沖縄を考える

ブログを使用しての種々の論考

詩563 現状

2014年09月17日 23時05分14秒 | 政治論

 沖縄防衛局は浅瀬部分の海底ボーリング調査を完遂し、スパッド台船2基を昨日9月16日までに撤去した。今後準備が整い次第深場9か所の調査にかかる。当然時間と労力が要求されその工程もより自然破壊につながる内容になる。訪沖中の菅官房長官は相変わらず馬鹿の一つ覚えに「粛々と」、埋め立て工事の準備段階を進捗させるといって憚らない。スコットランド独立問題に絡めて沖縄独立の話を躊躇いもなく口にする担当大臣もいる。当然ながら安倍晋三と菅義偉は選挙対策に「オキナワ」「フクシマ」を同時に攻め立てようというのであるが、彼らのしていることに実質的な内容は担保されない。菅が言う、2019年までの「普天間閉鎖」は安倍晋三の「口約束」の補填にすぎず米側が言下に否定している事実について何の言及にも至っていない。死に体の仲井眞知事が握っているつもりの中央権力輩の手は沖縄県民にとって相変わらずドス黒く汚れたものである。「フクシマ」は、自身の地元の歴史的原発事故の代価を得ぬまま再稼働さえ強行しようという自民党政府の懐柔籠絡で小ばかにされ、切り捨てられ、最終処分場にされてしまう。死滅した町として何十年かを経過するだけの境遇だ。(つづく)

 

 



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