YAMAHA製デジタルオーディオパワーアンプICのYDA138を使用したアンプモジュールが安価だったので2台入手して試してみた。
一般的なデジタルパワーアンプでは、もっと出力が大きくて安価なものが沢山あるのだが、このICの特徴として、ヘッドホン用の独立出力があることだ。ヘッドホンを差し込むとスピーカー出力がOFFとなる。
入力端子が3Pナイロンコネクタなので、手持ちのRCA-L/Rジャックを取り付けて配線接続した。
電源は、最初試験用に12V/17A出力の電源モジュールを使用したが、実用に近く12V/1A出力のACアダプタを使用。フルパワー(10W+10W/8Ω)には不足するが、通常の音量では問題無いだろう。
リスニングしてみましたが、入力接続時のポップ雑音で保護回路動作が簡単に動作してしまい、電源をOFFにしないと復帰しないのが使いにくいです。(電源スイッチが無いので)
このせいなのか、1台は原因不明で壊れてしまいました。IC内部のリファレンス電圧5Vが出ていません。
VOL0.1端子の切替でゲイン切替が出来るICで、VOL0:H,VOL1:Lでしたので30dBの様です。
L.Lにすると36dBとなります。
いろんなブログを検索してみると、R5~R8(1kΩ)を付け替えることでゲイン調整出来る様です。
製品はR6,R7が付いている。
テスターで接続をチェックすると、R5とR6はH、R7,8はLに接続。R6とR8がVOL0に、R5とR7がVOL1に接続されています。
電解コンには、電源用に唯一SANYO製が使われており、他は中国製です。
表示上は全て105℃のLOW-ESRです。
ノイズはほとんど無し、音質もこの価格では素晴らしいと思います。
ヘッドホンも、問題無しです。