<社説>ヘリ発着帯撤去要求 無視は断じて許されない
https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-743689.html
東村議会が村内の米軍北部訓練場N4地区にあるヘリコプター発着帯(ヘリパッド)2カ所の即時撤去などを求める抗議決議と意見書を全会一致で可決した。
本来なら全ての撤去を要求していいところを「まさに危険と隣り合わせの状況」を最も住民に強いている2カ所に絞った
高江区牛道では60デシベル以上の騒音が15年度4216回、16年度6887回、17年度5840回に上った。N4地区のヘリパッド運用前の13年度の918回と比べると、15年度4・59倍、16年度7・50倍、17年度6・36倍と大きく増加している。
オスプレイなどが住宅から至近距離で旋回、離着陸を繰り返す状況は異常である。基地被害で住民を苦しめていることに胸を痛めることもなく、平然と訓練を続ける米軍、それを容認して改善責任を放棄する日本政府に強く抗議する。
N4地区ではこの間、オスプレイが午後10時以降に離着陸を繰り返し、その騒音の影響で、児童生徒が眠れずに睡眠不足となり、学校を欠席する事態も起きた。