゃ病院協会の頒布品ピニオンギアセットから合うものを選択。9Tが丁度良い様だ。これを取り付けると無事走行となった。
汽笛の断続はカムによる風洞の空気穴開閉で行っており、面白い。
ブリキ製なので爪の戻しを注意深く行う必要がある。このブリキだが、印刷されたのがリサイクル(薬品の密封ケースの様だ)活用されていたのが懐かしい。

5.白バイ・ラジコン
原因は電池無しと単純だったが、動作原理が面白い。左右に曲がるのはハンドル操作では無く、内部バランスウェイトが移動するものの様だ。
6.やまみちドライブ
2箇所のベルトのうち1箇所が回らないという症状。
分解すると、動力連結しているシャフト両端に付いているピニオンギアの1個が割れて空回りしていたので新品と交換してOkとなった。

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FMラジオに周波数カウンタを接続

2015-08-27 11:25:27 | おもちゃ病院

 実は、FMラジオをトイラジコンの電波チェッカーに改造しようと、aitendoのアンプ付きFMラジオ [AKIT-307] と以前製作してあった時計・ラジオ周波数カウンター(V2) [AKIT-3610V2]を組み合わせてみた。
測定器を持っていない「おもちゃドクター」が多いことから、無くても出来る工作にしたかったからである。
FMラジオについて、0.1uFと0.01uFセラコンの実装位置が基板では分からない。またAM受信も出来る様にしているのか実装不要の0.01uF3個(回路図と使用数量は合っているが)の場所を探すのが面倒なので、手持ちのセラコンを3個実装した(HP上の写真も全実装になっているので分からない)。
現在AKIT-307は在庫切れになっているので、少し高くなるがAM/FMラジオキット [AKIT-1800] が使えるかと思う。
FMラジオの局発を直接カウンタに接続すると発振が止まるので、カウンタのHPにある簡易電圧アンプ回路をユニバーサル基板で製作する。

これで、受信周波数が表示される様になったが、バリコンの周波数が低いところで何故か発振が止まってしまう。
原因が分からないので、手持ちの同一品に交換したら問題無くなった。
外したバリコンを測定すると、発振部分の抵抗が無限大のはずが、数十MΩあり、僅かにリークが見られたので、これが原因らしい。
結合のコンデンサは2PFとなっているが、カウント出来る範囲で、出来るだけ小さくしたのが、発振周波数の影響が少なくなる。1PFとした。
出力は368mV/P-Pだった。HPでは0.3V/P-P以上のレベルで動作とある。SGでは-24dBm以上で動作した。

カウンタのDIP-SW 8番(表示範囲の設定)はOFFで□□.□□MHzの表示、ONで□□□.□MHzとなる。
SGからカウンタ入力に入れてみると10.7MHz~283MHzまでカウント出来た。
(表示は、入力周波数-10.7MHzの値が表示される)
これで、オリジナルでの動作確認が出来たので、トイラジコンの周波数27/40MHzになる様に計算したコンデンサを並列に接続したが発振しない。逆にコンデンサはそのままでコイルのインダクタンスを増加したが、これでも発振しない。

ラジオ用ICにはCD2003/TA2003を使用しているが、FM帯でしか発振しない感じである。
データーシートと比較するとFM-OSC(13ピン)とLC間に15PFを入れているのに対し、キットは入っておらず直接接続されているので、VCCが内部トランジスタのBに加わりバイアスがずれてしまうのが関係しているのかも知れない。
周波数の高い方は発振するので、コイルの巻線を疎にすると90MHz以上でも受信可能となり、先日のブログで紹介した茨城放送のFM波(94.6MHz)が綺麗に受信される((カウンターでは94.7MHzで一番良く聞こえたが)。

ここで、気になったのは音声出力を絞った状態でもサー音ノイズが大きいことである。
TDA2822が、元々雑音が多いのか、後日比較してみたいと思う。(電解コンデンサの容量を大きくしても変わらなかった)
今後は、以前実験したことのあるFMフロントエンド用IC(TA7358AP)で27MHz帯が発振出来るか確認したいと思う。

【8/31:回路修正でOSCアンプ不要に】
FM-OSC(13ピン)とLC間に15PFを入れてみた。
発振には変わり無い様だが、コイルのインダクタを大きくしてみても、下限周波数は56MHz程度までで、それより下は発振が停止する(コンデンサを入れない場合よりは低くまで発振する)。
コイルが同じでコンデンサを大きくした場合には発振が停止してしまう。なので、IC内蔵の発振回路では27MHz帯には使えない様で、後日クラップ発振回路で実験してみたいと思う。
しかし、収穫があった。
先の回路ではアンプが必要であったが、今回の改造でカウンターに直接接続しても発振が停止することは無くなり、カウントも正常値を指示した。
但し、カウンターと発振出力間には1~2PFのコンデンサを入れる必要がある。
また、裏面に何かが近づくと周波数が動いてしまうので、銅テープをシールドケースにして半田付けした。

カウンター入力部のレベルをオシロで測定してみると185mV/p-p(プローブが1/10なので画面上では18.5mVとなっている)だった。意外と綺麗な正弦波である。

あとは、コメントいただいたTDA2822パワーアンプの雑音低減回路を試してみた。
Rs=300Ω、Rf=5kΩとしたところ、コメント通り雑音が低下した。ゲインを下げても、パワーは問題無い。

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おもちゃ用薄型スピーカーが安価に入手

2015-08-13 20:38:58 | おもちゃ病院

 最近の修理おもちゃで、薄型スピーカー使用のものが数種類あったが、手持ちが無かったので、一般品の外周モールドを切ったりして対応していた。(おもちゃによっては奥行スペースの無いものが有るので)
今回、探してみるとaitendoと共立エレショップで販売されており、購入した。

aitendo製
φ26.5:薄型スピーカユニット(8Ω0.5W)
[SPK8Ω0.5W-26.5] 販売価格: 100円(税別)
φ30.0:薄型スピーカユニット(8Ω1W) [SPK8Ω1W-30] 販売価格: 100円(税別)
共立エレショップ製
28φスピーカ バルク10個入▲航空便不可▲ / SP-281W-10B¥1,836

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県西おもちゃ病院(2015/08)・業務用RCの修理も

2015-08-08 15:17:52 | おもちゃ病院

 今月は、お子さんが夏休みに入ったせいなのか、先月・先々月に比べると7件(3家族)と少なく、余裕で修理することが出来、全て当日お返しした。
吉本、八田、深谷、田中ドクターの4名で対応した。
内容は以下の通りです。
1.プラレール・ゴードン
常連のおもちゃで、連結部で断線している。
線材の被覆が劣化して硬化しているケースが多いので、大体、毎回線材ごと交換している。
重りが3個入っており、2個は定位置に入るのだが、残り1個の場所がどうしても分からない。
依頼者がスマホで検索すると、モーター上側らしいが、ここのスペースには入らないので、モーターと煙突の間に斜めに入れる様にして組み立てした。
2.ミストファン(ミニーとモンスターインク・サリーの2台)
猛暑日が連続している今日この頃、少しでも対処したいというので、持ってきたとのこと。
どちらもファンが回らないという症状。
電池ボックスの接点が液漏れで腐食していたので、磨いて動作OKとなった。
3.プラレールアドバンス・かがやき
以前に修理したものだが、また動作しなくなってしまったとのこと。
分解すると、配線が2ヶ所で断線していた。(組み立て配慮不足で反省するところだ)
良く半田付けし、挟み込まない様に注意深く組み立ててOKとなった。
4.恐竜
ゼンマイおもちゃでロープを引いて離すと歩き出して口を開けるというものだが、どちらも動作しない症状。
分解すると、ロープがドラムから外れているのが原因だったので巻き直して、歩く様にはなったが、口の動作がしない。
口も別なドラムからのロープで動作する構造だが、巻き上げる平歯車の歯が1ヵ所折れており、この為にそこまでしか動作しないのが原因だった。
修理が困難なので、これは治らない旨了解いただいてお返しした。
5.リコモン飛行機
リモコンの線が抜けてしまったという症状。
半田付けするが、意外と押釦2個で前後に切り替えるスイッチ構造が微妙で、なかなか動作してくれない。
やっと調整して動作OKとなった。
6.ラジカセ(番外品)
本来、おもちゃ病院で扱う品物では無いが、私の好きな分野なのでお引き受けした。
パナソニック製ダブルカセット・CDの大型品で、テープを入れて再生させると、すぐにリバースしてしまい止まってしまう、この際テープも緩んで飛び出す場合もあるという症状。
分解は大変そうなので、届く範囲で、ピンチローラーの清浄(高価な専用液体で、劣化したゴムを元に近く軟化させスリップしにくくする)を行ったところ、リバース方向で使う分には正常に再生出来る様になったので、ここまでで了解してもらう。

【ユニックラジコンの修理も】
佐野市(約45km有り、車で1時間以上かかる)からブログを見て来たという方がいた。
いきなり見えたので、断るわけにもいかず、ちょうど午後は、おもちゃ修理も一段落したので修理対応した。
ユニックRC-30R送信機で、電源が入らない(メーターも振れず)という症状。
電池は問題無し。
分解して、テスターで電圧チェックするとバッテリーからのコネクタまでは電圧が来ているが、マイナス側をシールドケースに当てて、プラス側を基板コネクタ端子に当てても電圧が出ない。
シールドが浮いているわけは無いしと思い、導通を見ると、マイナス側が無限大になる。
基板の部品面を見ると、マイクロインダクタらしきものが焼け焦げている。
動作電流を測定すると最大でも16mAで、回路は問題無さそうだ。
焼損した原因が何か(電池逆入れ、雷の誘導等)不明なところではあるが、手持ち品に交換。プラス側にも同一品が入っており、これも変色しているので交換。インダクタンスを測定すると2.2uHらしい。
ハンディ受信機でモニターしながら離れていくと室内でも20m以上届いているので問題無さそうだ。

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県西おもちゃ病院(2015/07)入院おもちゃ修理完了

2015-07-20 17:04:53 | おもちゃ病院

 おもちゃドクター養成講座や、その準備で時間が取れなかったが、6時以降や、この連休にボランティア室を利用して、なんとか全て修理完了となった。

1.4WDラジコン

動作しないという症状。
まずは基本の電池チェック。
送受信用の006Pも充電池、走行用の単四×4本は電池アダプターで単三×4本使用されていたが、006P×1本だけが充電OKで、他は放電。
手持ちの乾電池に全て交換すると、送受信は出来ている様で、ライトのLEDは点灯、車輪も無負荷では回るが、床に置くとモーター音はするが走行しない。
尚、最近の安物ラジコンの様なON/OFF制御では無く、プロポタイプである。
ギアボックス部を開け、モーター単体を回してみるとピニオン(真鍮製)が空回りしている。
長年の使用で内径が摩耗してゆるくなった様だ。
ねじロックを塗布し、一昼夜放置すると、空回りは無くなったので組み込んで、走行させると、ギアが空転してしまう。
H←→L←→W(ウインチ)の切り替えレバーのロックが甘く、動いてしまうのが原因の様だ。
そこで、ロックレバーを強制的にもっと押す様に隙間にプラ板を2枚重ねて接着する。

これで、ギアが外れることは無くなったが、床に置くとやはり走らない。
分解の際に軸受用の部品を紛失してしまったので、スパーギアの平歯車部分を四角くカットして代用する(後に見つかったので交換したが)

モーターの劣化でトルクが弱くなっているのかと、後輪駆動伝達のべベルギアを外して2WDにするとちゃんと走るではないか。
これ以上の策は見当たらず、依頼者に了解してもらおうと一旦終了としたのだが、もう一度見直してみた。
すると、後輪の回転方向が逆である。これでは前後で打ち消しあって走らない。
正回転するには、後輪のギア組み合わせが逆にならないとダメなので分解してみるが、べベルギアは現在の方向でしか入らない。
まさかとは思いながら、車軸を一回転させて組み込んでみると、ちゃんと組み込めて、正回転となり、走行も問題無くなった。
新品時から、動かなかったとすれば納得だが、でないとすれば誰が、わざわざ反対にしたのか疑問が残る。
ありえない現象だった。

2.ミッキーのFM/AMラジオ

おもちゃでは無いが、得意な分野なので引き受けた。
全然鳴らないという症状。
固定ねじは、シリコンゴムのキャップを抜いてから外す。
開けるとS付ボリュームの固定接点側が錆びて、接触不良を起こしていた。磨こうとしたら、ポロリと折れてしまった。
同一品の手持ちは無いので、どうしようか困ってしまったが、良いことを思い付いた。
接点を真鍮板で作り、現在の接点を固定しているハトメに半田固定した。

これで、正常に受信出来る様になったが、どうも感度が悪い感じがするので、AM/FM-SGを持参して測定してみたが、周波数・トラッキングも合っていて問題無さそうだ。


3.犬のぬいぐるみ・ダッキー

話すけど、同じ言葉しか話さない。また目が半開きのままという症状。
電池をチェックすると、メモリーバックアップ用?のボタン電池CR2032が、電圧ゼロだったので交換すると動作する様になった。


4.ポポちゃん
以前、瞼が動かないというので修理した人形だが、今度は首が取れてしまったとのこと。
縛っているロックタイを外して首を入れ直し、またロックタイで固定しOK。


5.ねこのぬいぐるみ

足が折れてしまったというもので、いつもの様にステンレス細線で縛りプラリペアで補強しOK。

6.キティちゃんソーラーライト

日光を当てても、1回押して光ったら、2回目押しても光らないという症状。
試しに、1日太陽光に当ててみると問題なく光るので、この状態で内部の電圧を測定してみると問題無い。逆流防止のダイオードも壊れていない。
使用されている充電池はLIR2032という3.6V/45mAhというものだ。
一般的な購入だと結構高いが、100円ショップの同様なソーラーライトで使われている可能性が有るので、信頼性は分からないが、これだと安価に入手出来る。

念のため、タクトスイッチを新品に交換。これで様子を見てもらうことにする。
【7/23】
4.2Vで満充電し、連続点灯試験を実施したが、約1時間で暗くなる。なので、まだバッテリーは使えるかと思う。

7.ミニーのスタンドライト

光る時と光らない時があるという症状。
まずは、電池が劣化しており、液漏れにより接点に緑青が発生、固定のハトメが外れていた。
接点を磨き、接点はビスとナットで固定した。

8.アンパンマンのぬいぐるみ

鳴らないボタンがあるという症状。
調べると、3個中、真ん中の1個以外は鳴らなかった。
なるべく修理で目立たないところということで、マントと頭の縫い目を切って調べると鳴らなかったボタンは断線していた。
配線に余長が無いので、同一色の線材で中継して、接続部は熱収縮チューブで絶縁する。タクトスイッチも念のため交換するが、同じボタン高さのが無いので長いのを切断しヤスリで微調整する。
スイッチ部はモールドケースに入れて、更に布袋に入れてこれを縫い付けてあったが、縫い付けは難しいので、粘性のある強力接着剤を袋の周囲に塗布して、元の位置に押し付けて固定した。

7/22:縫い付けを行った。まだまだ経験不足で、縫い目が粗くギザギザに見えるが、これで見てもらうことにする。


9.レジスター

金銭の収納箱が閉まらないという症状。
分解すると、収納部枠の固定モールドが割れていたため、ロックレバーのばね性で浮いてロックが掛らなかったもので、磨き座金を入れて固定し正常にロック出来る様になった。


10.トーマス蒸気機関車

動輪が取れてしまったという症状。
六角シャフトに入る車輪のモールドにガタが生じていたので、クイックボンドで接着固定。

動作だが、ハンドル上のレバーを下にして、車体右側のレバーをONにすると前進。レバーを上にして、車体右側のレバーをONにすると後進。レバーを中央にして、車体右側のレバーをONにするとハンドル上のボタンでサウンドが鳴る。


11.パトカー

音が鳴らないという症状。
分解すると、スピーカーへの配線が断線していたので、半田付けしてOK。

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