<社説>朝鮮半島非核化声明 新基地の必要論崩れる
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正恩氏は共同声明で南北首脳による板門店宣言を再確認し「朝鮮半島の完全非核化」を約束した。トランプ氏は非核化に向けた対話継続中は、米韓軍事演習を中止する意向を示した。在沖米軍も参加する演習中止は、朝鮮半島の緊張緩和につながる。 嘉手納基地を中軸とする沖縄の米空軍は、朝鮮戦争と深く関わっていた。嘉手納基地、米軍普天間飛行場、ホワイトビーチ地区は、在日米軍だけでなく朝鮮戦争時の国連軍基地でもある。 朝鮮半島に平和が訪れれば脅威の前提が崩れる。普天間飛行場を維持し続けることや、名護市辺野古への新基地建設は大義名分を失い、必要なくなる。
ここにきて安倍晋三一派が国際情勢さえ無視して軍国化、従米路線を突き進むことがはっきりした。驚くべき大日本帝国復活の執念である。ただし、近来の政権の理念的凋落ぶりからして恐らくこれらすべて頓挫するだろう。しかし、沖縄はその間も(安倍が生きている限り)辺野古を見る限り、環境破壊の蛮行が持続的に繰り返され、やがて取り返しのつかない結果を見せるに違いない。ぼやぼやしている暇はない。予定通り土砂投入など絶対にさせてなるものか。大本営発表などくそくらえ。できるものならやってみろ。