Smilemall Bluetooth 4.1車用mp3音楽プレーヤー 受信機 3.5mm AUX端子が安価(300円以下)だったので購入してみたが、モノラルの様だった。
(カスタマーQ&Aやレビューに書かれていたが、気が付かなかった)
PA TONE(Pro Audio Tone Generator)というandroidアプリが便利だ。
分解してみると、3.5mmステレオジャックのL/Rはパターンで接続されていた。
オシロスコープでステレオ出力出ている端子が無いか当たってみたが、結局は無い様だ。
ICのデーターシート(AC1751?)も見つからなかった。
分かったのはBTL出力で13ピンがコモン、14ピンがL/R出力。GMDに対する直流電圧は1/2VCCとなっている。4ピンが1/2VCCになっている。
クロック用水晶は24.0/12.7Mと表示されており、オシロで出力を見ると24MHzが出ていた。
いいイヤホンに出会ったことが無かったのでヘッドホン派なのだが、アウトドアでは不便で、イヤホンを使わざるを得ないのだが、現在使用しているスマホGalaxy S8のイヤホンジャック部が片音出なくなり付属イヤホンが使えないのでJBL製BluetoothワイヤレスカナルイヤホンT110BTを購入した。(Bluetoothでは、問題無くLR出る)
ところが、どうも低音の迫力が出ない。
試しに、Bluetooth受信器にGalaxy S8の純正イヤホン(SAMSUNG吸収合併したAKG製)AKGチューニングマイク付高音質イヤホン(ハイレゾ対応) を接続すると迫力ある重低音が聞こえる。
イヤーピースを取り換えてみたりすると改善されるので、セット品を購入して試すことにした。
NewBee イヤーピース 交換用 イヤホンパッド 低反発 遮音性 イヤホンキャップ 12個入り 2色
比較した中ではJBLの純正であるシリコン製のLサイズが良かった。
同じ材質でも、形状の差で結構変わるのが実感出来た。(オレンジ芯がJBL製)
低反発素材フォームチップは耳へのなじみが良く遮音性が良いのだが音質的には少し迫力が少ない感じがする。
それでも、Galaxy S8のイヤホンに比べるとやはり迫力に欠ける。
カナルタイプは耳道に対して、ぴったり合っていないと低音が極端に変わるので、イヤホン自体の曲がりも重要だ。
このイヤホンだがAmazonで
SAMSUNG EO-IG955 Earphones Tuned by AKG / Galaxy ギャラクシー S8 / S8+ イヤホン [並行輸入品] (Titanium Gray) バルクパッケージ
1251円と安すぎる価格で売られているが、レビューを見ると、どうやらまがい物の様なので気を付けたほうが良い。
コンパクトなBluetooth受信器を購入してAKG製イヤホンで楽しみたいと思います。
電子工作サークル部員から、Bluetooth受信ユニットで100円スピーカー(4Ω)を鳴らしたいという依頼があり、TDA2822のアナログ2CHアンプを製作してもらったが、なぜか雑音が多いというので、比較してもらうのに安価なDクラスアンプ(PAM8403)完成品を使ってもらうことにしたが、モーターボーティング発振を起こすので、何が原因なのか、自分でも基板を作り確認することにした。
PAM8403は2.5V以上で動作するが、標準5Vなので昇圧DC/DC-CONVを使って単三×2本(3V)を昇圧している。
100円スピーカーは手持ちが無いのでDENONの6Ωを使用。(このインピーダンス差も影響している様だ)
取り敢えず可変電源で電圧を変えてみると、2.0V以下になると再現する。
電解コンデンサ1000uF/6.3Vをアンプ電源に2個並列に入れてみるが、それほどは改善しない。
DC/DC-CONVは無負荷では0.8V入力以上で動作するが、Dクラスアンプでは過電流保護が動作して、相互の保護回路が影響してモーターボーティングが発生している様だが、それ以上に影響しているのが電池の劣化みたいだ。
部員に確認してもらったら無負荷でも2.4Vと低下しているとのこと。こうなると負荷変動に弱くDC/DCが不安定になる。
良く分からないので、アンプ単体で電圧変化させてみた。
2.1V以下になると音が途切れ、そして出なくなり2.4Vまで上げると正常になる。
あと最低動作電圧2.5Vとして、入力レベルを上げていくと、レベルの高いところで音が途切れる。過電流保護回路が動作することが影響している様だ。
ということで、電池劣化を考えると乾電池2本では不安定なので3本にするか、Ni-MH充電池×3本(3.6V)、LI-ion充電池(3.7V)を使ってもらうことにする。
スピーカーについてだが、PAM8403の様なフィルターレスの物はスピーカーのインダクタンスを利用しているので、YDA138のデーターシートによるとインダクタンス成分が20uH以上のスピーカー使用を推奨している。
インピーダンスが低いということは、その分インダクタンス分も低いと思われる。
ボリュームの無いタイプだと、更に安価に出来る。
【100円スピーカーで再確認】
上記は6Ωスピーカーでの実験だったが、実際の100円スピーカー(4Ω/0.5W)ではどうなるか試してみた。
すると5Vだと、アンプがストップしてしまう。安定に動作する点としては4V付近が適正な様だ。
外部フィルターを付けて改善されるかは後日実験したい。
DC/DC-CONVについても別な物を購入し、再挑戦?してみた。
aitendo製の12V出力昇圧モジュール [M2149-12V]で出力が12V固定なのでVCC側分割抵抗に1MΩ半固定抵抗をパラ接続して調整出来る様にした。
入力電圧1.7V以上だとDC/DC-CONVの出力電圧4Vが出て、アンプも正常動作する様だ。
この100円スピーカーはスピーカー口径(57mm)に対しモールドの開口部が小さすぎるので分解して、ニッパーで切り取った(汚いのでごめんなさい)。
さらに、バスレフ?にすると低音が出るかなと裏面に穴あけしたが、あまり変わらず、更にこの穴にイヤホンジャックのモールドパイプ部を外側に接着したら少し低音が増した気がした。
先日のおもちゃ病院で、おもちゃでは無いがボランティア活動されているということで修理を引き受けた。
Maxell製テレビ用サウンドボードMXSP-SB1000というもので、音が出ないという症状とのこと。
(下の写真はMXSP-SB2000のもので、SB1000はフロントスピーカー(高音)が直径40mm×2である)
入力を接続すると、問題無く音が出る。天板の一体となったフラットなスイッチ表示部分で切り替わる。
しかし、添付の赤外線リモコンでは動作しない。デジカメで見ても赤外線が出ていない様のあので分解することにした。ボタンのシートが粘着で付いているのでカッターを入れて剥がす。更に皿小ねじ7本を外す。
おもちゃだと単純にボタン裏の導電帯を6B鉛筆でなぞると動作することが多いがダメである。
赤外線LEDを交換しても変わらない。このリモコンは学習機能(LEDは近距離であれば入光で発電する)もある。
基板側スイッチ電極(カーボン印刷)をショートしてやっても動作しないので、全部タクトスイッチに交換してみることにした。スイッチはUV接着剤で固定し細線で接続していくのだが、基板のランドがカーボンの影響か半田がはじけてしまうので、パターンを剥がして半田付けする。
コイン電池CR2025の接触も悪いので電池ボックスに付け替えてみる。
動作したように思えたが、基板をまっすぐにすると動作しなくなる。どうしてもその原因が分からず諦めることにした。(今後、時間があったらスイッチ基板を作り、ICリードに接続して動作するか確認したい)
リモコンICにはAD009-03(GPM6P1009A)を使用しており、2線式EEPROMのT24C08Aが接続。
リモコンについてMaxellに確認したら代引き・送料込みで1800円で提供可能とのこと。
依頼者に確認したら、リモコンは特に使っていないということだったが、説明書が無く操作方法が分からなかったということでネットかえあダウンロードして差し上げた。
【MXSP-SB2000を落札】
先ほどのスピーカーの音が、意外と良かった(サブウーファーが付いている)ので、この上位機種であるMXSP-SB2000を落札してみた。これはHDMIや光デジタル音声入力が追加になっている。
動作すると思ったのだが、電源スイッチを入れても、ONしない(表面LEDの点灯で分かる)。
底板を外すことにしたが、意外なところに隠しねじがある(実際分からず2ヵ所はねじポストを壊してしまった)。
コーナーのL字型ゴムを剥がすとここにある。また中央部は丸形のキャップを外すと有る。
外部のACアダプタ+24Vから内部電源でロジック用の5V?電源を出力している様だが、これが出ていない。
スイッチング用ICではポピュラーなMC34063を使っている。スイッチングダイオードを交換してもダメなのでICが壊れているのかもしれない。DIPタイプは手持ち品が有るのだがSOPタイプは無いので、関連部品も外して、aitendoの降圧モジュールを追加した。
3.3Vの場合もあるので、まずは3.3Vに調整したが動作しない。そこで5.0Vに再調整したところ動作した。
天板のスイッチでは、問題無く動作(音が出る)する様になったが、リモコンで動作しない。
チェッカーで確認すると赤外線が出ていない。
SB1000と同じ様に分解してみる。使われているICはSB1000タイプと全然違う。クロックのセラロック4MHzも付いており、これはボタン操作すると波形が観測されるので動作している。
だが本体に入れてコイン電池動作させると動作しないので、単三×2本の電池ボックスを外付けしてやると、ちゃんと動作したので、これで使うことにする。
メーカーにSB1000とSB2000の互換性について問い合わせてみたが、無いとの回答でした。
迫力ある音が出るので、調子に乗って、電子工作サークルにも持ち込んで試聴していたら突然音が出なくなった。
表面の動作LED表示は、ちゃんとリモコンに反応している。
症状から、メインの+24Vが供給されなくなったのでは想像する。
再度、分解してみて、先日修理した電源基板をテスター測定すると、やはりメイン基板供給用コネクタに電圧が出ていない。たどっていくとDCジャックの+電極ランドとパターンの付け根で切れていたので、配線で接続し、問題無く音が出る様になった。おそらく、基板を差し込む際にジャック部がきついので、これがストレスになって切れたと思われる。
メインコンポのプリアンプにMcIntosh製C22(真空管式)を使用しているが、不定期にボツッといった結構大きな雑音が入り、気になる。
入力ソースには関係無いし、パワーアンプを入れ替えても出る様なので、C22から出ている様だ。
素人考えだが、真空管は半導体に比べて回路インピーダンスが高いので、外来雑音を拾いやすいのだろうか。
試しに電源入力にバリスタを入れることにした。
C22を改造するのは、ためらわれる(長期の預かり品でもある)ので昇圧トランスの中に入れることにした。
トランスのケースを開けてトランスのねじに圧着端子を取り付け、ACのL1-L2間とL1-GNG間、L2-GND間にバリスタを入れる。
その後、試聴しているが、雑音はまだ聞こえたことが無い。これが効いたのかもしれない。
このところデジタルアンプに傾聴していたが、また原点?に戻って、安価なアナログアンプを探してみた。
Amazonで「KKHMF TDA7297 AC/ DC 12V 2*15W デジタル ステレオ オーディオ アンプ デュアル チャンネル アンプモジュール」が現在325円だったので4台購入。
(品名がデジタルアンプとあるがABクラスのアナログアンプです)
この価格なので、しょうがないところだが、ツマミを入れて抜こうとしたら抵抗基板がLR共に割れてしまいました。
これから購入予定の方はご注意下さい。
ICのフィンへの固定はタッピンねじのためフィンが膨らんで、厳密にいうとICとの間に隙間ができ熱抵抗が増加します。
私はやすりで平らにして、サーモシートを挟んで固定しました。
回路や部品定数はデーターシート通りですので、これ以上の部品に交換しても特性の向上は望めないと思います。
なので、私としては値段相応で良しとします。
出力の+-は逆ですが、シングルアンプで使用するのであれば、入出力が逆相になるだけで、左右の位相は合っていますので、どちらでも良いのかと思います。
ST-BYとMUTE回路が働きますので、電源をON/OFF繰り返しても、ショックノイズは皆無で、雑音・ハム音も感じられません。
明日にでも、周波数特性を測定器で確認したいと思います。
【居間用テレビの外部スピーカーに使用】
外部スピーカー用に、一時的にLUXMAN監修のデジタルアンプを使用していたが、今回、本アンプに交換することにした。
外部スピーカーも安価に落札したDENON製USC-A300(システムコンポDHT-300用フロントスピーカー)に交換するのだが、1個は過大入力の影響か正常な音声が出なくなったので交換出来そうなスピーカーを探してみた。
寸法的にはFOSTEX 8cm フルレンジ スピーカーユニット P800Kが使えそう(取付寸法が少し異なり、インピーダンスも4Ωから8Ωになる)なので購入して2個交換してみた。取付が異なるので、ドリルで下穴を開けてタッピンネジで固定する。
入力はヘッドホンジャックを使用。
アンプの電源は常時ON状態なので、テレビのON/OFF時にポップノイズが結構目立つのでアンプを改造することにした。
改造といっても入力に負荷抵抗120Ωを入れるもので、これにより、殆どノイズが目立たなくなった。
YAMAHA製デジタルオーディオパワーアンプICのYDA138を使用したアンプモジュールが安価だったので2台入手して試してみた。
一般的なデジタルパワーアンプでは、もっと出力が大きくて安価なものが沢山あるのだが、このICの特徴として、ヘッドホン用の独立出力があることだ。ヘッドホンを差し込むとスピーカー出力がOFFとなる。
入力端子が3Pナイロンコネクタなので、手持ちのRCA-L/Rジャックを取り付けて配線接続した。
電源は、最初試験用に12V/17A出力の電源モジュールを使用したが、実用に近く12V/1A出力のACアダプタを使用。フルパワー(10W+10W/8Ω)には不足するが、通常の音量では問題無いだろう。
リスニングしてみましたが、入力接続時のポップ雑音で保護回路動作が簡単に動作してしまい、電源をOFFにしないと復帰しないのが使いにくいです。(電源スイッチが無いので)
このせいなのか、1台は原因不明で壊れてしまいました。IC内部のリファレンス電圧5Vが出ていません。
VOL0.1端子の切替でゲイン切替が出来るICで、VOL0:H,VOL1:Lでしたので30dBの様です。
L.Lにすると36dBとなります。
いろんなブログを検索してみると、R5~R8(1kΩ)を付け替えることでゲイン調整出来る様です。
製品はR6,R7が付いている。
テスターで接続をチェックすると、R5とR6はH、R7,8はLに接続。R6とR8がVOL0に、R5とR7がVOL1に接続されています。
電解コンには、電源用に唯一SANYO製が使われており、他は中国製です。
表示上は全て105℃のLOW-ESRです。
ノイズはほとんど無し、音質もこの価格では素晴らしいと思います。
ヘッドホンも、問題無しです。
5年前に改造したものだが、再度、電源を入れると過電流が流れ動作しない。
スイッチング電源でDC12VからDC±25Vを作り出している。
フルパワーでも電源供給出来る様に電源モジュール(12V/30A)も購入。
このスイッチングにN-CHパワーMOS-FET(シーメンス製BUZ102)を6個使用しているが、これがどれか壊れている様だ。同一品は当然入手出来ないので手持ちの、データーの類似あるいはそれ以上の性能のSTマイクロ製STP45NF3LLに交換することにした。(動作はしたが、アンプが過大入力や雑音で異常動作すると壊れやすい様で3回も交換した)
整流ダイオードもショットキータイプに変更。
アンプは先にB-70アンプに使ったものと同じTDA7293素子のアンプを4個使用。(これも、やはり異常動作で4個壊れてIC交換したりした)
オリジナルの電源部平滑コンデンサ2200uF/50Vではケースから食み出すので、外部コンデンサに任せるとして47uF/50Vに交換し、基板を傾けて(ICを曲げ)実装した。
これは動作する様になったので、ブリッジ接続切替出来る様にする。
この回路はTDA7294データーシートにある回路を採用する。
切替が4回路必要なのだが、4回路のスイッチが無いので、1回路スイッチで4トランスファー12Vリレーを動作させることにした。
元々のPA-1004は切替も無くブリッジ接続出来る様になっている様だが、ネットにある説明書には接続が全然記載されていないので、どうしているのか不明である。
以前は音楽の友+luxmanの付録デジタルアンプを組み込んだ時があったが、やはりパワーが欲しいのでaitendo製のパワーアンプ(100W) [AMP7293-A] に交換してみることにした。(モノラルなので2個使用)
Amazonでは同一品と思われるものが更に安価な388円で購入出来る。
元々のB-70アンプ電源は壊れていたが、スイッチング方式の特殊回路で修理困難なので、随分前にヤフオクで落札したパワーアンプ用電源トランスを使用することにした。
気休めだが、AC入力にはATX電源の入力フィルタ部を切り取り追加した。
TDA7293は±50Vまで動作可能で、トランスの整流出力は実測で43Vだったので使えそうだ。
電解コンデンサは18000uF×2(正負電源)をそのまま使用する。
aitendo製はAC入力仕様で、ブリッジダイオード内蔵なので、取り外してジャンパーする。
(DC入力の場合、そのままでも使えるのだがVf×2の電圧ロスが生じるので)
TDA7498デジタルアンプ用には同巻き線の中間タップを使って約33Vを出力している。
同居させたデジタルアンプとの切替もしたかったので、切替リレー回路を組む。
表面にA/Bスピーカー切替ボタンが有るので、Bの時にリレーが動作する様にする。
BにしたときはMUTE/STBY回路が動作する様に部品を切り離し(完成品ではVCCに接続されている)リレー接点に接続する。
出力ターミナルの切替は面倒(アナログアンプはG中点だが、デジタルアンプはBTL回路で1/2-VCCとなるので両極の切替が必要)なので、アンプ出力を直接ターミナル(A:アナログアンプ、B:デジタルアンプ)に出す。
リレー電源(12V)とメーター回路のLED電圧+14Vが必要なので、手抜きしてスイッチング電源モジュールを組み込んで14Vに調整する。リレーにとってはオーバーなのだが使用時間は短いので、そのまま使用することにする。
動作OKとなったが、スピーカーに耳を付けるとハム音(100Hz)が気になるので、アース接続をカットアンドトライしてみる。
入力ボリュームのアースを外すことで、見事にハム音が消えた。
プリアンプのC-22(真空管)と組み合わせ聴いてみたが、トランジスタパワーアンプMC2505と比べると輪郭がくっきりした感じに聞こえる。
発熱もフルパワーで使うことは無いので、フィンがほんのり温かくなる位で電源トランスのが温かい位だ。
無信号時の電流がTyp30mAと非常に少ないからだ。
スマホも接続してみるが、音量が小さいので、以前組み立てた真空管プリアンプキット(6J1シングル×2)を入れて楽しむ。
【デジタルアンプを試す】
Amazonの「WINGONEER TDA7498 2X100Wデュアルチャンネルデジタルステレオパワーアンプモジュール」が安価なので注文して試してみる。
BTL接続(バランス)なので、このままでは、B-70のメーター回路に接続出来ず、aitendoから入手した1:1のオーディオトランスを入れる。
でも、やはりデジタルアンプの300kHz帯のスイッチングノイズをそのまま検出してしまうので、以前のデジタルアンプで使用したLPFを入れるとこれが消えた。
最初はMuteで動作が止まると思ったが、出力が絞られるだけなので電源で切り替える様にした。
ところが、電源切替リレー(無接点のP-CH-MOS-FETも試したが同じ)を通したら、切替時にプチッと音と煙が出て来た。
放熱フィンを外してみたら、ICの電源接続ピンが焼損していた。別のタイプアンプも入手して試したが同じ様に壊れたので、お預けで再入手後単体確認して原因を探りたいと思う。
【IPOTCH アンプ デジタル ハイパワー デュアル D級 高音質】
TDA7498を使用したデジタルアンプで一番安価でMUTE/STBYの端子が出ているのが見つかったので購入。
MUTEとSTBYの動作を確認してみた。
MUTEは消費電流が正常時とほとんど変わらず、約100mAでスイッチング出力も出ている。
STBYは消費電流が約10mAとなり、スイッチングノイズも出なくなるので、これが使えそうだ。
先日のB70に組み込んで確認する。切替はこのSTBYを使用する。
壊れた反省から、取り敢えず変換トランスをコンデンサで直流カットした。
これで接続してみたら、今度は壊れずに動作している様だ。
周波数特性を見ると、デジタルアンプの特徴?通り、やはり20kHz以上はカットされ、20kHz以下に盛り上がりがみられる。
このことから、ハイレゾ等には使えないので、B70への組み込みはしないことにし、単体でプリアンプと接続してモニターしてみる。電源には525円落札のNEC製ノートブック用ACアダプタ(19V/6.3A)を使用した。
面白いことに、トランジスターラジオを接近させるとAMの偶数倍の高調波になる600kHz(2nd)と1200kHz(4th)付近で、スピーカー出力と同じ音声が聞こえてくるのだ。不思議と奇数倍は低い様だ。
真空管アンプの欠点は、経年で電解コンデンサが劣化することだ。
長年(40年以上)使用していたKMQ60も、最近ハム音が目立つ様になって来たので電解コンデンサを変更または追加することにした。
ブロックコンデンサは殆どが製造中止になっているので、やはりプレミアム価格になっている。
チューブラーコンデンサがヤフオクで安価だったので落札した。
47uF/500V×15個セットである。
現物を見ると、以外と大きいので入れるスペースがギリギリ(4本必要)である。
入らないのは出力トランス裏のスペースに入れてリード線を延長接続する。
バイアス電圧は90V以下なので手持ちの100uF/100V×2個を付けた。
ついでに整流ダイオードもブリッジダイオードに交換した。
結果は、綺麗にハム音が消えてくれた。
これでまた、私の寿命以上に動作してくれるかもしれない。
6/26に修理のブログを書いたが、今度は突然電源が入らなくなった。
MC2505はアメリカ製117V入力仕様になっているが100Vで使用していた。
今回、部品(真空管)注文(サウンドハウス)のついでに昇圧トランスが割と安価で、同じMcIntoshの真空管プリアンプC22にも使えるので、一緒に購入した。
これを早速試していたら、1時間位経過したところで突然電源が切れた(電源SWはONのままでサーキットブレーカーもトリップしていない)。
電源トランス、出力トランス、放熱フィンが全て熱くなっている。
1時間ほど放置して電源を入れたら入る様になった。
回路図を見ると、放熱フィンに温度スイッチが2個ついており、AC入力回路に入っている。
フィン(パワートランジスタ)が過熱して温度スイッチがOFFになったものと思われる。
入出力接続無しで、そのまま様子を見たが、電源トランス、出力トランスは殆ど温度上昇せず、フィンが徐々に温まる程度だ。
スピーカー端子の電圧もL側は100mV、R側が10mV程度だったので、問題となるほどでは無さそうだ。
調査することにした。
やはり前回と同様、今度は+90V/-90V回路の電解コンデンサが劣化している様でリップルが非常に多い。
100V以上のところは220uF/250V、その他は100uF/100V×2パラを3ヶ所に、既存ブロックコンデンサにパラに入れた。
100uF/100V部は手持ちの関係で100V品を使用したが、この部分はDC90V程度印加されるので、お勧めは出来ない。実際追加する場合は耐圧は150V以上の部品を使用した方がよい。
ついでに、整流ダイオードもブリッジダイオードに置き換えられるので交換した。
整流したすぐの波形は下の波形の様になって(コンデンサ追加前よりは大分低下)いるが、その先のRC平滑回路ではリップルがほとんど見られなくなった。
スピーカー出力の残留電圧が気になったので、基板の半固定抵抗を調整して0Vにした。
今、様子を見ているが、故障前に出ていた、ハム音が消えた。
放熱フィンが4枚あるが、右用2枚の温度上昇がL側2枚に比べて極端に大きいので、時間が出来たら、また調べてみたい。調整した半固定抵抗が影響しているのかもしれない。
ネットで入手出来る回路図とは、大幅に回路が変わっている様だ(基板も異なる)。オーディオ誌でも、シリアルナンバーで違うと書かれている。
【プリアンプC22】
真空管プリアンプだが、不定期ノイズが気になったので真空管を全て交換してみた。
本体裏面の真空管押さえカバーの固定ねじ1本を外すだけで、裏側から簡単に交換可能な構造になっている。
それほど音にはこだわらないので、一番安価なものを入手。
12AX7×5本、12AT7×2本。
未だにギターアンプマニアには真空管好きの方が多い様で、それで一般的に使われているので、新品でも中国製やロシア製が安価で入手出来る。
不定期ノイズ(MCカートリッジアンプを通した場合のみ)は変わらず。
どうやらデジタル機器からのノイズを拾っている様だ。
元々だが、ハム音も皆無である。
音質は悪くなっていない様なので、このまま使ってみる。
メインで使用しているオーディオシステムのプリアンプにはMacintosh製C22を使っているが、MMタイプのレコードカートリッジのみでMCタイプ(出力電圧がMMの1/10程度と小さい)には対応していない。
今までにOP-AMP式を何台か製作してみたが、雑音が大きく、OP-AMPを超低雑音とうたわれている、私としては高価(500円前後)な物を入手して交換したが、それ程変わらない。数千円もする超高級OP-AMPはとても試せないが、多分それ程改善はされないだろうと思う。
最近製作したアンプの写真です。
OP-AMPにはMUSE8820/8920を使用して、電源はRS232Cインターフェース用のICL3232で±6Vを発生させてAMPの電源にしましたが、やはり電源のせいかノイズが大きかったです。
メーカーの回路を見るとディスクリート部品で構成されているが、複雑(部品点数が多い)なので、作るのは面倒である。
そこで検索してみると、irukakissさんの2SC1815 1石 MCカートリッジヘッドアンプの製作記事が有り、今日製作してみた。
一応、事前に回路シュミレーションで検証してみると、電源電圧が1.5Vでも5mV入力までは動作する様である。
余裕を持って9Vの電池を使うことにした。
2SC1815は手持ち品(GRランク)から半導体チェッカーでhfeの合っているのを選別した。
増幅度が10倍となる様にオシロで見ながら、エミッタの半固定抵抗を調整する。
周波数特性は500kHzまでフラットなのが、かえって気になるところだ。
早速、接続してみると、OP-AMPに比べ雑音が少なく、通常音量では気にならないレベルだ。
(MC対応の下記所有プリアンプに比べると少し多いが)
先日、久々に参考のため所有プリアンプ2台の中を見てみた。
メーカー品だから出来る、スイッチのリモートが多用されている。
(ヤフオクのジャンク扱い品なので、購入金額は安い)
同じ様な機能だが、圧倒的にYAMAHAのが部品点数が多い。私の個人的な好みとしてはYAMAHAが好きだ。
【YAMAHA製C-4】
【Technics製SU-A6】
DC駆動が特徴。
ヤフオク入手時、DC/via tone切替の押しボタンスイッチが接触で修理不能なので、リレー式に改造している。
また、大部分のボリュームがガリオームになっていたので、接点復活スプレーで取り敢えず改善出来た。
居間で標準に使っているオーディオコンポで、いつも通りテレビ音声をスピーカーで聴いていたら、突然!ブー音が強烈に鳴り響いた。
プリアンプ(C-22)のボリュームを絞っても変わらず、年代物のパワーアンプMcIntosh製MC2505(1967年発売-1977年販売終了)入力レベル調整用のボリュームを絞っても変わらず、パワーメーターも左右共に振りっぱなしになっている。
左右共に発生しているので、共通である電源回路が怪しいと思い、底板を開けて測定してみた。(トランスが3個も使われているので50W+50Wなのに、とにかく重い)
テスターによる電圧は正常(入力電圧117V仕様なので日本仕様の100Vでは各出力電圧が100/117と低くなる)なので、オシロスコープで波形を見ると「-40V FILTERED」が100Hzの脈流に近くなっていた。
どうやらブロック電解コンデンサ(500uF/50V・2段)が容量抜けになった様だ。
手持ちの2200uF/50Vが2本有ったので、現状のブロックコンデンサに並列に入れてみると、綺麗な直流になり、出力のブー音(全波整流の100Hz)も無くなった。
正式に裏面に取り付ける。
徐々にハム音が増えていく経験はあったが、今回の様に急に鳴り出したのは初めての経験である。
他にも、ブロック電解コンデンサが使われており、当然この年数(40年以上経過)では劣化が進んでいるとは思われるが、リップル波形を観測した範囲では、まだ支障は無さそうなので、様子を見ることにする。
友人から、動作しなくなって現在は使っていないのでというのでEPA40【BEHRINGER(ベリンガー)】5インチフルレンジスピーカー・CDライン接続用入力装備40W・ポータブルPAシステムをいただいた。
調べると、密閉型12V DC/2600mAhの鉛バッテリー(SHENGWEI製6FM2.6-E04)が使われており、外部電源で充電してみても充電電流が流れないので寿命の様だ。ACアダプタでは動作するので電池以外は問題無さそうだ。
特殊な形状で、秋月等では無く、代理店では入手可能だが、NI-MH単三(2700mAh)×10本に置き換えることにした。
(写真はアルカリ電池になっているが)
手持ちの10本用の電池ボックスを使い、接点部はユニバーサル基板に接点を半田付けし、反対側はプラ板を付ける。
奥行寸法の調整は隙間スポンジを間に入れる。さらにテープで巻き付ける。
正常動作する様になり、音出ししてみたが、スピーカーがダブルコーン型なので、拡声器と違い、かなりhi-fiだ。
パワーアンプICにはTDA7396が使われている。
分解の仕方に苦労した。なんとか分解してみると全面スピーカーネット部は下側を引っ張ることで開くのでわかってしまえば簡単だ。
ゴールデンウイークは高校時代(能代工業高校機械科)の同級会(といっても親しい友人8名)を行うという連絡があったので帰省した。
前回1月30日に初めて伺った、近くの「ギャラリーテレサ」にまた行ってみた。本来は休日だったが、今シーズン活躍したストーブの後片付けというので田村さんがいらした。
ジャズのレコードを聴きながら、美味しいコーヒーを頂いた。
私からは、持参した、安価な中華製3極管のヘッドホンアンプ、新型3極管のヘッドホンアンプ、ブルートゥースのJBL防水スピーカーを披露した。
帰りに修理の依頼を受けた。
LITE-AUDIO製のDAC-AHというDACだが、CDを再生すると発振音が聞こえる様になったというもの。
持ち帰れば、再現するだろうと、実際の音は聞かなかった。
ところが持ち帰って自分のMarantz製CD/DVDプレーヤーに接続(光ケーブルが無かったので、取り敢えず同軸で)してみると特に問題なく再生出来る(映像DVDでは雑音、SACDでは無音となるが)。
無音時の出力波形をオシロで観測してみたが、発振波形は見られない。但し、クロックらしいのヒゲが少し気になるが。
翌日、光ケーブルを購入して接続してみたが、これも問題無かった。切り替えはトグルスイッチで行っている。
CDプレーヤー側に問題(CDでも古いコピーガード対応の物は雑音の可能性がある)があるかもしれないが、取り敢えず可能性のある部品は交換してみることにした。
このDACは、DAC-ICにTDA1543×8パラ、DAI-ICにCS8414が使われている。
同軸と光の切り替えはリレー(NEC製)で行われておりスイッチを光側にした時にONになる様になっている。
パナソニック製の互換品(リードがSMDタイプなので曲げて差し込む)が有ったので交換する。
電解コンデンサはSANYO製の国産品が使われているが、ニチコン製に一応全て交換した。
DAC回路電源の三端子レギュレータのフィンが結構熱くなるので、手持ちの小型フィンを導電性接着剤で追加する。
OP-AMP用の三端子レギュレータは負荷が軽いのでフィンは付いていないが、一応スペースがあるので追加する。
【安価なDACも試す】
192kBps/24bitまで対応しているFosmon DAC デジタル(光&同軸)→アナログ(RCA)+3.5mmジャック オーディオ変換器 を入手。
メタル、同軸共に問題無く再生するが、DAC-AHより音が軽い?感じがする。
分解してみるとDAIにMS8416T、DACに344C、音声出力にはNJM4558Dが使われている。
RCA出力は問題無いが、ヘッドホン端子にヘッドホンを差し込んで聞いてみると低音が出ていない。
回路を書いてみると、RCAとヘッドホンは同じ回路に接続されており、ヘッドホンを差し込むとRCA出力が切れる様になっている。カップリングコンデンサがLCRメーターによると2.2uHと小さい。
RCAの場合にはアンプ側の入力インピーダンスが10~50kΩと高いことから、この容量でも周波数特性はフラットとなるが16~32Ω程度のヘッドホンだと、低音でインピーダンスが大きくなり減衰することになる。従って、ヘッドホン用には使い物にならない。
LCRメーターで100Hz:110~125Ω、1kHz~100kHz:4.4~4.7Ωだった。
無音時の雑音をモニターしたところクロックのヒゲは見られない。雑音レベルはDAC-AHより少し多かった。