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トラブルシューター

私の修理・製作体験記(茨城・県西おもちゃ病院・JA7FJP/1)

スチームトーマス・ピエゾ素子駆動回路実験

2012-11-04 11:39:00 | おもちゃ病院

Img_3355_rImg_3356_rTomas01 最初にLMC555による発振回路を作って見た。ちゃんと発振(132kHz)はするものの、ドライブ用のトランジスタに接続すると出力出ず、ダーリントンにしても駄目なので、針路変更。電源変動にも弱い。
132kosc2Img_3359_rImg_3357_rImg_3358_r次に74HCU04によるCRの矩形波発振器を作って見た。
基板の写真に水晶とIFTの実装が見えるが、逓倍回路はうまく動作しなかったので、今後の検討課題として、このICと基板をそのまま流用して製作。
本当の空中配線で、お恥ずかしい限りだが、私の場合、大体この様にして実験している。
これだと、トランジスタを接続しても動作し、トーマス君も蒸気を出してくれた。
しかし、電源電圧によって発振周波数が変動するので、74HCU04の電源はTL431を使って2.5Vに安定化する。
Dsc00970_r吉本先生にお願いしていたPIC12F683による発振回路(外部に20MHz発振子接続)も動作したというので、今週の「おもちゃ病院」で接続確認を予定している。波形写真を送ってくれた。
これが、うまく動作すれば、回路が簡略化出来そうだ。

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ラジコンカー315MHz化・正式改造

2012-10-27 11:20:00 | おもちゃ病院

10/27に依頼者に引き渡す為、正式改造を行った。
モジュールが4Pのピンヘッダになっているので、基板用ソケットを4Pに切断して、プリント基板の丁度良い空きスペースに接着固定し、配線を行った。
制御信号はオリジナルのTX-2B/RX-2Bをそのまま使用している。
受信機は全面ワックスが塗布されているので、少し手間取った。
10/27の午前中はパソコン相談室だったので、引き取りに来る前に、外の芝生で走行試験を行った。
40~50mは届いている様で、オリジナルより、かなり遠くまで制御出来る。
引き取りに来た男の子も、同じく芝生で走行させて見て満足の様子だった。
今回は部品代が掛かったが、おもちゃ修理の範囲を超えており、自分自身の実験用としてサービスとした。
ドクターの皆様へ
いざという時は、こういう治し方もあるということを、参考程度に見て下さい。
モジュールはaitendoより購入
送信モジュール(315MHz)[RF315-TX5-R] 350円Img_3274_rImg_3277_rImg_3276_r




受信モジュール(315MHz)[RF315-RXB12] 680円Img_3281_rImg_3280_rImg_3282_rImg_3278_rImg_3279_r      

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132kHz安定発振器を考える(時計用水晶使用)

2012-10-25 20:22:00 | おもちゃ病院

先のブログで書いたスチーム・トーマスの水蒸気を発生させる圧電素子の共振周波数132kHzを発振させる回路をタイマーICまたはPICプログラムで考えているが、別な方法が思い浮かんだ。
クオーツ時計に使われている水晶発振子だが、殆どは32.768kHzが使われている。
Tomas02_2 次に、発振が安定している側にベース抵抗になる半固定抵抗(100kΩ)をつけて電流増幅することにしたが、Maxの100kΩでも、付けると発振が停止してしまう。時計用のICは超低消費電力で動作しているので、負荷電流が取れないのだろうと諦めて、後日、74HCU04インバータによる発振回路を組むことにした。
使えたにしても、正弦波出力なので、高調波が少なく、4倍は拾えない気がする。
4倍を、どうやって取り出すか
32.768kHzをインバータで矩形波発振させ、455kHz用のIFTで同調させれば、使えるかもしれない。
webの実験記事(IFアンプ)にインダクタンスと内部Cの値が有ったので、IFT(黒)で計算して見ると2200PF程度を入れるとコアの調整で131kHz付近(計算では128~152kHz)に同調出来そうだ。
インバータが4個余るので、これは4個並列にしてスピーカアンプ回路として使用出来ないか確認する。

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ステンレス細線のリール製作

2012-10-21 12:10:00 | おもちゃ病院

おもちゃ修理で部品接合用に100円ショップのステンレス針金(φ0.28)を利用しているが、使っているうちに、こんがらかってしまい、長く取り出せなくなってしまったので、新しいのを買いにダイソーに出掛けた。
Img_3217_rImg_3218_r今度は、こんがらない様にリールに使えそうなものを探したが見つからないので、引っ掛ける為のケーブルフックを一緒に購入。
帰ってから、針金の台紙をそのまま使い、これにフックを4個貼り付ける。
まだ使っていないので、確実なことは言えないが、使えそうな気がする。

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ミニッツレーサーFET交換

2012-10-21 11:34:00 | おもちゃ病院

Img_3242_rImg_3243_rImg_3244_rImg_3252_rImg_3245_rImg_3246_r先のブログ(県西おもちゃ病院)で報告した京商ミニッツレーサーの、不良と見られるモータードライブ用FET(HAT3004)の互換品(SP8M4)が届いたので交換することに。
SMD部品で、隣にはTOKO製の背の高い部品が有るので、こて先のスペースが少なく外しにくいし、付けにくいのが難点だ。
何とか取り付けて、バラックの状態で送信機を操作する。
今まではバックが動作しなかったのだが、動作する様になった。しかし、動作しない時も有り、おかしい。送信機側だろうと判断して、組立する。
Img_3247_rImg_3248_r一部、リンク部分の折れているところが有り、これは樹脂製ネジをプラリペアで固定して対応する。

送信機側を調査。
広帯域レシーバーでモニターすると、トイラジコンと違って、送信機のスイッチをONすると電波が出っぱなし(静止時でもAM変調は掛かっている)で、各ダイヤル、レバーを操作すると変調音が変化するので、それなりの動作はしている様だ。だから、単三×8本も使っているのか?電池ボックスが着脱出来る様になっているが、電池カバーを外した時4本しか見えないので、判らない人はこれの交換だけしかねない。
Img_3237_rスロットル部に使われているボリューム(2kΩ)だが、同一品が無いので、分解して接点グリスを塗布して元に戻すが、バックの動作不安定(全く動かない時とか、数回レバーを前にすると動いて、その後はちゃんと動いたり)は変わらない。

Img_3237_r_2Img_3238_rImg_3239_rImg_3241_r調整箇所が無いかと探したら、基板には確かボリュームが付いていたが、表面に見えないのでその部分を見て見るとカバーされていて、これをスライドして外すと調整部分が有った。「TH.TRIM」がフォワード(前進)/リバース(後進)のスロットル位置を微調整するものらしく、これをバック回転するギリギリの位置にすると、スロットルのバックが正常動作する様になった。
その後依頼者へ確認したら1度目でブレーキ、2度目で後進する動作とのことで、説明書も見直したら、その様な絵になっていました。実際に再度確認したら、そのとおりに動作したので、修理は問題無いことが確認出来た。聞かないと判らないものです。
もう1つの「ST.D/R」はステアリングの角度調整の様だ。
ステアリングの上に直進調整用のTRIMツマミが有る。
Img_3255_rImg_3254_r裏側にも「A・POSITION/B・POSITION」ツマミ(ニュートラルポジションアジャスター)が有り、Bにするとブレーキが掛かる感じだ。
機構的にスロットルのボリュームを少し回転させている。
説明書では(操作しません。)と記載が有る。
タイプは異なるが京商の説明書が参考になる。

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ステンレス細線のリール製作

2012-10-21 11:33:00 | おもちゃ病院

おもちゃ修理で部品接合用に100円ショップのステンレス針金(φ0.28)を利用しているが、使っているうちに、こんがらかってしまい、長く取り出せなくなってしまったので、新しいのを買いにダイソーに出掛けた。
Img_3217_rImg_3218_r今度は、こんがらない様にリールに使えそうなものを探したが見つからないので、引っ掛ける為のケーブルフックを一緒に購入。
帰ってから、針金の台紙をそのまま使い、これにフックを4個貼り付ける。
まだ使っていないので、確実なことは言えないが、使えそうな気がする。

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きかんしゃトーマス修理(その後の調査)

2012-10-21 07:11:00 | おもちゃ病院

 先のブログで報告したが、スチームとサウンドが出ないというので、何か治す方法が無いものかと調査再開。
まずはスチーム。
Img_3220_rImg_3228_rImg_3232_r発振回路の参考にと、同じ原理(超音波加湿)のハンディ・ミストを注文したのだが、届く前に、ピエゾ素子に信号を印加して、共振周波数の確認をすることにした。
Img_3223_rImg_3224_rImg_3231_rImg_3219_r信号発振器の最大レベルを印加するが、レベルが低い関係で良く判らないので、NPNトランジスタによる電流増幅をして電源電圧を上げて見ると、132kHz±1kHzで見事スチームは出て来るが20V以上必要で、トーマスの4.5Vには工夫が必要なので、低電圧で動作する様ピエゾ素子と並列にインダクターを入れて見る。
100uF~10mHまでカットアンドトライしてみたところ、470uFが一番低い電圧で動作する様だ。3.0Vまではスチームが弱いものの、出ることが確認出来た。
これだと、発振回路を考えるだけで実現出来そうだ。
タイマーIC(LMC555)が手軽で良さそうだが、8P-PICで可能か吉本ドクターに聞いたら、出来るということで、プログラム作成と書き込みををお願いした。これだと回路が簡素化出来る。
Img_3233_rONする信号だが、基板の各部信号をオシロで確認すると、SMD小信号トランジスタのコレクタ電圧(ON時VDD)が、煙突内LEDの点滅輝度最大点と一致するので、これが使えそうだ。


Ellmoa_2ハンディ・ミストが届いたが、分解しないで済みそうだ。

スチームは目処が付いたので、サウンドの調査に移る。
(ダメなら、無料ダウンロードサイトのSLサウンドを録音/再生IC(aitendoで300円)に録音して制御しようと考えていた。)
これも、基板上の各部品にオシロを当て観測(機関車の車輪を回していないとサウンドが出ない)すると、スピーカー出力と0V間に信号が出る。だが、スピーカー両端では出ていない。
この信号をヘッドホンアンプで増幅し聞いて見ると、ちゃんとサウンドが聞こえて来た。これは治る可能性が出て来た。
スピーカーを外して見ると、片方にだけ信号が出ているが、もう一方には信号が出ていない。IC内部の不良と見られる。
Img_3235_rScan_1信号の出ている端子信号をトランジスタのベースに入れ、スピーカーをコレクタに接続するとサウンドが聞こえて来たので、正式に取り付ければOKになる。

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サウンド・スチームきかんしゃトーマス修理

2012-10-16 11:30:00 | おもちゃ病院

 遠方の方から、修理のお願いメールが有り、引き受けることにした。
同市内に「おもちゃ病院」が有ることを知り、インターネット検索した修理事例もプリントアウトして、修理(スチームとサウンドが出ない)をお願いしたが、やはり、スチームとサウンドは修理不能との診断になったのだが、今まで動作していた煙突内LED点滅までしなくなったということで、これが楽しみだったお子さんがガッカリしてしまい、同じ病院に再依頼するのも、一生懸命対応はしていただいたのだが、見ていた感じ(半田付けも初心者らしい)からすると無理そうだし、もしかしてスチームとサウンドも治るかも知れないということで、ネット検索し私に連絡が有ったものです。
Img_3156_rImg_3154_rImg_3155_rImg_3153_r_3早速送ってもらい到着したので、動作確認したが、やはり点灯/点滅しない。
Tomastoriatukaiこれは、機関車側の車輪に有るカムで接点を押し、回っているのを検出しているので、回転させないと点滅しない(正確に言うと、床下のサウンド/スチームのスライドスイッチをONにすると、数秒点灯し消灯する)。正常だと回転させる(走らせる)と、数回転毎にLEDが明るくなり、それに合わせてスチームとサウンドが出るのだが、詳細を依頼者に聞いて見ると次の様に教えてくれた。
下記のURLのYouTubeに同じ機種のトーマス動画がありました。
「最後にスイッチを切って停車する際にはシューっと蒸気が長めにでます。
走っている時はシュッシュッシュッ、たまにポッポ~と鳴ります。」とのことです。http://www.youtube.com/watch?v=gep8pj6Wdpw&feature=youtube_gdata_player
客車側を分解すると、
1.赤いリード線が断線している。潰れた跡が有るので、取り付け時にボスに挟まれて断線した様だ。
2.スイッチ接続の線も巻きつけているだけ。
3.フューズ抵抗が切れているので、その間を配線でジャンパーしてある。
4.モーターへの黒リードの被覆が3cm程度剥き出しになっており、内部撚り線が露出している。
といった状態で処置する。フューズ抵抗は無いのでポリスイッチに交換。
それでもLEDが点灯しないので、良く有る故障原因の連結部分も見たが、切れてはいないので機関車側を分解する。
すると、こちらも赤リード線が挟まれて断線していた。これを接続したらLEDが点灯する様になった。スピーカーは外部発振器で鳴るので、壊れてはいなかった。
私も、おもちゃドクターを始めた頃は、同じ様なミスをして迷惑を掛けたことが有った。
念のため、車輪のカムスイッチ接点に接点グリスを塗布。
時々スチームも出る時が有ったので、波形を見ると約200kHz・10V以上の電圧で圧電素子を駆動してスチーム(超音波加湿器の原理)を出している。基板を見た感じDC/ACインバータが組み込まれている様なので、SMDの部品半田付けをやり直したりしていたら、出なくなってしまった。
結局は期待に応えられず、以前の状態に戻っただけという結果に終わった。
結果報告したところ、「時間が掛かっても良いので、出来れば継続して調査願いたい」とのことで、私も今後の為に動作分析しておきたいと思い、サウンドは無理にしてもスチームに関しては女性用の「ハンディミスト」(1000円前後)を取り寄せて、確認することにした。

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県西おもちゃ病院(2012/10)

2012-10-13 11:29:00 | おもちゃ病院

 今月はフェスタでの臨時開院もあったので、定期のおもちゃ病院は、来院者が少ないかと思っていたが、予想に反し7件の受け付けが有った。
その内訳で特徴的なのはラジコンが半数以上の4件だったことである。
トピックになりそうな修理事例を述べる。
【ラジコン関係】
1.ヘッドライトは点くが、動作しない

送信機の電波をハンディ広帯域レシーバーでモニターするとちゃんと変調音がして、問題は無さそうだ(27MHzだった)。送信機はマレーシア製で内部を開けて見ると、使われていたICはNIKKOの表示が有ったのでオリジナルらしい。
そこで、車側を分解することに。
すると、受信基板に使われていたICは先週入院となったラジコンカーのICと同じ「RX-2B」だった。
だとすると送信機側は「TX-2B」が使われていないとおかしいのだが。
先日、ラジコン確認用にと、デスカウントショップに売られていた980円のラジコンカー(TX-2B/RX-2B使用の27MHz)を丁度持参していたいたので、この送信機を操作すると、車が正常に動作した。どうやら、持って来られた送受信機が別物らしい。
聞くと「おもちゃフェスタ」で購入したものだということで、故意に販売したのか、間違えて入れ違ったのかは判らないが、これが理由の様だ。
今までも、依頼者が複数のラジコンを持っていて、間違った組み合わせで持って来たリとか、屋台で40MHz帯と27MHz帯を混ぜて販売していたりという例は有った。
2.前進だけ動作しない
これは、おもちゃでは無く、本格的なKYOSHO製ミニッツレーサーで、遊んでいるうちに内部から煙が出て動かなくなったとのこと。
小さいので分解が面倒だが、基板が見えるまで分解。前後用モーターに接続されているICらしい8P-SOP(3004と表示)部品の表面に膨らみが見られた。得体が知れないので入院して調べることにした。2個でHブリッジを構成している。
KYOSHO・3004で検索するとチューンアップ改造記事「ミニッツレーサーのFET交換」が有り、これによると日立ルネサスのHAT3004R(オン抵抗:0.278Ω、最大電流:3.5A)であることが判ったのでデーターシートを見ると同一パッケージの中にNchとPch Power-MOS-FETが入っている様だ。
先ほどの記事でチューンアップ用として書かれていたのがROHM製SP8M4(オン抵抗:0.041Ω、最大電流:7A)で、これだとヤフオクで入手出来るので100円/個で落札し、入手したら交換確認予定。
但し、交換による保証はしないので、依頼者に了解の上で対応しています。
3.前回のラジコンカー
先のブログで紹介した315MHz改造の物だが、到達距離が伸びないので、aitendoに、受信感度の良い(AGC付きで-107dBm)受信モジュール(RF315-RXB12)680円と、低電圧動作の送信モジュール(RF315-TX5-R)350円を注文し、丁度届いたので交換して見ると、室内でも40m以上届くので、問題無さそうだ。正式改造してお渡しすることにする。部品代は掛かるが、私の勉強代としてサービスの予定。
更には大出力発信モジュール(RF315-9912B)900円も入手したが、電波法上怪しいので、これは後日、実験用として980円カーを改造して確認してみます。
●ドラエモンヘリコプター
手回し発電機で発泡スチロール製ボディ・ドラエモンのマイクロモーター(ローター)を回転させて飛ばすおもちゃで、モーター側のリード線がモーター付け根から切れていたのが原因。リード線接続部はモールドに隠れているので、ヤスリで削り、さらに半田鏝の先で溶かしながら、ついでに半田付けする細かい作業となった。接続部は外れない様にホットボンドで固定して組み立て。
発電機を回すと、逆回転なので、発電機側の極性を入れ替えて対応。回し加減は難しいが、ちゃんと宙に浮いた。

その他は常連のプラレール断線とか、電源スイッチ固着、乗用カーの蓄電池(6V/4A)の劣化があり交換対応した。

7月と8月に行われた「結城おもちゃ病院」での活動費が有ったので、おもちゃ病院終了後、小島ドクター宅に全員(5名)が集まり、計画していたホームパーティを開催。いろんな話題で盛り上がり、気がつくと9時近くになっていた。
先週、みんなで私の郷里である秋田に旅行したとかで、思わぬ「きりたんぽ鍋」まで料理していただき、美味しくいただいた。
小島さんご家族の全面協力、感謝申し上げます。

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県民フェスタ2012おもちゃ病院

2012-10-08 11:27:00 | おもちゃ病院

10/6(土)10/7(日)の2日間、「県民フェスタ地域の絆2012」が行われ、例年通り「おもちゃ病院」も開院した。
前回のおもちゃ病院に見えた深谷ドクターも今回から正式デビューとなった。
2日目は、午前中雨模様で屋外の催しはスケジュール変更とか影響が有った様だが、おもちゃ病院は昨年ほどでは無いが沢山の方が依頼に訪れてくれた。
初日は午前中、出足が悪かったが5件の受け付け。2日目は開院とともに訪れ8件の受け付けとなった。

フリーマーケットでは弾の出る銃が売られている様だが、粗悪品らしく、すぐに壊れて、買った少年らが、「壊れたけど治してもらえるか」と持って来たが、「おもちゃ病院」では危険なので取扱いしないとお断りした。反省会でも、今後の為にと状況報告しておいた。

スイッチ不良、断線、電池容量抜け・無しが多いが、その他で面白い原因を紹介しておく。
●キーボードの音が出ない
電源ONはしてLEDは点灯するが、キーボードを押しても音が出ず、デレミファ・・・のLEDも点灯しないという症状。
音とLED共に動作しないというので、ケースを分解してIC回りを調べることに。
クロック用の水晶(14.318の表示)端子の波形をオシロでモニターするが発振していない様なので、手持ちの12MHzに交換すると、発振して、音も出る様に(クロック周波数が違うので、音程が変わったかも知れないが)なった。
後日14.318(実際は14.31818MHzらしい)水晶の用途を調べると、どうやらテレビのカラーサブキャリア3.579545MHzの4倍で、テレビには大量に使われていたみたいで、多分コスト的に安いので使われている可能性が有る。テレビで表示する知育玩具もあるので、メーカーの標準化か?
なので、この周波数の水晶発振子は、簡単に入手出来る。aitendoは10個で100円と超安値だ。
14.31818MHzの詳しい解説は次が参考になる。
http://www.nahitech.com/nahitafu/mame/mame6/dotclock.html
●入院は3件だったが、1件は完了、1件は修理不能、1件は修理中です。I以下詳細報告)
1.アンパンマンわくわくクレーンゲーム
おもちゃ病院では常連で、正直、あまり受けたく無い修理だが、久々に依頼が有った。見ると、私が以前修理したものだった。
クレーンバケットを吊っているチェーンが片側切れたというので、ステンレス細線で接続したがこれが具合悪く、遊びに来てくれた、電子工作サークルのメンバーがアドバイスをくれた。チェーンがよじれているのと、ステンレス線では絡まるのでチェーンリングに直接嵌め直してはというので、実施すると巻上はスムーズになった。これからがまたタイミング合わせの難しいところだが、前の修理方法をすっかり忘れている。チェーンは素直に巻き取れば良いが、ラチェット脇の平ギアのストッパー位置(平ギアの側面に出っ張りが有る)を合わせる必要が有る。(上死点でストップ)
Img_3131_rImg_3132_rチェーンが降りない様に押さえながら組立てして動作確認するが、左右方向移動とバケット開閉は問題無し。だが前後方向が、動かない。もう1度分解すると線材が締め付けの際潰してしまい断線していた。接続して組み立てるが動作する場合と、ちょっと(数mm)動いただけで止まる現象が有り、入院となった。その後の調査で、多分モータートルクの低下で、枠との摩擦等により動けなくなると思われ(可動部の押さえ枠を外した状態では動作)ので、今回はその部分を削除することにした。でも考えると、もし赤ちゃんが手を突っ込んだ時を考えて、やはりガードしなくてはならないかなと思っています。これは悪い例で、正式には大変だがモーター交換をお勧めする。
2.ラジコンカー(CCP製)
電源スイッチを入れてもヘッドライトが点灯せず、動作もしないという症状で分解して電圧確認。
電源のスライドスイッチがONにならない(接触していない)様なので、その部分を分解すると水が入ったのだろう、腐食していた。
手持ちのスライドスイッチと取り付けピッチが異なるので、カナグ部分をそのまま使う様にして、接点部を正常なものと入替えて、ONする様になったが到達距離が短いというので、受信機の調整をするが、現状が最良で、やっている内に、段々と到達距離が短くなって30cm以下になってしまった。
これ以上は測定器が無いと難しいので入院となった。
受信器はSMD部品が実装されており、高周波増幅(超再生?)部分のトランジスタを交換したが変わらず。このラジコンは一般的なTX-2B/RX-2Bの専用ICが使われているのでデーターが有り、増幅部の波形を見たが、増幅されていない様な感じである。高周波増幅(超再生?)が問題かも知れないが。以前、ドクターから相談された内容ではインダクタが断線の原因だった様だが、この物は切れていなかった。
基板の全面にワックス系防湿剤が塗布されており、電気的な確認には苦労する。
Img_3139_rImg_3136_rImg_3137_rImg_3135_rImg_3133_rImg_3134_rImg_3138_raitendoから入手した315MHzの送受信機が多種有るので、これが使えないものかと、TX-2B/RX-2Bの信号入出力に接続してみると、論理が合っているみたいですんなり動作した。
但し、正常に動作する到達距離が5m程度で、それ以上は動作が断続的になる。モーターのノイズが回りこんでいるのかも知れないので、今後継続調査する。送信機の電波をハンディ受信機でモニターした限りでは30m以上でも変調音が聞えている。
3.ギター
先のブログの修理記事を見た方から、同じ症状の同一おもちゃが有り、治してもらえるかとメールが有り、このフェスタに持って来てもらうことにした。(車で1時間程度離れているかな)
分解の仕方は判ったので、スピーカー交換で治るだろうと思っていたが、スピーカーは問題無し。LEDも点灯しない。
これもSMD部品とTOB部品で実装されており、半田付けし直したりしたが変わらず。でも面白い現象で、電源ON後、しばらくすると(忘れた頃に)LEDが点きだし、ガサガサ音がスピーカーから聞えて来た。
時間が掛かりそうなので入院して調査することに。
その後、ネックのボタンや、弦の操作をすると、段々に音が正常(クロックが早くなる)に戻ってきます。
クロック用の抵抗に100kΩが付いているので100kΩのボリュームに交換する。調整していくが、これで正常に鳴るかというと、それは駄目で、現状では62kΩ程度が良さそうだった。
先日修理した正常品に比べると、それでもおかしいですが。
これも、いつまでICが生きてくれるかは判らない。
場合によっては、ONしてずっと経っても、動作しないことも有る。
全く動作しないわけではないのが不思議だ。
一旦動作すると、その直後でON/OFFしても、動作する。
でも長時間OFFだと、元に戻ってしまう。
以上から、残念ながらIC不良により修理不能ということで、お返しすることにしました。

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オーバートーン水晶発振は難しい

2012-09-26 10:39:16 | おもちゃ病院

タダノラジコン送信器の水晶足折れで、三田電波㈱に発注していた水晶(折れた水晶を送付して、これと同じ仕様の3rdオーバートーンで製作してくれたとのこと)が先日届いたので、早速取り付けて周波数測定を行ったところ、その周波数がずれている。
水晶周波数   4逓倍周波数   実測送信周波数        1/4換算周波数
63.128MHz 252.512MHz 252.369MHz(Δ143kHz) 63.092MHz(Δ36kHz)
62.828MHz 251.312MHz 251.150MHz(Δ162kHz) 62.788MHz(Δ40kHz)
という結果である。
251.15MHz部の可変コイルらしいものを調整してみても251.062~251.200MHzの可変範囲で、目的の周波数にはならない。
そこで、メーカー技術部門の前田様に確認したら親切に教えてくれた。
オーバートーン発振は、そんなに(40kHzとか)ずれることが無いので基本波(21MHz)が発振しているのでは無いかとのこと。
基本波は負性抵抗がオーバートーンに比べて低いので、こちらのが発振しやすいのだそうだ。
基本波発振とオーバートーン発振では周波数が異なり(基本波発振は低めに出る)、この差からすると、それらしい。
オーバートーン発振回路は水晶の近くにLとCの同調回路が有り、これの値が大きくなると基本発振になる場合があるのでどちらか減らしてみてはとのこと。
どちらで発振しているかは、検出コイルを発振回路に近づけてスペアナで見てみれば、基本発振している場合は21MHz帯の信号及び高調波が出ているはずということなので、帰ったら確認したいと思う。
すんなり、交換して修理完了するかと思ったが、まだまだ違う原因が有りそうだ。
水晶発振に関して下記ページが参考になる。
http://www.epsontoyocom.co.jp/C_support/aboutCrystal/Xtal02_j.htm
http://www.ndk.com/jp/products/app/cu_002.html
http://www.kyocera.co.jp/prdct/electro/pdf/add_pdf/hand_j.pdf

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入院おもちゃ(ギター)修理

2012-09-23 16:15:00 | おもちゃ病院

Img_3076_rImg_3077_rImg_3070_r音が出ないという症状で、分解して調べようとしたが、どうしても開かない部分が有り、時間切れで入院となったおもちゃの修理に取り掛かった。
接着ではと、こじ開けようとしたが、プラスチックが凹むだけで、これ以上は破損する恐れがあるので止める。
Img_3062_rImg_3066_r丁度外れない部分は写真の様にネジは無いが、ネジ部の穴と同じ凹みのモールド部分(4箇所)が有り、取り敢えず、この部分にφ3ドリルで穴明けし確認することにした。
開けていくと、硬い部分に当たるので覗いて見るとネジ頭らしいのが見えるのでプラスドライバーを突っ込むと噛み合い廻る感触が有るのでφ5程度のドリルで広げる。そしてネジを外す。
やはり、同色のキャップが刺さっていた。
こんなに綺麗?に隠されたキャップは初めてで、うまく騙されてしまった。
Img_3067_rImg_3069_rImg_3068_rImg_3072_rようやく分解(ネック部中央部にある金色メッキの部品は外せなかったが)出来たので、スピーカーを外して導通を調べるとコイルが切れている様だ。
手持ちの同等品(φ27mm)と交換すると、ちゃんと音が出て問題無さそうなので、組立てて完了。

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タダノラジコン用に電池ボックス改造

2012-09-23 13:48:00 | おもちゃ病院

Img_3056_rImg_3057_rImg_3058_r修理中のラジコンだが、電池ボックスが無いがというのを承知で引き受けたもの。
市販品を加工すれば簡単に出来るだろうと、単三?4本用を入手。
極性誤挿入防止の為に本体にはリブが有り、ボックス側はその部分を凹ませている構造。
凹みの部分を作る為にルーターで2本溝を入れて、その内側をニッパーで切り取る。これだけではサイドのモールドが弱いためにプラ板を溝に入れてプラリペアで接着する。
きついながらも本体に着脱可能となった。
あとは、注文している水晶発振子が届けば、動作確認して完了となる。

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入院おもちゃ(ギター)修理

2012-09-23 11:25:00 | おもちゃ病院

Img_3076_rImg_3077_rImg_3070_r音が出ないという症状で、分解して調べようとしたが、どうしても開かない部分が有り、時間切れで入院となったおもちゃの修理に取り掛かった。
接着ではと、こじ開けようとしたが、プラスチックが凹むだけで、これ以上は破損する恐れがあるので止める。
Img_3062_rImg_3066_r丁度外れない部分は写真の様にネジは無いが、ネジ部の穴と同じ凹みのモールド部分(4箇所)が有り、取り敢えず、この部分にφ3ドリルで穴明けし確認することにした。
開けていくと、硬い部分に当たるので覗いて見るとネジ頭らしいのが見えるのでプラスドライバーを突っ込むと噛み合い廻る感触が有るのでφ5程度のドリルで広げる。そしてネジを外す。
やはり、同色のキャップが刺さっていた。
こんなに綺麗?に隠されたキャップは初めてで、うまく騙されてしまった。
Img_3067_rImg_3069_rImg_3068_rImg_3072_rようやく分解(ネック部中央部にある金色メッキの部品は外せなかったが)出来たので、スピーカーを外して導通を調べるとコイルが切れている様だ。
手持ちの同等品(φ27mm)と交換すると、ちゃんと音が出て問題無さそうなので、組立てて完了。

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キット用部品表示に工夫

2012-09-13 14:36:56 | おもちゃ病院

1.5VステップDC/DC-CONVの会員向けキット頒布を「日本おもちゃ病院協会」から依頼されており部品を集めたのだが、細かいCR類について、特に抵抗はカラーコードなので、リストの備考に書いたものの、バラで入れた場合、対象のドクターは電子回路初心者の方が多いと予測され、探し出すのが大変だろうと、部品を差し込む台紙を作ることにした。

Buhinsheet3Buhinsheet2Buhinsheet1Excelを使うことにする。升を利用するのに便利なので。
厚紙でプリントアウトし、枠で切り取り、更に横線の部分は、はさみで切れ目を入れる。
ここに部品のリード線を挟み込んで曲げれば固定される。表示も部品番号・値・カラーコードを明記して初心者でも迷わない様にした。

「buhin-sheet1.xls」をダウンロード

コメント (6)
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